妊活中にお酒を飲んでも大丈夫？アルコールが妊娠に与える影響を解説

妊活中は生活習慣の見直しが大切であり、お酒も控えることが望ましいです。そこで、まずは妊活中にお酒を飲むと体にどんな影響があるのかを解説します。

飲酒量が多いと、排卵障害や月経不順を引き起こすリスクがあり、妊娠が妨げられる可能性があります。これまでの研究でも、飲酒量が多い人は、飲酒量が少ない人に比べ妊娠に至りにくいことが報告されています。

また、男性も飲酒により精子の機能が低下することが報告されています。少量であっても夫婦ともに妊娠の成立に影響を及ぼすおそれがあるので、妊活中は飲酒を控えましょう。

妊娠中にアルコールを摂取すると、赤ちゃんが「胎児性アルコール症候群（FAS）」を発症するリスクがあります。

胎児性アルコール症候群は、胎児の奇形や発育遅延、中枢神経障害などをともなう先天異常です。

妊娠に気づかずに飲酒をした場合、少量でも赤ちゃんに影響する可能性があります。そのため、妊活中から飲酒を控えることが望ましいです。

妊活をはじめようと考えた時点で、できるだけ早くお酒を控えるのが理想的です。

過去の研究から、大量の飲酒は排卵や月経に影響し、妊娠に影響する可能性が示唆されています。また、妊娠に気づかずにお酒を飲んだ場合、赤ちゃんに悪影響を及ぼすことも考えられます。

これらのリスクを抑えるために「子どもがほしい」と思った段階から飲酒を控えることが大切です。

妊活中の飲酒は控えるのが望ましいですが、どうしても飲みたい場合は少量にとどめましょう。日本産婦人科医会は、妊娠中の1日あたりのアルコール摂取量が15ml未満であれば胎児への影響が少ないとしています。

しかし、妊娠中のお酒の安全量は確立されておらず、少量でも赤ちゃんに影響する可能性があります。リスクはゼロではないことを念頭においたうえで、どうしても飲みたいときは節度ある飲酒を心がけましょう。

妊娠がわかったら、完全にお酒を控えてくださいね。

ここでは、妊活中のお酒についてよくある質問を紹介します。気になる点がある人は、ぜひチェックしてみてください。

妊活中の飲酒は、妊娠の成立や胎児の発育に影響を及ぼす可能性があります。少量でもリスクはゼロではないので、夫婦ともに早めに控えたほうが安心です。

どうしても我慢できない場合は、お酒の量や頻度を少しずつ減らす、アルコール度数0.00%のノンアルコール飲料を飲むなどして、節酒生活に徐々に慣れていきましょう。