ビタミンDは妊活中の女性におすすめ！摂取方法や推奨量なども解説

ビタミンDは脂溶性ビタミンの一つで、主にカルシウムの吸収を助ける役割を担っています。骨の形成や免疫機能の維持にも関わっており、健康な体づくりに欠かせない栄養素です。

食事だけでなく、日光を浴びることでも体内で作り出されるともいわれています。また、卵胞の発育や精子の機能にも関係するとされており、ほかの栄養素とともに意識的に摂取したい栄養素です。

ビタミンDは、卵巣や排卵の機能に関係し、意識的に摂取することで妊娠の成立に役立つとされています。

ビタミンDが不足すると妊娠に関わりの深い「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌に影響を与えるため、妊活中は特に重要な栄養素といえます。

ビタミンDは、妊活を始めたタイミングから摂取するとよいでしょう。

厚生労働省は、成人女性の1日あたりの推奨摂取量を9.0μgとしています。サプリメントを利用する場合は、過剰摂取に注意しつつ、医師に相談しながら適量を心がけましょう。

また、ビタミンDばかりを摂るのではなく、ほかの栄養素とのバランスも意識することが大切です。

ビタミンDは、魚介類やきのこ類などに多く含まれています。ほかの栄養素とのバランスを考慮しながら、積極的に摂り入れましょう。

ビタミンＤが豊富に含まれる代表的な食材は以下のとおりです。

ビタミンDを過剰に摂取すると、高カルシウム血症を引き起こすおそれがあります。高カルシウム血症とは、血液中のカルシウム濃度が正常値を超え、吐き気や倦怠感、頻尿などを引き起こす病気です。

サプリメントで補う場合は、上限摂取量である100μg/日を超えないよう注意しましょう。

ほかの栄養素も満遍なく摂取しながら、必要量を補うことが大切です。

ビタミンDは、妊活中の体づくりをサポートする大切な栄養素です。

食事や日光浴に加え、必要に応じてサプリメントも取り入れながら、必要量を意識的に摂取しましょう。

また、ビタミンDは精子の運動率にも関わるといわれています。パートナーと一緒に摂取し、2人で協力しながら妊活を進めていきましょう。