
妊活中にカフェインを摂取してもいい?妊娠への影響やリスクも解説
「妊活中にカフェインを摂っても大丈夫?」と不安に思っている人もいるでしょう。
また、妊娠に気づかず摂取してしまった場合、赤ちゃんに影響があるのか心配な人もいるかもしれません。そこでこの記事では、妊活中にカフェインを摂取した場合の影響や適切な摂取量について解説します。
避けたい食品や妊活中におすすめの飲料も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
「妊活中にカフェインを摂っても大丈夫?」と不安に思っている人もいるでしょう。
また、妊娠に気づかず摂取してしまった場合、赤ちゃんに影響があるのか心配な人もいるかもしれません。そこでこの記事では、妊活中にカフェインを摂取した場合の影響や適切な摂取量について解説します。
避けたい食品や妊活中におすすめの飲料も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
妊活中にカフェインを摂取しても大丈夫?

妊活中でも、適量であればカフェインを摂取しても問題ないといわれています。
これまでの研究でも、適量の摂取であれば妊娠率や出産率に影響しないことが示されています。
ただし、妊娠中にカフェインを摂りすぎると、赤ちゃんの発育に影響を与える可能性があるため、妊娠の可能性があるときは過剰摂取に注意しましょう。
妊活中にカフェインを摂りすぎるとどんな影響がある?

妊活中にカフェインを過剰に摂取すると、ホルモンバランスの乱れや血流の悪化を招き、妊娠の妨げとなる可能性があります。
また、妊娠に気づかないままカフェインを摂りすぎていた場合、胎児の発育に悪影響を及ぼすリスクも指摘されています。
特に流産や早産、低出生体重児のリスクが高まるとされており、注意が必要です。
妊活中のカフェインはどのくらいならOK?

日本では、妊活中のカフェインの摂取量に明確な基準はありません。
しかし、世界保健機関(WHO)やカナダ保健省(HC)など海外の公的機関は、妊娠中のカフェイン摂取量について1日200〜300mg(コーヒー2杯程度)にとどめることを推奨しています。
妊活中はカフェインの摂取を特段制限しなくてもよいものの、リスクを最小限に抑えるため、妊娠を考えはじめた段階から摂取量をなるべく抑えましょう。
「1日200〜300mgまでなら絶対に安全」というわけではない
カフェインへの耐性や許容量は個人差がとても大きく、一概に「この量までなら絶対に安全」と言うことはできません。
妊活中・妊娠中のカフェインの摂取量について国際的に明確な基準が定められていないのも、同じ摂取量でも人によって影響の有無や度合いが異なることが背景にあります。
絶対的な安全量は確立されていないので「1日200〜300mg」はあくまで目安と考えるようにしましょう。
カフェインが含まれる飲み物とは?

カフェインはコーヒーだけでなく、さまざまな食品や飲み物に含まれています。
一般的なカフェインの含有量は以下のとおりです。妊活中のカフェインの摂取量を管理する際や、飲み物を選ぶ際などに参考にしてみてくださいね。
カフェインを含む主な飲み物と100mLあたりの含有量
コーヒー(粉末10g、熱湯150mL):約60mg
紅茶(茶葉5g、熱湯360mL):約30mg
緑茶(茶葉10g、90℃のお湯430mL):約20mg
ウーロン茶(茶葉15g、90℃のお湯650mL):約20mg
ココア:約20mg
エナジードリンク:約30〜300mg
妊活中におすすめの食品・飲み物は?

妊活中はカフェインを過度に避ける必要はありませんが、リスクを抑えるため、カフェインを含まない飲み物を選ぶなど工夫をすると安心です。
以下の飲み物はカフェインが含まれないため、妊活中でも飲みやすいでしょう。
妊活中でも安心して飲める飲み物
ノンカフェインコーヒー
ノンカフェイン・カフェインレスの紅茶や緑茶
ルイボスティー
ハーブティー
妊娠初期には注意が必要な種類もあるため、妊活中・妊娠中でも飲めるものか事前に確認しましょう。
麦茶
たんぽぽコーヒー
黒豆茶
妊活中のカフェインについてよくある質問

ここでは、妊活中のカフェイン摂取についてよく寄せられる疑問についてわかりやすく解説します。
妊活中にカフェインを摂ると妊娠しにくくなる?
妊活中のカフェイン摂取で妊娠率や着床率が下がるという明確な根拠はありません
現在のところ、妊活中のカフェイン摂取が妊娠率や着床率を下げるという明確な根拠はありません。ただし、過剰摂取はホルモンバランスや血流に影響を与え、体の健康を損ねる可能性があるため、適量にとどめることが望ましいとされています。
男性もカフェインを控えたほうがいい?
念のため控えておいたほうがよいでしょう
男性のカフェイン摂取については明確な悪影響を示す研究は少ないものの、精子の機能に影響を与える可能性を示唆する研究結果もあります。妊娠を望むタイミングでは、パートナーとともにカフェインの摂取量を見直し、安心して妊活に取り組めるようにしましょう。
妊活中のカフェインは適量を守り過剰摂取に注意しよう

妊活中でも、適量であればカフェインを摂っても問題ありません。
ただし、過剰摂取するとホルモンバランスや血流に悪影響を与える可能性があります。妊娠に気づかず摂りすぎてしまうリスクもあるため、妊娠を望んだタイミングからカフェインの摂りすぎに注意しましょう。
不安な場合は、ノンカフェイン飲料を取り入れるのもおすすめです。自分に合った方法で生活習慣を見直し、妊活を安心して進めましょう。
- 妊活中でも適量であればカフェインを摂取しても問題ない
- 過剰摂取はホルモンの乱れや流産、低出生体重児のリスクが高まるため注意
- 妊活中・妊娠中のカフェインの絶対的な安全量は確立されていない
- 不安な場合はノンカフェインの飲料がおすすめ
- 妊活中の男性もカフェインをなるべく控えよう
出典