【生後6ヶ月】赤ちゃんが寝ないのはなぜ？よくある原因と今日からできる対策

生後6ヶ月の赤ちゃんが寝ないことに悩んでいませんか？夜中に何度も起きたり、抱っこや授乳がないと眠れない赤ちゃんに困っているママ・パパも多いでしょう。さらに「このままで大丈夫？」「これは夜泣きなの？」と不安になることもあるはずです。そこでこの記事では、6ヶ月の睡眠時間の目安や寝ない原因、今日からできる環境づくり、夜中の対応方法をまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

トモニテ編集部

更新日: 2025年11月10日

公開日: 2025年11月9日

生後6ヶ月の赤ちゃん、どれくらい寝るのが普通？

生後6ヶ月頃になると、昼夜のリズムが少しずつ整ってくる一方で、「寝ない」「寝てもすぐ起きてしまう」と悩むママ・パパも多い時期です。

そこで、この時期の睡眠の目安を知っておくことで、今の眠りが心配なものなのか、それとも発達の一過程なのかがわかり、安心につながります。ここでは1日の睡眠時間や夜のまとまった眠りの目安、理想的な就寝・起床リズムについて紹介します。

1日の平均睡眠時間と昼寝の回数

生後6ヶ月の赤ちゃんの1日の合計睡眠時間は、約13〜14時間程度とされています。夜にしっかり眠れる子もいれば、昼寝でバランスをとる子もいます。昼寝は1日2〜3回が一般的で、合計すると2〜4時間ほどになるでしょう。

個人差はありますが、昼と夜の睡眠のトータルがこの範囲に収まっていれば、発達の目安としては十分と考えて大丈夫です。

夜のまとまった睡眠時間の目安

夜の睡眠は、6〜8時間ほどまとまって眠れるのが目安とされています。なかには夜間授乳がまだ必要な赤ちゃんもいて、途中で目を覚ますこともありますが、これも発達段階では自然なことです。連続で眠れる時間が短くても、昼寝と合わせてしっかり休めていれば問題ありません。

夜にまとまって眠れない場合は、昼寝の取り方や就寝環境を見直すことで改善のきっかけになることがあります。

就寝・起床の理想的なリズム

生活リズムを整えるためには、朝は7〜8時頃に起き、夜は20時前後に就寝するのが理想とされています。毎日同じ時間に起きることで体内時計が安定し、夜の快適な眠りにもつながります。

就寝前は部屋を暗くして静かに過ごし、入眠の合図となるルーティンを取り入れるとよりスムーズです。決まったリズムがあると、赤ちゃんだけでなくママやパパも生活が整いやすくなります。

どうして生後6ヶ月で「寝ない」が増えるの？

この時期は赤ちゃんの発達がぐんと進み、体も心も新しいステップに入るため、睡眠にも影響が出やすくなります。そのため、今までスムーズに眠れていたのに「急に寝なくなった」「夜中に何度も起きるようになった」という状況も珍しくありません。

ここでは、考えられる代表的な原因を見ていきましょう。

入眠のクセ（授乳や抱っこ）が影響している

授乳や抱っこで眠りに入ることがクセになっていると、夜中に目が覚めたときに同じ条件がないと再び眠れなくなってしまうことがあります。授乳や抱っこでの寝かしつけは赤ちゃんにとって安心できる方法ではありますが、頻回に起きてしまう原因になることも。

少しずつほかの入眠方法を取り入れることで、自分で眠りに戻れる力が育ちやすくなります。

昼寝の長さやタイミングがずれている

昼寝が長すぎたり遅い時間まで続いたりすると、夜の眠気がうまく訪れず、寝つきが悪くなります。反対に昼寝が短く疲れすぎると、夜のぐずりや頻回覚醒につながることも。

6ヶ月頃は起きていられる時間が2〜2.5時間程度なので、その範囲で活動と昼寝のリズムを調整するのがポイントです。

歯ぐずりや環境刺激など身体的な不快

歯の生え始めが原因のむずがゆさや痛みも、眠りを妨げる大きな要因の一つです。また、暑さ・寒さ、部屋の明るさや音など環境からの刺激も睡眠に影響します。

寝室の温度・湿度を整えたり、落ち着いた雰囲気をつくったりすることで不快感を減らし、赤ちゃんが眠りやすい環境を整えましょう。

今夜からできる！寝やすい環境と寝かしつけの工夫

「なかなか寝ない」「夜中に何度も起きる」という場合、環境や習慣を整えることで眠りやすさが改善する可能性があります。特別なグッズがなくても、日常の過ごし方を少し工夫するだけで赤ちゃんの睡眠は安定しやすくなります。

ここでは、今夜から取り入れられる具体的な工夫を紹介します。

就寝2時間前からの環境づくり

赤ちゃんの眠りのスイッチを入れるには、寝る2時間前から部屋の明かりを落とし、テレビやスマホなどの刺激を減らすことが大切です。静かな雰囲気に切り替えることで、赤ちゃんに「そろそろ眠る時間だよ」と合図を送れます。

室温は冬は20～25℃、夏は25～28℃、湿度は50〜60％を目安に整えると快適に眠りやすくなります。

入眠ルーティンを決めて安心感をつくる

毎晩同じ流れで寝かしつけをすると、赤ちゃんは「このあと眠るんだ」と理解しやすくなります。たとえば「お風呂→授乳→絵本→消灯」といったシンプルな流れで十分です。繰り返すことで入眠の合図になり、赤ちゃんは安心して眠りに入りやすくなります。

昼寝にも短いルーティンを取り入れると効果的です。

夜中に起きたときの対応フロー

赤ちゃんが夜中に目を覚ました場合、まずは数分見守ることから始めてみましょう。泣き方が落ち着いていれば、自力で眠りに戻れるサインです。落ち着かない場合は、布団の上からトントンや声かけをして安心させます。

それでも寝ない場合に授乳や抱っこを取り入れると、余計な習慣化を防ぎつつ必要なケアもできます。

ネントレってどうなの？

「ネントレ（ねんねトレーニング）」は、赤ちゃんが自分で眠る力を育てる方法として注目されています。ただし必ずしもすべての家庭が取り入れるべきというわけではありません。ママやパパの考え方、生活スタイルに合わせて取り入れるかどうかを決めるのが一番です。

無理に進めず、赤ちゃんも親も心地よく過ごせる方法を選ぶことが大切です。

6ヶ月の赤ちゃんは歯ぐずりで眠りにくくなることも

生後6ヶ月の赤ちゃんが「寝ない」という悩みは、多くのママ・パパに共通するものです。睡眠の目安や寝ない原因を知り、今夜からできる小さな工夫を取り入れるだけでも、少しずつ落ち着いていくことがあります。完璧を目指さなくても大丈夫。変化を赤ちゃんの成長の証と捉えながら、家族に合ったリズムを見つけていきましょう。

生後6ヶ月の赤ちゃんのは1日に合計で約13〜14時間程度寝る
入眠のクセや昼寝の影響で眠りにくくなることがある
歯ぐずりなどの身体的な変化や環境も眠りに影響する
就寝2時間前から雰囲気づくりを始め、入眠ルーティンを活用して寝かしよう
ネントレを取り入れるかは生活スタイルなどを考慮して決めよう

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