生後7ヶ月「寝ない」赤ちゃんの特徴と、ぐっすり眠れる生活リズムの作り方

生後7ヶ月は、赤ちゃんの成長が著しく、生活リズムが大きく変わる時期です。昼間の活動が増えたり、人見知りが始まったりと、刺激が多くなることで夜にぐっすり眠れないこともあります。「どうして寝てくれないの？」と悩むママやパパは多いですが、実はこの時期ならではの「よくあること」だといえるのです。

ここでは、7ヶ月の赤ちゃんの睡眠の特徴やよくある夜中の覚醒について見ていきましょう。

7ヶ月の赤ちゃんは、1日におよそ12〜13時間ほど眠るのが目安とされています。夜に10〜12時間まとまって眠ることもあれば、途中で目を覚ますこともあります。昼寝は午前と午後に1回ずつ、必要に応じて夕方に短い昼寝をする子もいるでしょう。

活動時間は2〜3時間程度が目安なので、この時間を考慮してリズムを整えてあげることで夜の睡眠も安定しやすくなります。

7ヶ月頃は夜泣きや夜中の覚醒が増える時期といわれています。脳や体の発達に伴い眠りが浅くなりやすく、寝返りやずりばいなどの新しい動きの練習を夜にしてしまうこともあるためです。

また、分離不安が出始める時期でもあるため、ママやパパの姿が見えないと泣いてしまうことも。こうした要因が重なるため、夜に何度も起きるのは珍しくありません。

生後7ヶ月の赤ちゃんが「寝ない」と感じることは多いですが、これは成長の一過程ともいえます。生活リズムや発達のスピードには大きな個人差があるため、長く眠れる子もいれば頻繁に起きる子もいます。

「ほかの子は寝ているのに……」と比べる必要はありません。多くの場合は月齢が進むにつれて自然と落ち着いてくるため、過度に心配せず赤ちゃんのペースを見守ることが大切です。

「夜になると泣いてしまう」「昼寝が短すぎて、夜にぐずる」など、生後7ヶ月頃は睡眠の悩みが増えるタイミングです。発達や生活リズムの変化によって眠りが不安定になりやすく、思いどおりに寝てくれないこともあります。

ここでは、7ヶ月の赤ちゃんが寝にくくなる主な原因を整理してみましょう。

7ヶ月頃からは、ママやパパの姿が見えないと不安になり、泣いてしまう「分離不安」が始まります。また、人見知りも強くなり、知らない人や環境に敏感になる子もいます。夜中にふと目を覚ましたときにママ・パパがそばにいないと、不安で泣き出して眠れなくなることが増えるのです。

昼寝が短すぎる・長すぎる、または夕方遅くまで寝てしまうと、夜の睡眠に影響します。特に16時以降まで昼寝が続いてしまうと、夜の寝つきが悪くなったり深夜に覚醒しやすくなったりします。

反対に昼寝が不足して疲れすぎると、かえって夜中に何度も起きることもあるため、バランスが大切です。

歯が生え始めると歯茎のむずがゆさや痛みを感じるようになるため、落ち着いて眠れないことがあります。また、離乳食が進む時期でもあり、空腹や便秘といったおなかの不快感も寝つきの悪さの原因になります。

夜中に急に泣く場合は、こうした身体の不快感のサインかもしれません。日中の授乳や水分補給、排便のリズムにも気を配りたいですね。

赤ちゃんに「授乳しながら」または「抱っこで」眠る習慣がついていると、夜中に目が覚めた際に同じ状況でないと再び眠れないことがあります。こうした入眠のクセは頻回の夜泣きや覚醒につながります。

完全にやめる必要はありませんが、少しずつ別の寝かしつけ方法を取り入れると、自分で眠れる力がついてきます。

「寝ない原因はわかったけれど、実際に今夜どうしたらいいの？」と困ってしまうこともありますよね。生活リズムや発達の影響は一朝一夕で変えられませんが、寝室の環境や寝かしつけの工夫ならすぐに取り入れることができます。

今日からできる小さな工夫で、赤ちゃんが少しでも安心して眠れるように整えていきましょう。

寝る直前まで明るい光や大きな音に触れていると、赤ちゃんの脳が刺激され続けて覚醒してしまい、眠りにくくなります。そのため、就寝の2時間ほど前からは照明を少し落とし、テレビやスマホの音を控えるようにしましょう。

お風呂や授乳もこの時間に合わせると、赤ちゃんの体温や気持ちが自然と眠りに向かいやすくなります。

「お風呂に入る→パジャマに着替える→絵本を読む→消灯」といった流れを毎日同じように行うと、赤ちゃんは「これから寝る時間だ」と理解しやすくなります。ルーティンは特別なものでなくて大丈夫。お気に入りの絵本や子守歌など、家庭に合った方法を続けることで赤ちゃんは安心することができ、寝つきがスムーズになります。

夜中に赤ちゃんが泣いたら、すぐに抱き上げたり授乳したりするのではなく、まずは数分見守ってみましょう。寝言泣きの場合、そのまま自然に再入眠することもあるためです。

泣き続ける場合はトントンや声かけで安心させ、それでも落ち着かない場合に抱っこや授乳を取り入れると、必要以上にクセになりにくくなります。

夜の寝つきや夜中の目覚めは、実は昼間の過ごし方とも深く関係しています。具体的には、昼寝の時間が短すぎたり遅すぎたりすると、夜の睡眠に影響してしまうことがあります。

ここでは、昼寝と就寝のバランスをどのように整えれば、7ヶ月の赤ちゃんがよりぐっすり眠れるのかを見ていきましょう。

7ヶ月の赤ちゃんは、午前と午後に1回ずつの昼寝が基本です。午前は短めに、午後はしっかりめに眠ると夜の就寝リズムが整いやすくなります。ただし、日中に疲れが溜まっているようであれば、夕方に30分ほどの短い昼寝を取り入れても大丈夫です。

長く寝かせすぎず、あくまで夜の就寝につなげるバランスが大切です。

この時期の赤ちゃんの1日の合計睡眠時間は12〜13時間ほどです。夜に10〜12時間眠り、昼寝で2〜3時間とれるとバランスがよいとされています。

合計時間が大きく不足すると機嫌や発達に影響することもあるため、昼寝と夜の睡眠を合わせて目安を達成する意識を持つとよいでしょう。

朝5時前後に目覚めてしまう早朝覚醒がある場合や、夜に何度も起きる場合は、昼寝や就寝時間のずれが原因になっていることがあります。夕方遅い時間まで昼寝をしていたり、夜の就寝が遅すぎたりすると眠りが浅くなりやすいのです。

就寝時間を20時前後に固定し、昼寝は16時までに終わらせるなど、1日全体のリズムを意識して調整することが改善につながります。

「生後7ヶ月の赤ちゃんが寝ない」という悩みは、多くの家庭に共通するものです。分離不安や昼寝リズムの乱れ、歯ぐずりや入眠のクセなど、原因はさまざまですが、どれも成長の一過程といえます。大切なのは、環境を整え、昼寝や就寝のリズムを工夫しながら見守ること。すぐに完璧に整えようとせず、少しずつ改善していくことで赤ちゃんも家族も安心して過ごしやすくなるでしょう。

トモニテの記事は、アプリでもっと便利に読むことができます。
アプリは記事を読む以外にも、低月齢の赤ちゃんの成長記録に便利な「育児記録」の機能もあります。

生まれてすぐの赤ちゃんの生活リズムを把握するためにつけるべき育児記録。
トモニテのアプリなら、ボタンタップで簡単につけられて便利です。
パートナー間での共有はもちろん、じいじやばあばなどその他のご家族にも共有することで育児をシェアしやすくなります。

食事・睡眠・排泄・体温の記録では、1週間分の記録をまとめて見ることができます。
睡眠のまとめで周期が見えると、お昼寝のタイミングなどが予想しやすくなるので便利です。

トモニテアプリに記録した育児記録は、無料でPDFファイルとして出力ができます。
身長・体重も記録できるので、将来お子さんに見せてあげるために印刷・保管しておくのはいかがでしょうか。

人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪