ニットがかさばる原因のひとつは、普通に畳んだときに袖が重なることなんです。

袖が何枚分も重なると、そのぶん厚みが出て引き出しの中でふくらみやすくなります。

今回の方法は、袖をまっすぐ畳まずにクロスさせるのがポイントで、これだけで重なる部分が少なくなります。

まず、ニットを広げて袖を左右交互にクロスするように折ります。

生地が重なりにくい形を意識すると、表面が平らに近づいて整いやすくなります。

この時点で、一般的な畳み方よりも厚みが抑えられた感覚が分かりやすいと思います。

袖をクロスしたら、身ごろの左右を中央に向かって半分ずつ折り込みます。

この折り方は幅をそろえやすく、しまう場所に合わせて形を整えられるのが特長です。

最後に、下から半分に折り上げると全体がまとまり、平らな状態になりやすいです。

仕上がった形は手に取ると厚みの違いが分かり、引き出しに入れた時にも重なりにくく感じられます。

ニットが増える季節は収納の見直しが必要になる場面が多いので、この方法を覚えておくと使いやすいと思います。

ニットを薄く畳む方法は、袖をクロスさせて折り進めるだけの簡単な流れです。

いつもの畳み方より厚みが控えめになり、引き出しの中がすっきり整いやすくなります。

気になる方は、ぜひ一度試してみてください。