出産のこと、孤独だった日々のこと、我が子に救われたあの日のこと——。育児のリアルは、なかなか人に話せないまま心の中にたまっていきがちだったりします。今回はトモニテ10周年を記念して、妊娠中・0〜3歳の子を育てるママ3人に集まってもらい、育児の本音をざっくばらんに語ってもらいました。
今回参加してくれたのはこちらの3人。

左から、Nさん(長女・3歳、次女・0歳10か月)/Kさん(第2子妊娠中)/Aさん(長男・1歳5か月)
「4000g超えで産まれてきた娘。こんなに大きい子、育てられるのかなって」
お子さんが産まれた当時、率直にどんな気持ちになりましたか?
長女が産まれたのはコロナ禍だったので、立ち会いも一瞬しかできない状態で、とにかく不安がいっぱい。しかも4000g超えで産まれてきて。他の新生児を見て「私こんなに大きい子本当に育てられるのかな」って。面会も来られなかったので個室の中でずっと抱っこでゆらゆらして……孤独な入院生活でしたね。
コロナ禍での出産だとそういったこともあるんですね…。今日は保育園行事で参加できなかったのですがうちは娘が1人とお腹にも子どもがいます。1人目の時は正直不安はほとんどなくて。ずっと子どもが欲しかった気持ちが大きかったからか、当時は嬉しさしかなかったですね。お産自体も安産で、病院に着いてから40分で産まれました。自分の体のダメージも少なく元気だったから精神的にも安定していたのかもしれません。
私は“しんどさ”しかなかったですよ!(笑)。なんなら、妊娠中のつわりがすごくて、病院から「諦めるという選択肢も視野に」と言われるぐらいしんどかったんです。後期には切迫早産で寝たきりになり、お腹の赤ちゃんが小さいとも言われていました。でも産まれた時は元気だったので、やっと辛さが終わったというのと子どもが元気だったことで、とにかく「ホッとした」というのが一番強かったですね。
同じ出産でも、感じたことや状況は本当にさまざま。それぞれ違うスタートから、育児という日々が始まっていきます。では、その中で「これは特にしんどかった」と感じた瞬間は、どんなときだったのでしょうか。
「ずっと1人だなっていうのが、じわじわしんどかった」
——孤独だった日々。私たちを救ってくれたもの
育児をしていて一番辛かった時期はいつ頃でしたか?また、しんどい時期をどう乗り越えたかを教えてください。
私は授乳が軌道に乗るまでの最初の2ヶ月が一番辛かったです。授乳の姿勢を間違えて詰まっちゃったり、なんで泣いているのかもわからなくて。行政から紹介してもらった助産師さんに家に来てもらい、指導してもらってから軌道に乗りました。
最初の授乳って本当に大変ですよね。私は時期が違って、一番辛かったのは1歳になった後の自宅保育の時期です。イヤイヤ期が早く始まってしまって、ワンオペでずっと家で2人でいると社会的な繋がりもなくてきつかったです。落ち込んだ時は、意識的に外に出て遊び場に行き「同志がいる!」と自分を奮い立たせたり、実家に帰って親と話したりしていました。あとは育児で分からないことや情報を調べる必要があるときは、トモニテさんのような医師や栄養士の監修が入っている、信頼できる記事を読んで参考にしていました。
社会的な繋がりがないのってきついですよね。私も夫の休みがほとんどなく、退院したその日からほぼワンオペ状態で。私は関西から関東に来ていて知り合いもそこまでいないので、家でずっと子どもと2人きりという時もよくあって…。
でも、そんな時でもトモニテのアプリの動画を見て、家の中でできる遊びを一緒にやってみることもありましたね。あと、離乳食の時はアプリの「食べたものチェック」機能をよく使っていました。スーパーで見ながら「これ食べたっけ?」と確認できるので便利でしたね。

「ママたち真面目なこと話してるね〜」「ね〜。そんなことよりこれ、良い感じに積み上がってきたんじゃない?」
そんな日々を過ごしていても、ふと出てきてしまうのが「他の子と比べてしまう気持ち」です。
比べなくていいのは分かっていても、どうしても気にしちゃう
——他の子との比較と、我が子が教えてくれたこと
他のご家庭のお子さんと比べて焦ってしまった経験やエピソードはありますか?
赤ちゃんの時はつかまり立ちまでは早かったのに、手を離して立つまでに時間がかかった時は焦りました。最近だとトイトレで周りがパンツになってくると焦ってしまって。比べなくていいと分かっていても、どうしても気にしちゃいますね。
そうなんです。でも最近は「美味しいご飯作ってくれて、ありがとう」「この服可愛い〜!買ってくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えてくれるようになって、じーんときてます。そういう時に、この子にはこの子のペースがあるし、良さだってたくさんあるんだなと我に立ち返る時があります。
「大人になって喋れない人はいないし、得意不得意がある」
私は、うちの子と同じ日に産まれた子が、寝返りも歯が生えるのも早かったので気にすることはありましたね。でも、大人になって喋れない人はいないし、得意不得意があるから比べないようにしようと思うようになりました。最近は少し話すようにもなってきたのですが、ボキャブラリーが少ない中で、私の名前の『あやちゃん』と呼んでくれるのが嬉しいです。「ママ」という使命感よりも、一人の人間として好きな人に名前を呼ばれる感情に近くてすごく嬉しいですね。
焦ったり、比べたり。それでも、我が子の言葉や笑顔にふっと救われる。そんな日々を過ごしてきた3人は、あの頃の自分に声をかけるとしたら、どんな言葉をかけるのでしょうか。

初対面にして楽しそうに遊び出す2人
「そんなに心配しなくてもすごくいい子に育つから、気楽にやって」
——あの頃の自分へ。そしてこれからの10年へ
今、産まれたばかりの頃の大変だった自分に声をかけるなら何と言ってあげたいですか?そして、これからの10年で大切にしていきたいことを教えてください。
あの頃の自分には「そんなに心配しなくてもすごくいい子に育つから、気楽にやって。私たちなりのやり方を見つけてやっていこう」と言いたいです。仕事もしていて関われる時間は限られていますが、これからの10年も一瞬一瞬、密度の濃い時間を大事に過ごしていきたいです。
私は、「使えるものはうまく使って」と言いたいです。最初は全部自分でやらなきゃと思って爆発してしまったので、子育てをプロジェクト化して、「自分だけでやろうとせずにもっとみんなで楽しくやろうよ」って言ってあげたいですね。そしてこれからの10年、自分があれこれ誘導するのではなく、娘が「やりたい!」と言った時に応援できる環境を作ってあげられる親になりたいです。
私は離乳食作りでいっぱいいっぱいになっていたこともよくあったので、「離乳食のお米も鍋じゃなくて炊飯器でいいよ。毎日マックスで頑張らなくてもいい、食べてくれたらラッキーで気楽にやっていいよ」と言ってあげたいです。これからもっと悩むことが増えていくと思いますが、距離を取りつつも見守って、この子はこの子らしく、好きなことを何でもやらせてあげて、たくさん寄り添ってあげたいです。
最初から「完璧な親」なんてどこにもいない。
3人の話を聞いて改めて感じるのは、育児の大変さは人それぞれでも、「孤独」や「不安」はみんなどこかで経験しているということ。そしてそれを乗り越えてきたのは、正解を見つけたからじゃなくて、自分なりのやり方を少しずつ見つけてきたからなんだと思います。
トモニテはこれからも、正解をただ示すのではなく、「こんな考え方もあるよ」とそっととなりで寄り添える存在でありたいと思っています。トモニテは今年で10周年。10年間、ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします!

「これからもトモニテをよろしくね!」
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