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「自然は子どもを育てる」——コールマン日本創業50周年発表会で聞いた、外遊びの大切な話

「自然は子どもを育てる」——コールマン日本創業50周年発表会で聞いた、外遊びの大切な話

アウトドアブランド「コールマン」が、日本創業50周年を迎えました。記念イベントが開かれたのは、東京国立博物館。歴史ある建物と緑豊かな日本庭園を舞台に、子育て中のパパ・ママにもぜひ聞いてほしいトークが繰り広げられました。
アウトドアブランド「コールマン」が、日本創業50周年を迎えました。記念イベントが開かれたのは、東京国立博物館。歴史ある建物と緑豊かな日本庭園を舞台に、子育て中のパパ・ママにもぜひ聞いてほしいトークが繰り広げられました。

50年目の問いかけ——「子どもたちは、自然と遊べているか?」

1976年に日本でのブランド展開をスタートしたコールマンは、2026年で創業50周年。その節目を記念した発表会のテーマは、「子どもの成育と自然体験の関係」でした。

登壇したのは、教育・保育評論家で東京大学名誉教授の汐見稔幸先生、モデル・タレントで5歳の女の子のママでもあるmaiさん、そしてコールマン・マーケティングディレクターの根本昌幸さんの3名。

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「アウトドアブランドがなぜ子育てを語るの?」と思った方もいるかもしれません。でも、話を聞けば聞くほど、その答えが見えてきました。

「人間は自然の中で生きるように設計されている」——汐見先生が語る、外遊びの本質

汐見先生がまず話してくれたのは、現代の子どもたちを取り巻く環境の変化について。

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昔は道路が子どもたちの遊び場でした。異なる年齢の子どもが集まり、上の子が下の子に遊びを教え、ルールを決め、社会性を育てていた。でも70年代から80年代にかけて道路が舗装され、自動車の通行空間に変わっていくにつれ、子どもたちは外で遊ぶ場所を失っていきました。

「今の子どもたちが体験できていない最大のことは、自然の中で群れて遊ぶことです」と汐見先生。

さらに先生が教えてくれたのが、森の中で過ごすことの科学的な効果。木々が発する「フィトンチッド」と呼ばれる成分が人体に作用し、免疫機能を高めることがわかってきているのだそう。「人間は何十万年もの歴史の中で、自然と共に生きてきた。その感覚は、私たちの遺伝子の中にしっかり残っている」という言葉が印象的でした。

コロナ禍で子育てをしたmaiさんの、リアルな葛藤

maiさんが娘を出産したのは、コロナ禍まっただ中の2020年。

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「公園に行くだけで叩かれていた時代。外に出たいけど出られないという矛盾と葛藤がずっとありました」と振り返ります。

汐見先生のお話を受けて、maiさんは「外に出て自然に触れることの大切さを改めて感じた」と話してくれました。そして、「私みたいに外遊びをさせたいけど、何から始めればいいかわからないご家庭も多いはず。これをきっかけに、一歩踏み出してほしい」とも。

同じように悩んでいるパパ・ママへの、等身大のメッセージが心に響きました。

親がすべき「たった一つのこと」

「外遊びで、親はどう関わればいいですか?」——maiさんからの素朴な質問に、根本さんと汐見先生が答えてくれました。

根本さんからのアドバイスは「"ダメ"をやめること」。都会での生活は制限だらけ。でも自然の中では、なるべく子どもの行動を受け入れてあげてほしいといいます。そして「親が楽しんでいれば、子どもは絶対に楽しむ」という言葉も。

汐見先生は「子どもの遊びは、指示されてするものじゃない。子どもが自分で見つけるもの」と話します。ただ、どう遊んでいいかわからない時は、親が一緒になって遊びを見せてあげることも大切だと教えてくれました。

コールマンがキャンプを広める理由

コールマン・マーケティングディレクターの根本さんは、「キャンプの魅力は、いい景色を見るだけじゃない」と言います。

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雨が降ったらどうするか。暗くなったら何をするか。そういった「偶然起こること」に対応する力こそが、子どもの非認知能力を育てる。それに気づいてから、コールマンは道具を売るだけでなく、子どもの自然体験をサポートする活動に力を入れるようになったのだそう。

2007年からは小児がんなどの難病の子どもたちをキャンプに招待する活動も継続支援するなど、その取り組みは幅広く続いています。

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50周年記念アイテムも初お披露目!

会場の日本庭園では、今回初めてのお披露目となる50周年記念アイテムの展示も行われました。その他コールマン商品が数多く展示されていました。

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※コールマン日本創業50周年記念アイテム

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ピクニックやデイレジャー、チームスポーツなど、キャンプ以外のシーンを想定したアイテムも並びました。コールマンの歴史を語るロングセラーアイテムと最新アイテムの比較展示も見どころのひとつでした。

アウトドアへの"最初の一歩"は、思ったより小さい

「テントを張るなんてハードルが高い……」と感じている方も多いはず。でも根本さんは「今は道具がどんどん進化して、簡単になっています。まず体験できる場所も増えているので、一度参加してみてほしい」と話してくれました。

近所の公園や、ちょっとした自然の中でも、子どもは十分に育っていく。大切なのは、まず外に出ること——。

発表会を通じて、そんなシンプルなメッセージを受け取りました。今年の夏休みはぜひキャンプに出かけてみてはいかがでしょうか。

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