【小児科医監修】赤ちゃんと子どもの症状別ホームケア　けいれんのホームケア

1. 衣類やおむつをゆるめてラクにする
2. けいれんが何分くらい続いたか時間を計る
3. 刺激を与えないようにしてようすを見る

赤ちゃんが突然けいれんを起こすと、ママは気が動転してどうしていいかわからなくなってしまいがち。揺さぶったり、口にものを入れたり刺激を与えるのは厳禁です。ただ、ほとんどのけいれんは3～5分程度で治まるので、そばで見守り、落ち着いて対処してください。しかし、けいれんが5分以上続いて止まらなかったり、意識が戻らなかったりしたときは、救急車ですぐに病院に連れて行ってください。

けいれんに気づいたらすぐ、硬直した体を締めつけないよう、平らな場所に寝かせてから衣類のボタンをはずし、赤ちゃんがゆったりとラクになるようにしておきます。同時におむつもゆるめておきます。

嘔吐しそうなようすが見られたら、吐いたものが気道に入って窒息しないよう、体ごと横向きにして寝かせます。首まわりに飾りのある衣類は、顔や鼻をふさぐおそれがあるので着替えるかはずしておきます。

揺さぶったり、手足を押さえたり、強く抱きしめたり、大声で名前を呼んだりすると、それが刺激になってけいれんが長引くことが。また、舌をかまないようにと口の中に指やものを入れるのも、窒息の危険があるので絶対にやめます。

けいれんが何分くらい続いたかを計ることは、病状を知るために重要です。けいれんしている時間を計って記録しておき、医師に伝えましょう。同時に顔色や目の動き、けいれんが左右対称に起きているかどうかも観察します。

けいれんが治まったら熱を測り、受診のときに医師に伝えます。水分を欲しがったら湯ざましなどを少しずつ与え、しばらく安静にしてようすを見ます。

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