【小児科医監修】事故の応急手当て・転んだ、落ちた
子どもが転んでも安全な環境作りを
赤ちゃんや子どもは体のわりに頭が大きく、バランス感覚も十分に発達していないため、転んだり、頭から落ちてしまったりすることがよくあります。さらに大人より視野が狭いために、ものにぶつかって転びやすくもあります。ですから、家の中では赤ちゃんや子どもが危険なところに近寄れないように柵をつけて転落を防止したり、床にやわらかいマットを敷いて転んでも安全な環境を整えるなどが大切です。
応急ケアのポイント
1. 意識があるかどうかを確認する。
名前を呼び、肩をつねるなどして、意識があるかどうかを確かめます。
2. 全身をくまなくチェックして、症状に応じた対処をする。
- 傷や出血がある場合
軽い傷や少しの出血ならば、応急手当てをします。(下記のリンクを参照) - こぶやあざ、皮下出血がある場合
ぬれタオルで冷やすと痛みがやわらぎますが、いやがる場合は無理に冷やさなくてもいいでしょう。元気があっても当日は入浴を控えて安静にします。2〜3日ようすを見て、容態が変わったら病院へ行くこと。 - 腕や足を痛がる場合
腕や足をだらりとしているときや、触ると激しく泣くときは、骨折や脱臼(だっきゅう)の疑いがあります。雑誌などを当てて患部を固定したり、バスタオルでくるんだりしても。きつく締めすぎないようにしながら至急病院へ。 - 頭を打った場合
大声で泣き、その後ふだんどおりなら安心ですが、当日の入浴は控えましょう。頭蓋内出血(ずがいないしゅっけつ)を起こすこともあるので、2〜3日ようすを見て、容態が変わったら病院へ連れて行きましょう。 - 意識がない、けいれんや嘔吐を起こした場合
すぐに救急車を呼びます。もしも頭を打っていた場合、症状を悪化させるおそれがあるので体は揺さぶらないこと。
受診の目安をチェック
救急車で大至急病院へ
□ 折れた骨が見えている。
□ 意識がなく、呼びかけに反応しない。
□ うとうとしてすぐに眠り込む。
□ けいれんを起こした。
□ 繰り返し吐く。
□ 傷口が大きく、出血が止まらない。
診察時間外でも病院へ
□ 腕や足がひどく曲がっている。
□ 肩やひじ、指などがだらんとして動かずに痛がる。
診察時間内に病院へ
□ 動かすと痛がるところがある。
家でようすを見る
□ きげんはいい。
予防ポイント
- ベビーベッドに寝かせるときは、 必ず柵をたてる。
- 寝返りがまだでも、テーブル、ソファーなど高いところには寝かせない。
- 危険なところにつながるドアや窓にはストッパーを。
- 階段の上下に転落防止用の柵を取り付ける。
- 踏み台になりそうなものを置かない。
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