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赤ちゃんの背中スイッチ 寝かしつけの攻略法はある?
背中スイッチとは
赤ちゃんを抱っこの状態で寝かしつけた後、布団の上に寝かせようとしたときに赤ちゃんが泣き出す現象を指します。布団に背中がついた瞬間に泣く様子が、まるで背中にスイッチがついているかのようで、「背中スイッチ」と呼ばれています。
背中スイッチが入る赤ちゃんをもつママ・パパにとって、昼夜問わず布団に寝かせるたびに泣かれることは、子育ての大きな悩みのひとつ。成長と共に泣くことは少なくなっていくとわかっていても、毎日泣かれるとやはり大きな負担に感じることもありますよね。
背中スイッチの入らないような工夫を色々試して、親も赤ちゃんもお互いに安心して寝られる方法を見つけましょう。
背中スイッチはいつからいつまで
期間は一人ひとり全く異なります。全く泣かない子もいますし、新生児期は泣かなかったのに1歳になって急に泣き出す子もいます。
違いは一人ひとり生活リズムが異なっていることや、体のつくりが異なっていることが関係しているようです。
背中スイッチが発動して泣く間は、抜け出せないトンネルのように感じるかもしれませんが、いつかは必ず終わります。赤ちゃんが寝ているときなど、寝られるときは一緒に寝て根気よく寄り添ってあげてください。
背中スイッチのON/OFF
背中スイッチが発動する理由ははっきりしていませんが以下のような要素があるようです。
背中スイッチがONになる要素
- 環境が変わることへの不安
抱っこされたまま寝たあとにママやパパから離れることで不安になり泣いてしまうようです。
また、温度も大きく関係しています。暖かかった状態から少しひんやりする布団に触れることで驚いてしまう場合もあるようです。
- 一人で寝る力がない
赤ちゃんにはまだ、一人で眠りにつける力が身についていません。
一人で寝ることのできない赤ちゃんをサポートするために、おっぱいをあげてお腹と心を満たしてあげたり、心地よい揺れを与えてあげたりして寝かしつけをしてあげることが必要です。抱っこもサポートのひとつで、手から離れてしまうと一人になったと思い泣いてしまうようです。
- モロー反射
個人差はありますが、生後すぐから4〜6か月の赤ちゃんに見られる反射のひとつ。赤ちゃんを抱いている状態から急に手を頭から離したり、赤ちゃんを下ろそうとした時に、手を開いたまま腕を急速にまわして伸ばす反射のことです。驚きや不安が応じたときの防衛反応で、このモロー反射によって赤ちゃんは目が覚め、泣いてしまうとも考えられています。
- 不安定な生活リズム
新生児期はまだ生活リズムが整っていません。
寝る時間と活動する時間がバラバラなので、ちょっとした物事で目が覚めてしまうこともあります。
背中スイッチがOFFになる要素
生活リズムが整ってきて、一人でも寝られるようになれば背中スイッチは入りにくくなります。成長と共に活動する時間も増えることにより、眠りの質も向上してきます。
赤ちゃんが一人でも、安心して寝られる経験を重ねてあげることが、背中スイッチをOFFのままにさせる要素の一つだといえます。
助産師おすすめの背中スイッチ攻略法
背中スイッチ発動の攻略法は、一人ひとり違います。お尻から寝かせていたのを頭から寝かせるようにしただけでも泣かないようになった子もいます。
今回は、背中スイッチに困っているママパパにぜひ試していただきたい寝かせ方をご紹介します。
用意するもの
- C型のクッション
- バスタオル2枚
(ドーナツ型のクッションを使用する場合はバスタオルを1枚用意してください。クッションがない場合はブランケットをドーナツ型に置いても代用できます。)
攻略法
1. 寝かせたい場所にC型クッションを置き、空いているところに棒状に丸めたバスタオルを置き、ドーナツ型にします。
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2. ドーナツ型にしたクッションの上にバスタオルをかけます。
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3. ドーナツの中央部分を凹ませます。
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4. 凹ませた部分に赤ちゃんのお尻を下ろし、ゆっくり寝かせます。
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5. 寝かせたあと、赤ちゃんの胸に手を当ててあげると安心します。
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注意点
クッションの上での長時間の睡眠は推奨していません。
ドーナツクッションに布がハンモック状になっていれば首がつまらないので大丈夫ですが、クッションが分厚いようであればお尻の下にバスタオルをたたんで底上げをし、赤ちゃんのお尻が沈みすぎないようにしてあげましょう。
そして時々、首がつまっていないか確認しましょう。顎の下に指一本分の隙間が開くように寝かせるのがポイントです。
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背中スイッチで泣く赤ちゃんを見て、泣きそうなくらい困っているというママの声も聞きますが、いつかは必ず一人で寝てくれる日がきます。今背中スイッチに困っている方は、ぜひ今回紹介した方法を試してみてくださいね。
根気強く寄り添うことも大切ですが、ママとパパの体調管理も大切です。一人で頑張らず、たまにはリフレッシュもしてくださいね。
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