【医師監修】妊婦がアイスを食べても大丈夫?気になる注意点は?
すっと口の中で溶けるアイスに助けられたことも少なくないはず。
妊娠中のママがアイスを食べるときにはいくつか注意すべき点もあります。
今回は妊娠中のアイスにまつわる情報をお届けします。
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妊娠中のアイスは食べてもOK
妊娠中にアイスを絶対に食べてはいけないというわけではありません。
現在日本のアイスクリームは、乳及び乳製品の成分規格等に関する省令 によって牛乳、クリームなどの乳製品、砂糖、 油脂なども厳しい基準に適合したものが原料として使われています。定められた品質規格や製造基準をクリアしたものだけが販売されています。
そのため、一般的に日本国内の市場に売られているものであれば、妊娠期に食べても食中毒にかかるリスクは低いといえます。
アイスはできるだけ控えた方がよい場合も
アイスを食べるときに注意が必要な妊娠中のママもいます。
医師からカロリーの制限を指導されているとき
妊娠中の体重は、少なすぎても増えすぎてもママと赤ちゃんにとってよくありません。
もともと肥満傾向のある妊娠中のママの体重が増え過ぎてしまうと、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などを引き起こす可能性が高くなります。
医師や助産師から体重や妊娠の経過について指導を受けている場合には、アイスは控える、もしくは量を決めるなどして食べ過ぎないようにしましょう。
妊娠糖尿病と診断されたとき
妊婦健診で血糖値が高かったり、尿検査で尿糖が検出されたと指摘を受けたママもいるかもしれません。
妊娠すると、ママの体はお腹の赤ちゃんに優先的にブドウ糖を送るような仕組みに変化します。その結果ママの体の糖代謝が変化し、リスク因子を抱えていた場合などは血糖値が正常範囲を越えることがあります。
このように、妊娠中に初めて発見された糖代謝異常のことを妊娠糖尿病といいます。
血糖値が高い状態が続くと、赤ちゃんが大きくなりすぎたり、羊水が増えすぎたりして、早産や難産になりやすくなります。
ママの体と赤ちゃんのため、きちんと本人にあわせたカロリーをとっていくことが必要になるので、アイスを食べたい場合は医師や助産師、管理栄養士などに相談しましょう。
妊娠糖尿病の診断のあるときは、無理なカロリーの制限ではなく、高血糖を予防し、血糖値の変動を少なくできるようにします。例えば、1日4〜6回に分けた分割食とすることがあります。
食事療法に加えて、必要時はインスリン(膵臓で作られ血糖を下げるホルモン)を使用します。それぞれの妊娠中のママに合わせた血糖のコントロールをしていくことが大切です。
ママひとりひとりに一番適した食事療法は変わってきます。必ず、医師や管理栄養士に相談のうえ進めていきましょう。
妊娠中アイスを食べるときの注意点4つ
①妊娠中は栄養バランスが大切、適量を守ろう
つわりの時期、アイスやフルーツなど口当たりの良いものしか食べられないこともあります。そのような場合は食べられるものを食べることも必要ですが、つわりがひどいときには無理せず医師に相談しましょう。水分不足で脱水となったり、ビタミンB1が不足することでウェルニッケ脳症※を引き起こす可能性もあります。
そうでない場合は、できる限りママやお腹の赤ちゃんに必要なエネルギー量と栄養素が摂れるよう、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
妊娠中に必要なエネルギー量は年齢や時期にもよりますが、妊娠末期で非妊娠期の+450kcalほど。
◼︎妊娠期・授乳期のエネルギー摂取基準(推定エネルギー必要量:1日当たり)
© every, Inc.
(参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」 をもとに作成)
※身体活動レベル
Ⅰ:生活の大部分を座って過ごす人。
Ⅱ:仕事中も座って過ごすことが多いが、職場内の移動や、立って作業、接客するときには動いている。
通勤や買いもの、軽いスポーツなどを行う。
Ⅲ:移動することや立って過ごすことが多い。スポーツを習慣にしている。
※ウェルニッケ脳症
ビタミンB1(チアミン)の不足により、引き起こされる神経系の病気です。意識がはっきりしなくなったり、眼球の運動が異常になる、うまく歩けなくなるなどの症状が出現します。
ついつい、アイスを2個、3個と手を伸ばしたくなることもあるかもしれませんが、アイス100gでおよそ180kcal程度あることを意識しておきましょう。
また冷たい食べ物を一気に食べ過ぎると下痢になることもありますので量には注意しましょう。
バランスを意識しつつ体調に合わせてデザートを楽しみたいですね。
妊娠中の体重についての目安
妊娠中の推奨体重増加率は、妊娠前の肥満指数(BMI=body mass index)をもとに計算することができます。
BMI = 体重kg ÷ (身長m)2
全妊娠期間を通しての推奨体重増加量
BMI18.5未満(やせ) +12〜15kg
BMI18.5〜25.0未満(ふつう)+10〜13kg
BMI25.0〜30.0未満(肥満:1度) +7〜10kg
BMI30.0以上(肥満:2度以上) 個別対応(上限+5kgまでが目安)
②いつ購入したかわかるアイスを食べよう
実は、アイスクリームに賞味期限は記載されていません。−18℃以下で保存されていれば細菌が増えることは少なく品質も保持できるとされているからです。
自宅の冷凍庫は開閉も多く温度も変化しやすいので、あまりにも長期間保存したアイスクリームは品質が変わっている可能性もあり、妊娠中にはおすすめできません。
購入した時期がわかるものをなるべく早めに食べるのが安心です。
③カフェインを含むものは控えめに
妊娠中に控えたい成分として、カフェインが挙げられます。
WHO「妊娠中のカフェイン摂取を制限する」 によると一日のカフェイン摂取量が 300 mg を超える妊婦に対しては、流産や新生児の低体重リスクを低減するために、妊娠中はカフェイン摂取量を制限するように注意喚起しています。
アイスでは抹茶、紅茶、コーヒーフレーバーなどにカフェインが含まれています。
メーカーにもよりますが、それらの製品1個あたりのカフェイン含有量は約50〜80mgとなっています。
アイスに含まれる量は多くはありません。ですが、1日に何個も食べることは控えたほうがよいでしょう。
④アルコールを含むものはやめておいた方が安心
アルコールが含まれるアイスといえばラムレーズンがあります。
ラムレーズンアイスに含まれるアルコール分は0.6〜1.6%程度とビールなどのアルコール飲料に比べると少ないですが、日本産科婦人科学会では少量でもアルコールを控えることを推奨しています。(日本産科婦人科学会「妊娠中の飲酒について」)
アイスに含まれるアルコールも微量ですが、妊娠期にはおすすめはできません。
⑤妊娠中は歯周病になることも、できる限りケアしよう
妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯肉炎になりやすいといわれています。さらにつわりにより食べ物の好みが変わったり、歯磨きが思うように行えなくなるママも。
アイスクリームは口溶けが良く歯にはくっつきにくいですが、糖分が多い食べ物です。
気持ちが悪くて歯磨きができないときはうがいだけでもするようにしましょう。
各市町村では妊婦歯科検診を推奨しています。母子手帳や住んでいる地域の歯科医院に確認し、この機会にぜひママのお口のトラブルを確認できるとよいですね。
_______
妊娠中の食事はできる範囲でバランスよく取ることが大切です。
食べすぎも、過度なダイエットも、ママや赤ちゃんへ悪影響を及ぼす可能性があります。気になることがあるときは、医師や助産師、栄養士などの専門家に相談してみましょう。
適度にアイスを楽しみつつ、それぞれのママに合った妊娠生活を送れるとよいですね。
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写真提供:ゲッティイメージズ
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