【管理栄養士監修】離乳食の小松菜｜いつからはじめる？進め方やレシピ・アレルギーについて解説
おかゆに混ぜることで、小松菜の青臭さが軽減され、赤ちゃんが食べやすくなりますよ。
今回は、小松菜はいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
おかゆに混ぜることで、小松菜の青臭さが軽減され、赤ちゃんが食べやすくなりますよ。
今回は、小松菜はいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
小松菜はいつから食べられる？
離乳食初期からOK！アクやクセの少ない青菜
野菜は離乳食開始から1週間ほど経ち、おかゆに慣れた頃に始められます。
野菜のなかでも小松菜は、離乳食初期の生後5～6ヶ月頃から食べられます。
調理の前に、水で洗って葉や茎に付いた土や汚れを落としましょう。
ほうれん草に比べてアクやクセが少ないため、長時間水にさらしてアク抜きをしなくても大丈夫です。
やわらかくゆでてから、すりつぶしたり、細かく刻んだり、とろみをつけたりして与えましょう。
小松菜を始めとした青菜は、繊維が多いことが特徴。はじめのうちは小松菜の柔らかい葉の部分だけを使用します。
茎の部分は、繊維が多く固いので、しっかり噛めるようになる時期から与えます。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
離乳食後期や完了期になり、茎も食べられるようになってきた際、子どもが食べづらそうだと感じたときは目安よりも少し細かくして様子を見ましょう。
どのくらいの量を食べさせたらよい？
子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。
初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。
離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください
小松菜の固さや大きさの目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。
小松菜の時期別の大きさ・固さの目安
© every, Inc.
下ごしらえのコツは？
・根の部分は切り取り、よく洗い泥を落とす
※根を切った方が完全に泥を取ることができます
・お湯からゆでる
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
小松菜などの葉物野菜は、栄養や色味をキープするため沸騰したお湯からゆでましょう。
強火でやわらかくゆでたら、お湯を捨てて、サッと水をかけて絞ってから調理をしましょう。
調理方法
時期ごとに調理方法をご紹介します。
初期（生後5～6ヶ月頃）
茎は使用しないで、葉を使用します。やわらかくゆでてから、細かく刻んでからすりつぶし、裏ごしをします。
初期は、お粥などと混ぜたり、とろみをつけてより食べやすくします。
中期（生後7～8ヶ月頃）
茎は使用しないで、葉を使用します。やわらかくゆでてから2〜3mm四方に刻みます。子どもの好みに合わせて、とろみをつけてもよいでしょう。
後期（生後9〜11ヶ月頃）
茎も使用していきます。葉と茎をやわらかくゆでたあと、5mm四方に刻みます。子どもの好みに合わせて、とろみをつけてもよいでしょう。
完了期（1〜1歳6ヶ月頃）
茎も使用していきます。葉と茎をやわらかくゆでたあと、1cm四方に刻みます。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
苦手な赤ちゃんも多い、葉物野菜の繊維。ゆでて細かく刻む際、包丁で縦と横に刻むと繊維を断ち切れますよ。
食物アレルギーについて
小松菜は、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
小松菜を使った簡単レシピ
抹茶みたい！？ 小松菜と黒豆の蒸しパン（1歳〜1歳6ヶ月頃から）
黒豆が余ってしまったときにおすすめしたいレシピです。
色鮮やかな小松菜の緑色が抹茶のような、蒸しパンです。子どものおやつにいかがでしょうか？
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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