【管理栄養士監修】離乳食のかつお|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
今回は離乳食のかつおはいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
今回は離乳食のかつおはいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
かつおはいつから食べられる?
離乳食中期以降からOK!必ず加熱調理して
離乳食に使用する魚は、月齢によって白身魚、赤身魚、青魚の順に取り入れていきましょう。
かつおやまぐろ、めかじきなどの魚は赤身魚に分類されます。
白身魚に慣れた生後7ヶ月頃の離乳食中期から与えるようにしましょう。
刺身用の切り身は骨が少なく、調理しやすく便利です。
ただし、生で食べるのは消化に悪いうえ、食中毒の心配もあります。離乳食には必ず加熱してから与えましょう。
また、加熱すると身が固くなるので、とろみを付けたり、豆腐などをあえて食べやすくしてあげましょう。
ヒスタミンによる食中毒について
かつおは、鮮度が落ちると、食中毒を引き起こす「ヒスタミン」が生成されている可能性があります。
鮮度のよい物を選び、鮮度が低下した恐れのある魚は食べないようにしましょう。
ヒスタミンは、調理時に加熱しても分解されません。初めて食べる際は少量から始めましょう。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
魚を離乳食に取り入れるには、白身魚からスタートさせることをおすすめします。
ひらめやたい、たらなどの白身魚やしらすは離乳食初期の生後5~6ヶ月頃から使用し、慣れてきたら赤身魚を使用していきます。
少しずつ、淡泊な食品から脂質を含む魚に移行していきます。
どのくらいの量を食べさせたらよい?
初めて食べさせる場合は、ほかの食材と混ぜたりせずに与えます。
少ない量の、子ども用スプーンのひとさじから徐々に量を増やしていきます。
かつおの固さや大きさの目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。
かつおの時期別の大きさ・固さの目安
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
・新鮮なかつおの切り身を用意する
調理方法
時期ごとに調理方法をご紹介します。
過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!
初期(生後5~6ヶ月頃)
この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。
中期(生後7~8ヶ月頃)(動画ではまぐろを使用しています)
動画で作り方をチェック!
後期(生後9〜11ヶ月頃)(動画ではまぐろを使用しています)
動画で作り方をチェック!
完了期(1〜1歳6ヶ月頃)
ゆでた後、1cm程度にほぐして与えます。
食物アレルギーについて
かつおは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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