【管理栄養士監修】離乳食のバター|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
市販のバターは主に、食塩が入っている有塩バターと、食塩が入っていない無塩バターの2種類があります。
今回は赤ちゃんにバター与えられる時期や選び方のポイントなどをご紹介します。
市販のバターは主に、食塩が入っている有塩バターと、食塩が入っていない無塩バターの2種類があります。
今回は赤ちゃんにバター与えられる時期や選び方のポイントなどをご紹介します。
バターはいつから食べられる?
バターは中期の生後7ヶ月頃から少しずつ。アレルギーに注意して
バターは、大きく分けて2つの種類があります。
一つは有塩バターといい、塩分が添加されたもの。いわゆる一般的なバターです。
もう一つは無塩バターといい、製造過程で塩分を加えないバターで、主に製菓用に利用されます。
調理に使用することで風味が増しますが、脂肪分はもちろん、有塩バターは塩分も多く含まれており、どちらも離乳初期の5〜6ヶ月頃までは使用できません。
また、原材料に生乳が使用されているため、食物アレルギーがある場合は注意しましょう。
生後7ヶ月頃から、風味付けに少量程度なら使うことができます。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
離乳食に使用するバターは、できれば食塩不使用の無塩バターを使いましょう。
食物アレルギーについて
バターの主な原料は生乳であり、バターは乳製品の一種です。
乳製品は特に食物アレルギーが起こりやすい食品です。
そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間帯に与えるようにしましょう。
どれくらいの量を与えたらよい?
離乳食でバターは風味付け程度にごく少量を使うようにしましょう。
初めて与える場合は、少量(1食=小さじ1/4~1/2)から始めてみましょう。
バターの目安量
子どもの成長に合わせて、食材の量を変えます。
バターの時期別の目安量
© every, Inc.
バターの選び方ポイント
・できるだけ塩が含まれていない無塩バターを選ぶ
・バターと似ているが、マーガリンの使用は避ける
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
マーガリンはバターと味わいなどが似ていますが、バターと違い、心臓病等の原因になるトランス脂肪酸を多く含んでいます。
離乳食には、マーガリンの使用を避けましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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