【管理栄養士監修】離乳食のトマトケチャップ|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
普段の料理で活躍しますが、離乳食では後期を過ぎた頃から上手に取り入れていきましょう。
今回は離乳食のトマトケチャップはいつから与えられるのかや選び方などもあわせてご紹介します。
普段の料理で活躍しますが、離乳食では後期を過ぎた頃から上手に取り入れていきましょう。
今回は離乳食のトマトケチャップはいつから与えられるのかや選び方などもあわせてご紹介します。
ケチャップはいつから食べられる?
ケチャップは離乳食後期から。上からかけ食べるのは控えて
トマトケチャップには、体の中でビタミンAになるカロテン、抗酸化作用をもつリコピン、うま味のグルタミン酸などトマトに含まれる成分が含まれています。
肉や豆類と野菜の煮物などや、ハンバーグだね、ケチャップライス、パスタの味つけなど様々なメニューに活用できます。
後期の生後9〜11ヶ月頃からでも与えることができますが、大人の料理の取り分け等で、少量入っている程度で留めましょう。
完了期の1歳〜1歳6ヶ月頃から味つけとして使えますが、あくまで少量を混ぜて使い、上からかけて食べるのは控えましょう。
どのくらいの量を食べさせたらよい?
少量のケチャップを加えた料理を、ひとさじおかゆなどに加えたり、水に溶いたものを赤ちゃん用スプーンひとさじから始めましょう。
ケチャップの選び方ポイント
- 無塩のものや、無添加または添加物の少ないものを選ぶ
- メーカーによっては離乳食用ケチャップも発売しているので、できればそうしたものを選ぶ
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
トマトケチャップは各メーカーからいろいろなものが販売されていますが、多くのものが糖類・塩分・保存料などの添加物が入っています。
ソースなどのほかの調味料に比べ、食塩量は少ないですが、甘味、酸味、うま味などがしっかりした味つけです。
赤ちゃんにとっては味が濃く、素材の味を感じにくくなる心配があるので、離乳食用ケチャップを使うか、トマトピューレを使用するのもよいでしょう。
味つけしないと離乳食を食べなくなったら、完了期から上手に利用していきましょう。
食物アレルギーについて
トマトケチャップの原材料であるトマトは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて与える際は、少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関に受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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