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【管理栄養士監修】離乳食のみりん|いつからはじめる?

【管理栄養士監修】離乳食のみりん|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説

本みりんは、蒸したもち米と米麹、焼酎またはアルコールからできる、熟成させたお酒の仲間。料理を引き立てる調味料としてのみ使われる、日本の代表的な酒類調味料です。
今回は、赤ちゃんにみりんを与えられる時期や、選び方のコツなどをご紹介します。
本みりんは、蒸したもち米と米麹、焼酎またはアルコールからできる、熟成させたお酒の仲間。料理を引き立てる調味料としてのみ使われる、日本の代表的な酒類調味料です。
今回は、赤ちゃんにみりんを与えられる時期や、選び方のコツなどをご紹介します。

みりんはいつから使える?

みりんは離乳後期からOK!必ずアルコールを飛ばすこと

調味料の「みりん」として使われているものには、本みりんだけではありません。

たとえば、みりん風調味料などがあります。

本みりんはアルコールを約14%含み、日本料理に甘味をつけたり、うま味やコク、照りやつやをつける調味料です。

みりん風調味料は、ブドウ糖液に蒸し米を発酵させた醸造液を加えたもので、みりんに似た風味を持つ調味料です。

アルコールは約1%以下で、みりんの代わりに利用されます。

みりんは離乳後期の生後9~11ヶ月頃から使用できますが、アルコールを含むため、赤ちゃんのために作るときは、あえて使わなくてもよい調味料です。

おとなの料理で煮物などを調理する際も、よく加熱しアルコールを飛ばし、出来上がった料理の味を薄めて取り分ける程度にしましょう。

離乳後期の生後9~11ヶ月頃には、みりん以外にも使える調味料も増え、メニューにバリエーションを加えることができるようになります。

大人のごはんから取り分けもできるようになりますが、その際も必ずアルコールを飛ばしましょう。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

離乳食には、みりん風調味料を本みりんの代わりに使うこともできます。

本みりんには、食塩は含まれていません。

みりん風調味料には、含まれているものもありますが、ごく少量です。

和え物やマリネなどの加熱しない料理を取り分けるときは、みりん風調味料であれば、煮切らないで作ったものも赤ちゃんに使えます。

ただし、みりんタイプ発酵調味料はアルコールも塩分も含みますので、おとな用に作った加熱料理を味を薄めれば取り分けて与えられますよ。

どのくらいの量を使えばよい?

離乳食期に使う調味料は、風味づけとして少量を使います。

大人の料理などで使用したものを、味を薄めて取り分ける程度にしましょう。

本みりんの選び方のコツは?

本みりんによく似たみりん風調味料やみりんタイプ発酵調味料などが市販されていますが、いずれも本みりんとは製法・成分がまったく違います。

間違いを避けるため、本みりんを選ぶときのポイントをご紹介します。

選び方のポイント

  • お酒を扱っているお店で購入する

本みりんは酒税法でお酒に分類され、酒販免許がないと販売ができません。

そのため、お酒が販売できない店に置かれているのは、ブドウ糖液に醸造液を加えたアルコールをほとんど含まないみりん風調味料や、アルコール分を含みますが、塩を加えてあるみりんタイプ発酵調味料です。

  • 添加物の少ないものを選ぶ

消化器官が未発達な赤ちゃんの体への負担を考え、添加物が少ない商品を選びましょう。

  • パッケージを確認し、できる限り糖類が入っていないものを選ぶ

原材料が焼酎ではないと甘みが少ないため、糖類は甘さをプラスする目的で使われています。

糖類などの添加物は内臓が未発達な赤ちゃんの負担になるため、糖類が入っていないものがおすすめです。

食物アレルギーについて

みりんは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めてみりんを使う際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

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