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【管理栄養士監修】離乳食の生姜(しょうが)|いつからはじめる?

【管理栄養士監修】離乳食の生姜(しょうが)|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説

生姜(しょうが)は香辛料などとして世界中で使われている香味野菜です。
食欲を促す独特の香りや辛味があり、血行を促進して体をあたためる働きをします。
今回は、赤ちゃんに生姜を与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
生姜(しょうが)は香辛料などとして世界中で使われている香味野菜です。
食欲を促す独特の香りや辛味があり、血行を促進して体をあたためる働きをします。
今回は、赤ちゃんに生姜を与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。

生姜(しょうが)はいつから食べられる?

離乳後期から少量を。様子をみて取り入れて

生姜を食事に取り入れると、血行がよくなり体があたたまります。

ほかにも、食欲を増進し消化吸収を助けるなど、よい効果をもたらす食材です。

そのため、離乳食にも取り入れたいところですが、辛味があり赤ちゃんにとっては刺激が強い食材です。

離乳食には積極的に使用する必要はありませんが、もし使用する場合は、離乳後期にあたる生後9~11ヶ月頃以降がおすすめです。


生姜は魚や肉の臭み消しになります。

おとなの料理の取り分けのとき、加熱したものがごく少量入っている程度で使用しましょう。


ただし、離乳後期になったからといっても注意が必要です。

生姜は胃腸に刺激を与えるため、赤ちゃんの様子を見ながら与えるようにしましょう。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

生姜は加熱すると、辛味が少なくなります。

そのままでは与えず、調理して加熱されたものを与えるようにしましょう。

どのくらいの量を与えたらよい?

生姜は、離乳食期の赤ちゃんには刺激が強すぎるため、そのままの状態では与えません。

離乳食に使用するときは、すりおろした生姜やすりおろした生姜の汁を肉や魚の臭い取りに使用します。

もしくは風味づけに、料理にほんの少量、おろした生姜を加えて加熱したもの程度にとどめましょう。

生姜の大きさや量の目安

子どもの成長に合わせて、与える生姜の大きさや量を変えます。

生姜の時期別の大きさ・量の目安

生姜の時期別の大きさ・量の目安/表

© every, Inc.

下ごしらえのコツは?

  • 生姜を水洗いし、固い部分や傷を包丁で取り除く
  • すりおろしやすい大きさに包丁でカットする
  • 生姜の皮をスプーンでこそげとるか、包丁で薄くむく
  • 繊維に対して垂直になるよう、おろしがねで円を描くようにしてすりおろす
  • 加熱調理する

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

生姜は水洗いして固い部分や傷を取り除いたあと、すりおろしやすい大きさに包丁でカットします。生姜の風味や香りは皮のすぐ下に多く含まれているので、スプーンなどで皮をこそげとるか包丁で薄く皮をむきます。

生姜は繊維が多いので、繊維に対して垂直になるようおろしがねで円を描くようにすりおろします。そうすることで細かい繊維が切れてきれいなおろし生姜になりますよ。

食物アレルギーについて

生姜は、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

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写真提供:ゲッティイメージズ

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