【管理栄養士監修】離乳食のとろろ昆布|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
うまみと塩分があり、味つけの調味料代わりに使えます。
今回は、赤ちゃんにとろろ昆布を与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
うまみと塩分があり、味つけの調味料代わりに使えます。
今回は、赤ちゃんにとろろ昆布を与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
とろろ昆布はいつから食べられる?
とろろ昆布は離乳中期以降からOK!ほんの少量を使って
とろろ昆布は食物繊維や体に必要なミネラル類を豊富に含んでいる食材です。
水分と混ぜるとトロトロになり、飲み込みにくい食材に混ぜれば飲み込みやすくなります。
とろろ昆布は離乳中期の、生後7~8ヶ月頃から与えられます。
ただし、とろろ昆布はヨウ素を多く含む食材です。ヨウ素など、栄養素には耐容上限量があります。
習慣的に、1日の耐用上限量を超えないように少量をたまに使う程度にしましょう。
とろろ昆布を選ぶ際は、できるだけ塩分が少なく化学調味料を使っていない無添加の製品を選びましょう。
どのくらいの量を与えたらよい?
とろろ昆布を初めて与える場合は、ごく少量を、水分でトロトロにしてほかの食材と混ぜずに与えます。
ヨウ素を含むとろろ昆布は、習慣的にヨウ素の1日の耐容上限量を超えないように、1回に大さじ1杯程度までを目安とします。毎
日連続で使用しないようにしましょう。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
とろろ昆布には、独特のネバネバ成分があります。
このネバネバ成分を利用して、パサついて食べにくい食材のとろみとして使うのもおすすめです。
とろろ昆布の大きさや量の目安
子どもの成長に合わせて、与えるとろろ昆布の大きさや量を変えます。
とろろの時期別の大きさ・1回あたりの目安量
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
- とろろ昆布を月齢に合わせて細かくほぐす
- おかゆや野菜または、汁物などに合わせる
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
とろろ昆布は、そのままだと赤ちゃんの喉に張り付くなど、むせる原因にもなります。
必ず細かくほぐして水分をあわせてからから使用しましょう。
調理方法
細かくほぐして、おかゆや汁物などに混ぜたり、湯ざましなどに混ぜトロトロにして、ゆでた野菜や魚、肉などと和えるのもおすすめです。
食物アレルギーについて
とろろ昆布は、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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