【管理栄養士監修】離乳食のれんこん|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
離乳食にはとろみづけとして使える便利な食材です。
今回は、赤ちゃんにれんこんを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
離乳食にはとろみづけとして使える便利な食材です。
今回は、赤ちゃんにれんこんを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
れんこんはいつから食べられる?
離乳後期からOK! とろみづけとしても使えるれんこん
れんこんは、離乳後期の生後9〜11ヶ月頃くらいからが使用の目安です。
食物繊維が多く、ゆでてもやわらかくならないため、離乳初期・中期には使用しません。
れんこんは、皮をむいて調理します。
アクが多いので、皮をむき、使用する分を切ったあとはよく水にさらすことが大切です。
すりおろしてから、よく火を通すように調理をしましょう。
すりおろしたれんこんは、とろみづけとしても使えます。
野菜などと混ぜて焼けば、ふわふわもっちりとしたおやきを作ることもできます。
また、汁物に入れてすりながしにするとトロトロ感が楽しめます。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
下ごしらえを楽にしたい場合は、市販の水煮を使用することもできます。
アク抜きや皮むきがあらかじめしてあるので、すぐに料理に使えます。
輪切りになったものなども販売されているので、用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
れんこんに厚さがあると、赤ちゃんにはなかなか噛めなかったりします。さらに薄く切ったり、つぶしたりして食べやすくしましょう。
どのくらいの量を与えたらよい?
子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。
初めて与える場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。
れんこんの大きさや量の目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや与える量を変えます。
れんこんの時期別の大きさ・1回あたりの目安量
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
- 皮をむく
- たっぷりの水にさらしてアクを抜く
アクが強いので、必ずアク抜きを行いましょう。
れんこんは空気に触れると酸化して変色してしまうので、皮をむいてカットしたらすぐに水につけるようにしましょう。
アク抜きしたれんこんを、ゆでてからすりおろして使用します。
加熱するのであれば、ゆでずにすりおろしてもOK。フードプロセッサーを使っても便利です。
食物アレルギーについて
れんこんは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
れんこんを使った簡単レシピ
手にくっつかない手づかみレシピ れんこんもち(1歳〜1歳6ヶ月頃から)
れんこんといったらシャキシャキ食感ですが、すりおろして加熱するともちもちの食感になります。
ビタミンCや食物繊維がたくさん含まれているれんこんを使って離乳完了期の手づかみ食べにぴったりな、れんこんもちの作り方をご紹介します。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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