離乳食の魚肉ソーセージ|初めてはいつから?保存方法やレシピ・アレルギーを解説【管理栄養士監修】
魚肉ソーセージは、白身魚のすり身を主原料とした加工食品です。
長い期間保存ができるため、常備しておける便利な食材です。
今回は、赤ちゃんに魚肉ソーセージを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
魚肉ソーセージは、白身魚のすり身を主原料とした加工食品です。
長い期間保存ができるため、常備しておける便利な食材です。
今回は、赤ちゃんに魚肉ソーセージを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
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離乳食の魚肉ソーセージはいつから食べられる?
少量を完了期から。塩分と添加物控えめなものを選んで
魚肉ソーセージは、スケトウダラなどの白身魚に塩を加えてすり身にし、調味料などを加えた加工食品です。市販されている魚肉ソーセージには、離乳食期の赤ちゃんには避けたい食品添加物や塩分が含まれているものもあります。
そのままでは赤ちゃんにとって味が濃すぎたり、塩分が多いと赤ちゃんの消化器官への負担が多くなったりと、体への影響も気になります。
できるだけ「無添加」と表示のあるものか、添加物控えめのもの、乳幼児向けに塩分を控えめにした魚肉ソーセージを選びましょう。
魚肉ソーセージを与える場合、離乳完了期の1歳〜1歳6ヶ月頃を目安に、下ゆでをした魚肉ソーセージを少量使用する程度にしましょう。
また、必ず離乳完了期に与えなくてはならない食材ではありません。
まずは加工されていない魚に慣れてから与えるようにしましょう。
どのくらいの量を与えたらよい?
魚肉ソーセージは表面がつるんとしているうえ弾力があるため、赤ちゃんには噛み切りにくく、喉につまらせやすい食材です。
初めて与える場合は、誤って飲み込んでしまっても喉につまらないよう、小さくカットしましょう。
子ども用スプーンひとさじ分の量から始め、徐々に量を増やします。魚肉ソーセージに使われることの多いタラは、エビやカニを食べていますのでアレルギーがある場合は取り扱いに注意してください。塩分控えめのものか、塩抜きをすることも忘れないようにしましょう。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
魚肉ソーセージは塩分を含む食材です。
塩分控えめの魚肉ソーセージや塩抜きをした場合でも、料理に使用するときはほかの味つけは控えめにしましょう。
そのまま使う場合は、魚肉ソーセージのみで料理全体の味つけになるようにするのがおすすめです。
また、本来の魚の味とはちがいます。与える頻度も、たまに使用する程度にとどめておきましょう。
子どもの成長に合わせて、与える魚肉ソーセージの大きさや量を変えます。
魚肉ソーセージの時期別の大きさ・量の目安
© every, Inc.
魚肉ソーセージの食物アレルギーについて
魚肉ソーセージは、原料に卵が使用されている場合があるほか、原料となっている魚がエビやカニを食べていることがあるため、食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
魚肉ソーセージの栄養について
魚肉ソーセージには、たんぱく質、ビタミンB群、ビタミンD、カルシウム、鉄分が含まれています。
味は魚の風味があり、子供でも食べやすい柔らかさです。
離乳食の魚肉ソーセージの選び方
魚肉ソーセージを離乳食に使う場合の選び方のポイントを紹介します。
無添加のものを選ぶ
添加物が少ないものや無添加の魚肉ソーセージを選ぶと、赤ちゃんの健康に良いです。
減塩タイプを選ぶ
塩分が控えめな減塩タイプの魚肉ソーセージを選びましょう。赤ちゃんの腎臓に負担をかけないためです。
品質表示を確認する
パッケージに記載されている品質表示を確認し、安心して食べさせられるものを選びます。
離乳食の魚肉ソーセージの下ごしらえのコツは?
離乳食に魚肉ソーセージを使うときは、以下の手順で下ごしらえをしましょう。
離乳食の魚肉ソーセージの下ごしらえのしかた
魚肉ソーセージを、喉につまらないよう小さくカットする
鍋に水を入れ沸騰させる
鍋に魚肉ソーセージを入れ、火を止めて1分待つ
鍋から取り出した魚肉ソーセージを水に1分浸し、水気を切る
塩抜きした魚肉ソーセージを料理に使う
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
魚肉ソーセージは、喉につまらせてしまうことがないよう、厚さ約5mmで1cm大、または長さ1~2cmの細切り程度に小さくカットします。離乳完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)の1回あたりの目安量、約15~20gの魚肉ソーセージだけでは、1食の主菜の良質たんぱく質量としては少ないです。ほかに、卵なら1/4個、豆腐なら約25g、魚や肉なら約10g、ヨーグルトなら約50g程度を組み合わせて与えるのがおすすめです。
離乳食の魚肉ソーセージの調理方法
離乳食の時期ごとに魚肉ソーセージの調理方法を解説します。
ゴックン期・離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)
まだ与えられません。
モグモグ期・離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)
まだ与えられません。
カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)
まだ与えられません。
パクパク期・完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)
魚肉ソーセージを小さく切って下茹でをして塩抜きをしてから、おにぎりやサラダに混ぜたりして提供します。
離乳食の魚肉ソーセージの保存方法は?
魚肉ソーセージの保存方法について解説します。
冷蔵保存する場合
魚肉ソーセージを冷蔵保存する際は、未開封の状態で冷蔵庫に入れます。保存期間はパッケージに記載されていますが、開封後は3日以内に使い切るようにしましょう。
使用する際は清潔な容器に移して保存します。
冷凍保存する場合
魚肉ソーセージを冷凍保存する際は、使いやすい分量に小分けして冷凍用保存袋に入れます。保存期間は約1ヶ月です。
使用する際は冷蔵庫で自然解凍するか、電子レンジで解凍してから使用します。
離乳食の魚肉ソーセージに関するよくある質問
ここでは、魚肉ソーセージの離乳食に関するよくある質問をまとめています。
魚肉ソーセージはそのまま与えてもいいですか?
塩分が多いため、下茹でしてから与えるのが良いです。
魚肉ソーセージは塩分が多いため、小さく切って下茹でしてから与えると安心です。さらに細かく刻んでから使いましょう。
魚肉ソーセージをどのくらいの量から始めればいいですか?
少量から始めて様子を見るのが良いです。
初めて与える場合は、少量から始めて赤ちゃんの反応を見ながら徐々に量を増やすと良いです。
市販の魚肉ソーセージは使っても良いですか?
無添加や減塩タイプを選ぶと安心です。
市販の魚肉ソーセージを使用する際は、無添加や減塩タイプのものを選ぶと赤ちゃんの健康に良いです。
保存についての注意事項
- 作ったものは常温のまま長時間放置しないでください。雑菌が増える原因になります。
- 清潔な保存容器を使用してください。
- 解凍したものの再冷凍はしないでください。雑菌が増える原因になります。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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