【管理栄養士監修】離乳食の長ネギ|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
今回は、赤ちゃんに長ネギを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
今回は、赤ちゃんに長ネギを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
長ネギはいつから食べられる?
長ネギは離乳中期からOK!しっかりと加熱して使用して
長ネギは独特の風味や辛味があり、苦手な赤ちゃんもいます。
また、筋が多く消化しにくいため、離乳中期の生後7〜8ヶ月頃からごく少量から試していきましょう。
やわらかい内側部分を使用し、口に残らないよう小さく刻んだものを加熱して与えます。
ただし、調理方法次第で風味を和らげることができ、赤ちゃんにも与えることができます。
下ごしらえの際、刻んでから水にさらすと辛味と特有の香りが抜けます。
また、調理の際加熱することで、香りや辛味がマイルドになります。
必ず加熱してから与えるようにしましょう。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
長ネギはしっかり加熱をすることがポイントです。
そうすることで独特の風味がやわらぎ、甘さが増して食べやすくなります。
みじん切りにして、スープなどに使用するなどよいでしょう。
どのくらいの量を与えたらよい?
少ない量の、子ども用スプーンひとさじから始め、徐々に量を増やしていきます。
初めて与える場合は、ほかの食材と混ぜずに与えましょう。
長ネギは刺激が強いので、しっかり加熱してから少量を与えるようにします。
長ネギの固さや量の目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。
下の表の1回の目安量は、野菜と果物を合わせた全体の量として考えましょう。
長ネギの時期別の固さ・1回あたりの目安量
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
- 長ネギを水で洗い、土やほこりをとりのぞく
- 長ネギを小口切りにする
- 水にさらす
- 鍋に湯を沸かし、くたくたになるまでしっかりゆでる
- ゆであがったら鍋からあげ、みじん切りにする
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
ある程度噛みつぶす力がついてきたら、みじん切りから小さめの小口切りにして与えてみるのもおすすめです。
ただし長ネギは独特の風味があるため、赤ちゃんによっては嫌がるかもしれません。
嫌がるようなら離乳食に取り入れる時期を遅らせてみましょう。
食物アレルギーについて
長ネギは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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