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【管理栄養士監修】離乳食の肉じゃが|取り分けレシピ動画や冷凍方法も紹介

【管理栄養士監修】離乳食の肉じゃが|いつから食べられる?注意点やレシピ・保存方法を紹介

じゃがいもやにんじん、玉ねぎなどの野菜は離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)から与えることが可能ですが、肉を使用する「肉じゃが」はいつから与えられるか疑問に思ったことはありませんか?この記事では離乳食の肉じゃがの与えられる時期、調理のコツ、保存方法について紹介します。
じゃがいもやにんじん、玉ねぎなどの野菜は離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)から与えることが可能ですが、肉を使用する「肉じゃが」はいつから与えられるか疑問に思ったことはありませんか?この記事では離乳食の肉じゃがの与えられる時期、調理のコツ、保存方法について紹介します。

離乳食の肉じゃがはいつから与えられる?

目安の時期

離乳食の肉じゃがは、離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)から与えられます。

肉じゃがの材料の1つである肉は、脂質が消化されるのに時間がかかるため、同じたんぱく質源となる食材の中でも消化されすい豆腐や白身魚などを試した次のステップとして与えるのがよいでしょう。

離乳中期(生後7〜8ヶか月頃)に肉じゃがを与える場合は、脂質の少ない鶏ささみや胸のひき肉を使うのがおすすめです。

豚ひき肉や牛ひき肉、合い挽き肉を使う場合は鶏肉に慣れてから、離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)以降に取り入れましょう。

具材の大きさ・味付けについて

離乳食の肉じゃがは、通常の肉じゃがと異なり赤ちゃんに合わせた具材の大きさや味付けにします。

離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)では、具材はみじん切りにし、舌でつぶせるくらいのやわらかさにしましょう。

特に、肉はぱさつきやすいため、片栗粉でとろみをつけるとさらに食べやすくなります。

味付けはこの時期は必要ありません。赤ちゃんの味覚は敏感なので、だしの旨味や素材の味を味わってもらいましょう。

離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)では、大きさはみじん切りより少し大きめのサイコロ大を目安に、赤ちゃんに合わせて調整しましょう。食材のやわらかさは歯ぐきでつぶせるくらいが目安です。この時期になると、豚肉や牛肉、合いびき肉も食べられるようになります。

むせたり食べにくそうな様子がある場合は離乳中期同様にとろみをつけると食べやすくなります。

味付けはできるだけ薄味を心掛けたいところです。問題なく食べているのであれば味を濃くする必要はありません。味付けをする場合は、まずは醤油1滴程度の少量からにしましょう。

取り分けレシピを動画で確認

「ひき肉だから食べやすい! 子どももよろこぶ肉じゃが」(生後9〜11ヶ月頃から)

大人用の味付けけをする前に離乳食に使う量を取り分けるので、大人の肉じゃがと離乳食の肉じゃがをまとめて作れます。

ひき肉を使っているので普通の肉じゃがよりも食べやすいのもポイントです。ひき肉はぱさつきやすいので、取り分け後に片栗粉でとろみをつけることで食べやすくなっています。

豚ひき肉を鶏ひき肉に変更すると、離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)から与えることができますよ。たんぱく質源となる食品の豆腐や白身魚に慣れてきたら、鶏ひき肉を与えられます。

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取り分けるときのポイント

子どもにあったやわらかさになっているか確認をしましょう。離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)では歯ぐきでつぶせる程度、離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)では歯ぐきで噛める程度のやわらかさが目安です。

離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)以降は、子どもに合わせて具材の大きさをやや大きくしたり、味付けに使う調味料の量を少しずつ増やしてもよいでしょう。

冷凍保存方法

離乳食用の冷凍保存容器などに1食分ずつ入れて冷凍保存するのがおすすめです。

保存期間は1週間以内を目安に食べきりましょう(期間は目安です。環境によって保存期間に差が出る場合があるため、匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら廃棄してください)。

食べる前は必ず、電子レンジまたは小鍋などでしっかりと再加熱してください。

※注意事項

雑菌が増えると食中毒などの原因になります。作ったものは常温で長期間放置せず、清潔な容器に取り分け、粗熱を取ってから冷凍庫で保管しましょう。

また、解凍した食品の再冷凍は雑菌が増える原因になるのでやめましょう。

離乳食の肉じゃがアレンジレシピ

シチュー

作り方:肉じゃがに牛乳もしくは豆乳を加え、鍋でひと煮立ちさせます。水溶き片栗粉を加えてとろみを調整して仕上げます。

マッシュポテト

作り方:汁気を切った肉じゃがをスプーンの裏でつぶし、少量のバターで風味づけします。

お好み焼き風おやき

作り方:汁気を切った肉じゃがをつぶし、やわらかくゆでてからみじん切りしたキャベツを適量混ぜ込みます。片栗粉を適量混ぜ、丸めて平らにし、油を引いたフライパンで両面を焼きます。

最後に少量の醤油をたらします。

※通常のソースは香辛料など刺激物が多いため、離乳食には使用を控えましょう。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

参考:

五十嵐隆(監修)「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)実践の手引き」公益財団法人 母子衛生研究会、2020年

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写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当