【医師監修】妊娠初期はいつからいつまで?妊娠初期に気づけるのはいつから?
妊娠初期とはいつからいつまで?
妊娠初期は、妊娠15週6日までをいいます。
月経(生理)の周期が28日で順調な場合、妊娠がわかる前に訪れた、最後の月経の1日目を妊娠0週0日と数えます。
この時期はホルモンの状態も不安定な時期となり、つわりや体調不良などが起こりやすくなります。ちなみに妊娠16週に入ると安定期といわれ、体調がよくなることが多いです。一般的に妊娠16週〜27週6日までは妊娠中期、28週以降は妊娠後期とされています。
妊娠初期と気づけるのはいつから?
「妊娠したかな」と一番早く気がつく時期は、予定日になっても月経がこないときでしょう。しかし、月経がこなかったとしても、月経の予定日を予め計算していなければ気がつかないこともあります。つわりがすぐにあらわれるとも限りません。
主にどのような体調の変化で妊娠に気がつくか次にまとめました。
これらの変化は個人差があるため、感じない人もいます。
- 月経(生理)の遅れ
- いつもの月経(生理)よりも少量の着床出血
- 食の好みが変わる
- 気分が悪い
- 胃のむかつきや吐き気がある
- 熱っぽさや倦怠感など、風邪に似た症状がある
- 昼間に眠気を感じる
月経が遅れた頃に着床出血が見られて、月経よりも出血が少ないため「おかしいな」と感じて妊娠がわかる場合もあります。また月経が遅れて、受診の前につわりが始まることも多く、吐き気があったり嘔吐したりすることがあります。つわりが出てくる時期は個人差がありますが、5〜6週から始まり妊娠8週〜10週頃にピークを迎える人が多いようです。
妊娠初期であるか確認するには?
自分で妊娠検査薬を試す
「妊娠かも」と思ったら、薬局で妊娠検査薬を購入して自分で検査することができます。多くは、予定生理日から1週間過ぎた頃に使える仕様になっています。妊娠検査薬は、妊娠中に尿中に分泌されるhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンを検出する仕組みです。
妊娠検査薬では妊娠しているかどうかがわかりますが、子宮内の正しい位置に妊娠しているかどうかはわかりません。正常な妊娠かどうか、異常が起きていないかは、病院で超音波検査をしてもらわなければ判断できないので、検査薬だけで安心せず、早いうちに病院で検査をしてもらうようにしましょう。
病院で受診する
病院で妊娠の検査をしてもらうことも可能です。必要があれば超音波検査を行い、赤ちゃんが確認できることもあります。
受診するタイミングはいつ?
妊娠の可能性があるときに受診する目安は、月経が順調な人では月経の予定日から1〜2週間たった頃です。月経が1週間ほど遅れていると気づく頃には、胎嚢(たいのう)という赤ちゃんが入っている袋状のものが超音波検査で確認できる時期でもあります。
早すぎる受診は、まだ赤ちゃんが確認できないためもう一度受診をすることになります。反対に、遅すぎる受診は危険を伴います。子宮外妊娠の一つである卵管妊娠だった場合は、赤ちゃんが成長するには限界があるため卵管破裂を起こす可能性があり、ママの体にとって非常に危険な状態となります。遅くともおよそ妊娠8週になる前には、受診できるとよいでしょう。
「妊娠かも」と思ったら早めの受診を
実際に自分が気づけるかどうかは、計画的な妊娠でなければ、むずかしいかもしれません。「妊娠かな」と思ったら早めの受診をおすすめします。妊娠検査薬を使う場合でも、その後は必ず医療機関を受診し、妊娠の状態を確認しましょう。
参考
医療情報科学研究所(編)、『病気がみえる vol.10 産科 第3版』、株式会社メディックメディア、2013年
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写真提供:ゲッティイメージズ
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