【管理栄養士監修】離乳食のたこ｜いつからはじめる？進め方やレシピ・アレルギーについて解説

たこは弾力性が強く、離乳食の時期の赤ちゃんには与えられません。うまく噛み切れず、のどに詰まらせてしまう可能性が高いため危険です。

離乳が完了している場合でも、奥歯が生え揃うまでは噛みちぎりづらいため与えないようにしましょう。

与える時期の目安は奥歯が生え揃う3歳頃ですが、食べる機能はまだ発達段階のため、大人と同じように十分に噛み切ったり小さく噛みつぶしたりすることができない可能性もあります。

与える場合は十分に注意し、必ず飲み込み終わるまで大人が見守ってください。

たこは食物アレルギーの特定原材料でありませんが、いかと同様に食物アレルギーを引き起こす可能性がある食べものです。

食物アレルギーが起こる頻度はいかに比べて少ないですが、アナフィラキシーショックなど、重篤なアレルギー症状を引き起こす場合があるため注意が必要です。

3歳を過ぎてから初めてたこを与える場合は少量から試し、食べ終わったあとにアレルギー症状が出ないか様子を確認しましょう。

スーパーでたこの刺身が売られていれば、少量だけ調理して与える場合に便利です。

与える場合は、必ず加熱が必要ですが、火を通しすぎると固くなってしまうため加減しながら調理しましょう。

刺身が売っていない場合は、ゆでたたこを薄切りにして与えると、比較的噛みやすくなります。

万が一、食物アレルギーを起こした場合にすぐに病院へ行けるよう、初めて与える時間は平日の午前中など医療機関を受診できる時間帯がおすすめです。

参考

五十嵐隆（監修）、『授乳・離乳の支援ガイド（2019年改定版）実践の手引き』、公益財団法人 母子衛生研究会、2020年

堤ちはる・土井正子編著、『子育て・子育ちを支援する 子どもの食と栄養』、萌文書林、2018年

人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪