
子どものお絵かきはいつからはじめる?
お絵かきはいつから?
お絵かきは「何歳から」という決まりはありません
1歳を過ぎた頃からお絵かきを始めるケースが多いようです。
「何歳から」に限らず、赤ちゃんの頃からでも、子ども自身がお絵かきすることに興味を持ったタイミングがお絵かきを始めるチャンスです。
描きたいという好奇心を大切にしてあげましょう。
最初はクレヨンなどを手に持ち、道具を使って描くことを知っていきます。
トントンと打ち付けるようにして点を描き、なぐり描きの線になり、丸などの形を描くようになっていきます。
そのうち、丸を何かに見立てたり、丸の内側や外側にさらに描き込んだりしていきます。
成長するにつれて、想像力をふくらませて自分のイメージを表現し、つくったり描いたりしたもので遊ぶようになります。
子ども自身が描きたいと思ったときに自由にお絵かきを楽しめるように、画用紙やクレヨンなどの道具はいつでも取り出しやすい場所に置いておくといいでしょう。
お絵かきにおすすめの道具
クレヨンを選ぶときのポイント
はじめてのお絵かきに活躍するのがクレヨンです。
クレヨンは色鉛筆やペンほど素材がかたくなく、柔らかいため、もし子どもが転んでしまったときなどに、手に持っているペンなどで体を突いてしまってけがをするなどのリスクを抑えることができます。
持ちやすい形のものや素材などさまざまなタイプがあるので、子どもの成長段階に合わせて選ぶようにしましょう。
お絵かきを始める頃の赤ちゃんや子どもは、正しい鉛筆の持ち方ができません。細いクレヨンだとすぐに折れてしまったり上手く握ることができなかったりするため、太めのクレヨンや丸い形をしたクレヨンなど、手にフィットして折れにくいものを与えましょう。
赤ちゃんや子どもがお絵かきするときに心配なのが誤飲です。
クレヨンは飲み込みやすい形や小さすぎるものは避け、素材は口に入れても安心なものを選びましょう。
一般的なクレヨンは人工的な顔料で作られています。
赤ちゃんや子ども用のクレヨンにはミツロウや野菜などの天然素材で作られたもの、天然素材であえて苦味をつけて飲み込みにくく工夫した製品などもあります。
口に入れても安全な素材であったとしても、子どもがクレヨンを口に入れ喉に詰まらせたり転んで顔を突いたりしてけがをするリスクはあります。お絵かきのときは必ず側について見守ってあげてください。
その他にも手に汚れがつきにくい素材でできたクレヨンや、水で落とせるクレヨンなどもあります。
クレヨンを使用する際に、どのようなものが素材に使用されているのかが心配な場合は、製造元に確認してみてください。
お絵かきに慣れてきたら、正しい鉛筆の持ち方ができるように徐々に細いクレヨンに慣れることも必要なので、商品の対象年齢を確認して、合うものを選んであげましょう。
お絵かきは成長やコミュニケーションに繋がる
お絵かきは、描いたら色がつくことを楽しむ段階から始まり、年齢が高くになるにつれて自分のイメージを表現するために描くようになっていきます。
お絵かきをすることで手指を動かす練習にもなり、想像力や色彩感覚、集中力なども自然と身に付いていきます。
子どもは、成長すると描いたものを友だちに見せて友だちとのコミュニケーションツールにすることもあるようです。
ママ・パパは、子どもが絵を描くこと自体を褒めてあげ、表現することを肯定してあげましょう。褒めて肯定することで子どもに自信が付きその自信が自己肯定感につながります。
絵を描く楽しさを子どもと一緒に体験し、子どもの自信につなげましょう。
写真提供:ゲッティイメージズ
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