洗濯物は裏返して洗うべき?汚れ落ちの違いやメリット・デメリットを紹介
洗濯物は裏返したほうがいいの?
洗濯をするとき、洗い物を裏返していますか?
一例として、ウェザーニュースが実施したアンケートによると「靴下を裏返して洗う人は全体の2割」という結果が出ています。
洗濯物をあえて裏返して洗うことに驚いた人もいるかもしれませんが、洗濯物を裏返すことでさまざまなメリットが得られます。
洗濯物を裏返す大きなメリットは、衣類の生地表面がこすれて傷むのを予防できるという点です。そのほかにも、衣類の裏に付着している汗や皮脂汚れが落ちやすくなるというメリットも。
お気に入りのおしゃれ着や、傷みが気になるデリケートな素材のものは、裏返して洗濯すること長持ちさせることができます。
洗濯物を裏返しにする6つのメリット!
ここからは、洗濯物を裏返しにする具体的なメリットを紹介します。
衣類を裏返して洗う場合と干す場合、両方のメリットについてご紹介します。「洗濯をするときは服を裏返したほうがいいの?」と疑問を持っている方は、今後の洗濯に役立ててくださいね。
肌から付いた皮脂や汗が落ちやすい
肌から着いた汗や皮脂汚れが落ちやすくなるのは、洗濯物を裏返しで洗う大きなメリットです。
皮脂や汗汚れが付着しているのは、おもに衣類の裏側。衣類の表面よりも裏側の方が、ニオイの原因となる汚れが多く付着しています。このような汚れが落ちやすくなるのは、裏返しで洗うメリットのひとつです。
洗濯機を使った洗濯では、ドラムが回転して衣類を揉むようにして洗浄します。このとき洗濯物が裏返しになっていると、おもに衣類の裏面に摩擦が起こり、皮脂や汗汚れが落ちやすくなります。
襟や脇などに付着した、ニオイの原因となる皮脂汚れを効率的に落とせるのは、非常に大きなメリットです。
衣類の色移りを予防できる
裏返しで洗濯することで、衣類同士の色移りを予防できるというメリットもあります。
衣類の色落ちの原因は、おもに「洗濯をしているときに衣類の染料が溶け出すこと」だと考えられています。染料が水に溶け出すことは防げませんが、洗濯物を裏返すことで、別の衣類の表面に溶け出した染料が移るリスクを減らすことができます。
ほかにも、衣類の表面同士がこすれることで起こる色移りの予防にもつながるでしょう。
生地表面の劣化・毛玉を予防できる
洗濯物を裏返すと、衣類の表面の劣化や毛玉を防ぐ効果が期待できます。
洗濯機を使用して洗濯をすると、少なからず衣類同士に摩擦が生じます。生地が薄くなったり毛羽立ったり、衣類に毛玉ができる原因はおもに生地に生じる摩擦だと考えられています。
そのため、デリケートな素材や毛玉になりやすい素材の衣類は洗濯によって傷みやすいといえるでしょう。
しかし洗濯物を裏返すと、洗濯中にこすれる部分は主に衣類の裏側になるため、生地表面への負担を軽減できます。
お気に入りのアイテムはできるだけ長持ちさせたいという方も多いですよね。表面の摩擦を防ぎ、洋服の見栄えをキープできる点は、洗濯物を裏返す大きなメリットです。
干すときに乾きやすくなる
洗濯物を干すときに、洗濯物を裏返しにして干すと、洗濯物が乾きやすくなるといわれています。
「衣類のポケットがなかなか乾かない」と悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
衣類のなかには裏地が厚いものや、ポケットや縫い目など「生地が二面した部分」がある製品がありますよね。そのようなアイテムは、乾くまでに時間を要する傾向にあります。
ポケットのあるパーカーやデニム、ズボンを洗濯するときは、裏返しにして干すとより風通しがよくなって乾きやすくなりますよ。
外干しの際は日焼け予防になる
紫外線からの影響を軽減できる点も、洗濯物を裏返して干すメリットのひとつです。
衣類の染色には、化学物質である染料が使われている場合があります。この染料は、紫外線の影響を受けると繊維から抜けてしまったり、分子が分解されたりする可能性があると考えられています。そのため衣類が紫外線を浴びると、発色が悪くなったり、色あせたりすることも。
洗濯物を裏返して干せば、目につく表側の色あせや退色を防ぐことができます。色柄物のTシャツやトレーナーなどは、裏返して干すことで色持ちがよくなるでしょう。
裏返しでの洗濯に適しているアイテムとは?
ここからは、どんな衣類が裏返しでの洗濯に向いているのかについてみていきましょう。裏返して洗濯するのに適したアイテムがあるので、それぞれの理由とあわせて詳しくご紹介していきます。洗濯をする際の参考にしてみてくださいね。
表面にプリントがあるもの
表面にプリントが施された衣類は、裏返しで洗濯することがおすすめです。
洗濯機内で衣類同士に摩擦が起こってプリント部分がこすれると、薄れたりはがれたりしてしまう場合があるからです。
プリントTシャツやロゴトレーナーなどは裏返して洗濯すれば、プリント部分のこすれを軽減できるため、劣化の予防につながります。
また裏返しにして干せば、紫外線によって起こるプリントの色あせの予防にもなりますよ。表面にプリントがあるアイテムは、洗う前に裏返しておくとよいでしょう。
色の濃い衣類
裏返しでの洗濯に向いているもののひとつに、色の濃い衣類が挙げられます。
買ったばかりの色の濃いジーンズやトップスが、洗濯で色落ちした経験がある方も多いのではないでしょうか。
衣類の色落ちは洗濯中に染料が水に溶け出すことで起こり、特に色の濃い衣類は色落ちしやすいといわれています。染料が溶け出すことは防ぎきれないかもしれませんが、裏返しにすることで、洗濯物同士の摩擦による色移りを予防できます。
衣類表面に、色の濃い衣類の色味が移るのを防ぐことにもつながるでしょう。
靴下・パンツなどの下着
足の汚れが付着しやすい靴下やパンツなども、裏返しでの洗濯に適しています。
靴下には、汗や皮脂といったニオイの原因になる汚れが多く付着しています。靴下の汚れが多く付着しているのは、おもに生地裏面です肌に直接触れる肌着、パンツも汗や蒸れによりニオイ・汚れが付着しやすいアイテムです。
靴下や下着を裏返して洗うと、生地裏面に摩擦が生じやすくなって、ニオイの原因となる汚れが落ちやすくなりますよ。
ワイシャツ
ワイシャツは裏返して洗濯するのに適しています。
靴下と同じようにワイシャツも、生地の裏側に汗や皮脂・角質などの汚れが付きやすいアイテムです。裏返しにして洗濯することで、襟元や袖についた皮脂や汗が落ちやすくなります。
襟元や袖口の黄ばみが気になる場合は、先に専用の洗剤を使って処置し、裏返しにして洗濯するといっそう効果的です。
裏返しでの洗濯にはデメリットもある?
洗濯を裏返しにすることで得られるメリットはたくさんありますが、その一方でデメリットも存在します。
1つは、洗濯物を裏返すことで表面の汚れが落ちにくくなることです。裏返して洗濯すると表面の汚れがまったく落ちなくなるというわけではありませんが、表面の摩擦が軽減されるぶん洗浄力も弱まることが考えられるでしょう。
もう1つは、洗濯にかかる手間が増えるという点です。洗うときに裏返しにして、しまうときに表に返すという風に、洗濯の工程が増えてしまいます。日々おこなう洗濯ですから、ひと手間の時間も積み重なると負担になってしまう点はデメリットといえます。
裏返しでの洗濯が適さない場合
衣類を裏返しで洗濯する場合、生地表面の汚れが多少落ちにくくなるデメリットがあります。そのため表面に気になる汚れがあるときは、衣類を裏返さない状態で洗濯したほうがよいでしょう。
また、花粉が気になる時期は、表面に着いた花粉をしっかり落とすためにも、衣類を裏返さず表面をしっかりと洗浄することがおすすめです。
干すときは裏返しにしてしまうと、体に触れる面に花粉が付着してしまうため、裏返さずに干すようにしましょう。
裏返しでの洗濯は家族の理解も大切
衣類を裏返しで洗濯する場合、「服を裏返しにしたまま洗濯に出されると、不快」と感じる方もいるようです。
家族といえども、汚れた面はできるだけみたくないと感じたり、裏返す必要がない洗濯物を表側に戻して洗濯することに負担を感じたりするものです。
衣類を裏返して洗濯する場合、「ニットは裏返して洗濯カゴに入れよう」「下着は裏返して洗濯ネットに入れてカゴに入れよう」など、裏返しのメリットを伝えた上で家庭内ルールを決めて協力できるとよいですね。
毎日の洗濯の負担は代行サービスで軽減しよう!
子育て中や共働きの家庭にとって、毎日の洗濯は大きな負担ですよね。
- 家事や仕事で忙しくて手が回らない!
- 天気が悪い・花粉で洗濯物が溜まりがち……
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洗濯物を裏返して衣類を長持ちさせよう!
洗濯物を裏返しにして洗うと、裏面の汚れが落ちやすくなったり、表面の劣化を予防できたりと、さまざまなメリットが得られます。
アイテムや汚れ具合などに応じて裏返して洗濯することで、衣類をより長くきれいな状態でキープできるのではないでしょうか。
家族の意見やデメリットにも目を向けながら、裏返しでの洗濯を上手に取り入れていけるといいですね。
- 裏返し洗濯はニオイの原因となる汚れが落ちやすくなる
- 生地表面の摩擦を軽減できキれいな状態が」キープしやすくなる
- 洗濯を干す際に裏返しにすると、乾きやすく紫外線対策にもなる
- 表面に目立つ汚れがある場合は、裏返さずに洗濯するとよい
- 衣類を裏返して洗濯する場合は、家族の意見にも耳を傾けよう
写真提供:ゲッティイメージズ
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