家事の分担表で自分のやるべき家事を見える化しよう!家事分担表テンプレート8選
家事の分担表は必要?
家事を分担するにあたって「分担表って必要なの?」と思っている人もいるかもしれません。まず、家事分担表を作るべきかどうかを考えてみましょう。
家事分担のカギは「家事の見える化」
毎日の家事とひと口に言っても、掃除・洗濯・料理のほかにゴミ出しやティッシュの交換、郵便物のチェックや荷物の受け取りなど、小さな家事がいくつもありますよね。
家事を分担する際は分担表としてまとめ、これらの小さな家事までしっかり見える化して分担することが重要です。
掃除・洗濯・料理のカテゴリーごとに、家事をこまかくリストアップすることで誰がどの家事を行うか分担しやすくなります。
家事分担表を作るメリット
分担表を作るメリットのひとつは「言った・言わない」や「やり忘れ」が防げることです。
口頭で家事を分担すると「パパがやるって言っていた(はず)」や「ママがやると思っていた」ということが起こりやすくなります。
誰が・いつ・何をするかを紙に書いて残しておけば、言った・言わないでもめることもなくなりますし、「自分がやるべきことを忘れてしまった」ということも起こりにくくなるでしょう。
家事分担表にチェックボックスを作って、終わったらチェックするようにすれば、分担した家事のやり忘れも防げますよ。
分担表は見えるところに貼っておこう
分担表を作ったら、冷蔵庫や伝言ボードなど、必ずふたりが見えるところに貼っておきましょう。
ふたりが毎日見るところに貼ることで、こまめに確認するようになり、家事のし忘れが防げますよ。
貼る場所がないのであれば、この機会に連絡ボードなどを作って、確認する仕組みを作るのもおすすめです。
100円ショップで売られているホワイトボードなどで自作してもよいですし、最近は「予定表ボード」などの名前で売られていることもあります。
家事の分担を考える際のポイント
ここからは、家事分担を考える際のポイントをお伝えします。
家事を分担する際は、次のポイントを意識すると無理なく分担を続けられますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
得意・不得意などを考えて分担する
家事の分担を考える際は、家事の得意・不得意や作業時間、作業の負担レベルも考慮して分担を考えましょう。
料理が苦手な人が料理をする、掃除が苦手な人が掃除をするのは、やる人にとってもストレスですし、やり方が満足いかない場合にやり直しが発生したりしてしまいます。
自分が得意な家事であれば、短い時間でスムーズかつラクにできてストレスも少なくて済むので、分担を考えるときは、作業時間や作業の負担レベルなども合わせて考えましょう。
短時間で済む家事は複数担当してもらう、負担が大きな家事は交代で担当する、などすると家事分担の不公平感がなくなりますよ。
家事を細かくリストアップする
家事といっても、掃除・洗濯・料理だけではありませんよね。毎日の暮らしには、「名もなき家事」があふれています。
なくなった洗剤や日用品の買い出し・補充、郵便物の確認、荷物の受け取り、ペットを飼っていればその散歩やエサやりなど、掃除・洗濯・料理に分類できない家事を書きだしてみると、思っているより多くてびっくりするでしょう。
家事を分担する際は、これらの「名もなき家事」も誰が・いつやるかを決めることが大切です。
「気付いた人がやる」としてしまうと、いつの間にか名もなき家事をする人が固定され、その人の家事負担が大きくなってしまいます。
名もなき家事とは?
「名もなき家事」とは、料理や洗濯、掃除など名前がついていない家事を指します。
一つひとつは負担の小さな作業でも積み重なることで大きな負担になっていることが多いものです。
消耗品を替えたり補充したりする、子どもの宿題をみる、家族を起こす、洗った食器を棚に片付ける、など「名もなき家事」は日常生活のなかにあふれています。
家事を分担する際は、ぜひ「名もなき家事」にも目を向けてみましょう。
やり方や仕上がりのレベルも共有する
夫・妻に代わって家事をしたら、「やり方が違う!」「作業が雑!」と怒られてしまった経験はありませんか?
家事を分担するのであれば、やり方や仕上がりのレベルまで話し合って共有しておくと、互いに不満を溜めなくて済みます。
どのタイミングで・何を使って・どのように・どれくらいまでおこなうかを話し合っておくことが、家事をストレスなく分担するポイントです。
口頭でやり方や仕上がりレベルをすり合わせると、あとから「聞いてない!」「〇〇って言っていたでしょ!」と認識の違いが発生する可能性があるので、必要に応じてマニュアルを作るのもよいでしょう。
続けられる方法を考える
家事分担をしたあと、すべてを完璧にこなすのは簡単なようで難しいことです。
仕事で帰りが遅かったり、体調が悪かったり、ほかにやることがあったりして、どうしても分担した家事ができないこともあるでしょう。
家事は365日休みがないものなので、完璧を目指さないことも大切です。
自分ですべて完璧におこなおうとするのではなく、必要に応じて「今日はパス」「〇〇ができればOK!」など相手と妥協点を探りましょう。
どうしても自分たちでできない場合は、家電の購入や代行サービスの利用もおすすめです。
家事の代行サービスとは?
家事の代行サービスとは、プロのスタッフがさまざまな家事を自分たちに代わっておこなってくれるサービスです。
依頼できる家事には
- 掃除
- 洗濯
- 料理
- 荷物の受け取り
- 庭木の手入れ
- ペットの世話
- 買い出し
などがあります。
費用はサービスごとに異なりますが、
「スタッフの人数×1時間あたりの派遣料+交通費」
であることが一般的です。
どうしても自分たちでおこなうのが難しい家事がある場合、定期的に代行してもらうこともできます。
見やすい分担表を作るには
続いて、見やすい分担表を作るポイントをお伝えします。
せっかく分担表を作っても、見づらい・わかりにくいのではスムーズに作業ができませんよね。
家事を分担する場合、自分のタスクがすぐわかる・スムーズに取り組めるのはとても大事なことです。
分担表を作るときは、次の4つの点に気をつけて作ってみましょう!
時間帯を朝・昼・夜に分けよう
分担表を作るときは、やることだけを書きだすのではなく、朝・昼・夜の時間帯に分けて、それぞれの時間帯でやることをリスト化しましょう。
時間帯を3つに分けることで表が見やすくなるだけでなく、作業に優先順位がつけやすくなります。
朝・昼・夜ごとに別の表にしてもいいですし、ひとつの表を3つに分けて作っても構いません。「誰が・いつ・何をやるか」が確認しやすい表を作りましょう。
定期・不定期ふたつの表を作ろう
定期的にやる家事用の表と、不定期にやる家事用の表を作りましょう。
定期的にやる家事は、毎日やらなければならない家事です。掃除や洗濯、料理などが定期的にやる家事にあたります。
一方、不定期にやる家事は、大掃除や衣替えなど、年に数回だけおこなう家事です。
不定期におこなう家事も作業を細かくリストアップし、誰が何をやるかを決めておくと、当日スムーズに進められますよ。
具体的な作業をリストアップする
家事の分担表を作るときは、作業内容を具体的に細かくリストアップしましょう。
掃除・洗濯・料理と大きなカテゴリーで分担するのではなく、「掃除機をかける」「洗濯物にアイロンをかける」「献立を決める」など具体的な作業レベルに落とし込んで分担することで、家事負担のバランスが見やすくなります。
具体的な作業レベルに落としたうえで、まとめられる作業・1人で担当したほうがよい作業をグループ化して分担すると、効率的に家事がおこなえますよ。
マーカーなどを使って見やすい表にする
分担表を作るのであれば、マーカーなどを使って色を付けましょう。
白黒の表はシンプルですが、パッと見ただけでは自分のやるべきことがわかりにくく、確認するのが手間です。
相手と自分で表の背景の色を変える、マーカーを引く、スタンプやシールなどでしるしをつけるようにすると、パッと見ただけで自分の分担がわかります。
やった家事・まだやっていない家事がわかるように色を変えるのもよいでしょう。
やった家事にマーカーを引く・マグネットの色を変える・しるしをつけるなどすれば、やらなければならないことの優先順位もつけやすいはずです。
タスク管理アプリを活用するのもおすすめ
どうしても表をチェックするのを忘れてしまう、相手がちゃんとやったかどうか気になるというときは、スマホに最初から入っているカレンダーアプリやメモアプリを使うのもひとつの方法です。
専用のアプリもありますが、会員登録が必要だったり、使い方を覚えるのが面倒だったりしますよね。でも、スマホに最初から入っているアプリのなかにも、家事分担に使えるアプリがあるんです。
Google Keepなどのメモアプリは、無料で使える上にチェックリストを作成できます。
家族がアクセスできるオンラインの共有フォルダに家事分担リストを入れて、確認・作業が終わったらチェックを入れるようにすれば、家事の分担ややったかどうかが手元のスマホで確認できますよ。
家事分担表のおすすめテンプレート6選
最後に、家事分担表のおすすめテンプレートをご紹介します。
いずれもパソコンやスマホで使えるものなので、家事分担表を作る際に活用してみてくださいね。
家事分担表 (かじぶんたんひょう)
A4サイズのパワーポイント用テンプレートです。
表の行や列は自由に追加できるので、簡単にカスタマイズできるのもポイント。
曜日ごとに、自分の担当する家事の欄に名前を記入して使えるので、週ごとに家事の分担を変える・見直したい家族にぴったりです。
AERAの家事育児100タスク表
保育園に通う子どもがいる家庭向けのタスク表です。
タスクが一覧になっているので、家事のリストアップに悩んでいる人におすすめです。
さらに、マグネットシートに貼り付けてカットすれば、ホワイトボードなどに貼れるので、家事ボードなどと組み合わせて使うとよいでしょう。
家族の家事分担表
Word用の家事分担表テンプレートです。
家事はそれぞれ自由に編集できるので、普段行っている家事を入力して使うものです。
こちらのテンプレートにはタスクごとに「担当」と「完了」を記入する欄が設けられているので、家事の実施状況も確認したい人にぴったりです。
週単位の雑用スケジュール
Excel用の雑用スケジュールです。
チェックボックスつきで、オンライン上に保存しておけばリアルタイムで家事の実施状況が入力・確認できます。
表計算ソフトのほうが使い慣れている人・関数などを使いたい人は、こちらのテンプレートがおすすめです。
印刷して使う場合は、必要な範囲がはみ出ないように印刷してください。
おからドーナツさんのテンプレート
イラストレーターのおからドーナツさんのかわいらしいイラストが目を引く家事分担表テンプレートです。
マグネットシートに貼りつけて、カットして使えるので、紙の分担表ではなく、ホワイトボードなどで分担表を作りたい人にぴったりです。
また、それぞれのタスクはひらがなで書かれているので、子どもがいるママ・パパにもおすすめ。台紙もページ下部で配布されているので、セットでダウンロードして活用しましょう!
家事分担ウィークリー スケジュール
Excelのプレミアムテンプレートです。Microsoft365のサブスクリプションを利用している人だけが利用できます。
自動で各曜日の日付が入力されるので、週間カレンダー代わりに使うのもおすすめです。
作業が終わったらプルダウンでチェックマークを入力するタイプの表なので、印刷して使うより、オンラインで確認・管理したい人向けです。
表を作れば家事の分担がスムーズ!
家事を分担するときは、自分がやることがひと目でわかるよう、家事分担表を作りましょう。
家事分担表を作るときは、記事中でお伝えした4つのポイントを意識すると、きれいで見やすい表が作れますよ。
自分で表を作るのが難しい・面倒だという場合は、ご紹介したテンプレートを使うのもおすすめです。
- 家事分担は「家事の見える化」がカギ
- 分担表を作ればタスクが把握しやすくなる
- 具体的な作業をリストアップ&グループ化しよう
- テンプレートを使えば分担表作りが簡単に!