「朔」の意味や由来は？名前に込められる思いや名付けの例を紹介！

まずは、「朔」という字について知りましょう。

欠けた月が元に戻る様子を表す漢字として成り立ち、そこから「ついたち」「陰暦で月の第一日目」「はじめ」といった意味を持つようになりました。

さらに、干支の始まりである「子（ね）」は方角に当てはめると北を指すことから、「北」の意味もあります。

月の始まりを意味することから、新たなスタートや変化、成長のイメージが強い漢字です。

さらに、月の満ち欠けのサイクルに関連していることから、自然とのつながりやリズムを大切にしつつ、粘り強く何度も挑戦する力強さも感じられます。

また、夜空から姿を消す新月のように、神秘的で美しい雰囲気や独自の世界観を持った人物を連想させます。

月は満ち欠けしようが必ず元の形に戻るものです。この状態を表す「朔」を使って名前を付けることで、形が変わろうと変わらぬ存在感を示す月のように、不変の愛情や永遠の絆といった思いを込められます。

また、空の変化や自然の営みと共に、新月から満月へと向かっていく月のように、周りと調和を取りながら成長し続ける人生を歩んでいくよう願うこともできるでしょう。

「朔」を使った名前を持つ人は、新しいスタートを切ることへの期待や、未来への希望とともに、さまざまな困難を乗り越えていく力強さを持って成長することが期待できます。

男女問わず使われるのは「さく」の読みです。止め字と組合せ、男の子であれば「朔斗」、女の子であれば「朔良」のように使われ、クールな印象だけでなく温かい音の響きがある名付けができます。どちらかというと、男の子の名前に使われるケースが多いです。

「さく」と読む漢字は他に、「作」「咲」「宰」などもあります。同じ響きにしたいけれど「朔」以外の文字にしたいという人は参考にしてくださいね。

朔の状態であるときの月は、地球から見ることができない暗い新月です。このため、捉え方によっては暗いイメージを持たれる可能性があります。一方、「落ち着いた雰囲気」や「神秘的な魅力を持っている」と捉えることも。

名付ける側の感性や願いがしっかり反映されていれば素敵な名前になるので安心して使ってください。

名前に「朔」を含む有名人にはこのような人が挙げられます。尊敬する人や憧れの人の名前から考えてみるのも良いですね。

月のサイクルに関連し、どこか神秘的な印象を兼ね備えている「朔」。新月の夜のように静かで荘厳なイメージを持ち、また新しい始まりを考えさせる力強さが感じられる漢字でもあります。

満ち欠けを繰り返す月のように、何度でも新しいことに挑戦して欲しいといった願いを込められます。「朔」を使って素敵な名前をプレゼントしてあげてください。

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