「真」の意味や由来は？名前に込められる思いや名付けの例を紹介！

まずは、「真」という字について知りましょう。

「真」は旧字では「眞」と書き、「匕」と「県」が組み合わさって成り立った漢字です。「匕」はスプーンを、「鼎（カナエ）」は金属製の底の深い器を表します。

スプーンで容器の中を食べ物で満たす様子から、真実で満ちる様子、つまり「本当の」という意味を持つようになりました。

「真」は、まこと、本当に、自然のままになどの意味があり、純粋さや誠実さ、そして真実を追求する姿勢を映し出すイメージを持っています。

また、「真心」や「真実」などの熟語に使われ、心からの思いや事実を伝える精神的な強さを感じ取ることも可能です。

字面からは清々しい存在感が感じられ、偽りのない素直さや一途さを思わせます。

「真実」「真っ直ぐ」「真摯」などのイメージから、信念を持って人生を歩むことや、人と向き合う時に素直で正直な心持ちを忘れないようにという願いが込められます。

また、「本当に」の意味からは、偽りのない人間に育つよう、または自分自身の本当の気持ちや思いを大切にし、誠実に生きてほしいという親の深い愛情や願いが表現可能です。

さらに、本質という意味合いもあり、子どもが自分自身の人生や世界を深く理解しようと努力することを願うこともできます。

合わせて、「天真爛漫」「純真無垢」と使われることから、明るく無邪気で飾らない人柄を願う気持ちを込めても素敵です。

「ま」の読みで使われることが多いです。男女ともに人気の読みで、男の子なら「颯真」、女の子なら「真央」のように使われます。

また、「しん」の読みで「一真」「健真」のように使うと、かっこいい印象の名付けが可能です。

「ま」と読む漢字は他に、「麻」「馬」「茉」「実」などもあります。

同じ響きにしたいけれど「真」以外の文字にしたいという人は参考にしてくださいね。

「真」の漢字が持つ意味の中にネガティブなものはありません。「真実」「真摯」などに使われる真っ直ぐなイメージは、名付けにぴったりと言えます。

ただ、「県」が「首」の逆さ文字であり「さかさづり」の意味がある点が気になる方もいます。

「真」は、誠実でポジティブなイメージで捉えられることが多い漢字です。あまり気にする必要はないと言えます。

まっすぐで、誠実な印象を与える「真」。「本物」「まこと」の意味からは、信頼性やまっすぐさを、また、「偽りのない」の意味からは飾らない人柄や、透明感も印象付けられます。

広く親しまれている漢字であることから、名付けに人気です。

「真」を使って、素敵な名前をプレゼントしてあげてくださいね。

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