妊婦はプロセスチーズを食べてもいい？妊娠中にプロセスチーズを食べるメリットや食べてはいけないチーズについて解説

チーズにはいろいろな種類がありますが、プロセスチーズは製造過程で加熱されているので、妊婦がそのまま食べても大丈夫です。

チーズの種類の中には妊娠中に避けるべき種類もあります。

チーズには、大きく分けてプロセスチーズとナチュラルチーズの2種類があります。このもう一方のナチュラルチーズには注意が必要です。

加熱処理されていないナチュラルチーズには、リステリア菌が付着していることがあり、食中毒の心配があるためです。

妊婦さんがリステリア菌に感染すると、インフルエンザに似た症状が現れたり、流産や早産などを引き起こしたりといった赤ちゃんへの影響も懸念されます。

妊娠中のナチュラルチーズのリスクと食べてもいい場合については、こちらの記事で詳しく紹介していますよ！

プロセスチーズの原料表示を見てみると、ナチュラルチーズと記載されていることがよくあります。

「ナチュラルチーズが入っていたら食べてはだめなの？プロセスチーズだから大丈夫なの？」と混乱してしまう人もいるかもしれませんね。

プロセスチーズの原料の中に、ナチュラルチーズが含まれていても食べて問題ありません。

実は、プロセスチーズはナチュラルチーズを加熱して加工したものです。そのため、プロセスチーズの原料にナチュラルチーズが入っているのは当たり前なんですよ。

万が一、原料のナチュラルチーズにリステリア菌が存在していたとしても、その加熱加工の工程で死滅するので、プロセスチーズは安心して食べられます。

リステリア菌による食中毒の心配はありませんが、妊娠中にプロセスチーズを食べる時には注意する点があります。それは、食べる量や回数です。

まず、プロセスチーズには100g当たり2.8gの食塩相当量が含まれていて、塩分が高めなので注意が必要です。

厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準(20年版)では、女性の塩分摂取量は6.5g未満が望ましいとされていますよ。

妊婦が塩分を摂りすぎると、血圧が上がったりむくんだりする原因になります。

さらに、脂質も高めなので、食べすぎると体重増加の原因にもなります。

プロセスチーズを食べる量や回数には気をつけましょう。

プロセスチーズを食べるメリットは、たんぱく質が摂れることです。

体重50㎏の女性では1日に約33gのたんぱく質が必要とされています。

妊娠すると、妊娠中期、後期に進むにしたがって、さらにタンパク質の摂取量を増やさないといけません。中期では5g、後期では20～25gのタンパク質を増やすのが目安です。

プロセスチーズには、100g当たり22.7gのタンパク質が含まれています。

同じく高タンパク食品と言われている豆腐は100g当たり5.3gなので、プロセスチーズに含まれるタンパク質の多さがわかりますね。

プロセスチーズを上手に利用してタンパク質を摂りましょう。

プロセスチーズは妊娠中でも食べることができます！

ただし塩分が多く含まれるため、食べる量や回数に注意し、他の食材とのバランスを考えて適度に食べましょう。

タンパク質が豊富なため、妊娠中の栄養補給におすすめですよ。

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