妊婦はチョコレートを食べてもいい?妊娠中にチョコを食べてもよい量や注意点について解説
チョコレートは老若男女に人気のお菓子ですよね。妊娠中にも食べたいけれど、胎児や体調に悪い影響が出ないか心配という人も多いでしょう。
チョコレートはカロリー・糖質の面やカフェイン・ポリフェノールなどの成分の面で注意が必要です。
この記事では、妊婦がチョコレートを食べる時の注意点について解説します。
チョコレートは老若男女に人気のお菓子ですよね。妊娠中にも食べたいけれど、胎児や体調に悪い影響が出ないか心配という人も多いでしょう。
チョコレートはカロリー・糖質の面やカフェイン・ポリフェノールなどの成分の面で注意が必要です。
この記事では、妊婦がチョコレートを食べる時の注意点について解説します。
妊婦はチョコレートを食べすぎないほうがよい
チョコレートはカロリー・糖分・脂質が高く、カフェインやポリフェノールも含まれています。
妊娠中に食べるときは、食べる頻度を抑えて、1日に板チョコ半分ほどまでにしましょう。
妊婦がチョコレートを食べる量を制限すべき理由
妊娠中に気をつけるべきチョコレートの特徴は主に下記の3つです。
- カロリー・糖質・脂質
- カフェイン
- ポリフェノール
それぞれ、チョコレートに含まれる量や胎児への影響を知っておきましょう。
カロリー・糖質・脂質が多い
チョコレートはカロリーが高く糖質や脂質も多いため、食べ過ぎには要注意です。
妊婦の急激な体重増加や糖質の摂りすぎは妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などのリスクを高めます。
厚生労働省は、妊娠中のおやつはカロリーで200kcal、糖質で20gまでが望ましいとしているので目安にしましょう。
ミルクチョコレートのカロリーは100g当たり550kcal、糖質は51.9gです。
板チョコ1枚(約50g)を食べると、カロリー225kcal、糖質25gを摂ってしまうので食べ過ぎと言えますね。
妊娠中に食べるチョコレートは、板チョコの半分程度の量を目安にするとよいでしょう。
カフェインが含まれている
コーヒーやお茶に含まれているイメージがあるカフェインは、実はチョコレートにも含まれています。
妊婦がカフェインを摂りすぎると、流産や赤ちゃんが低出生体重児になるリスクが高くなります。
妊娠中のカフェインの摂取量については、日本には明確な基準があるわけではありません。海外の機関は、妊娠中のカフェイン摂取目安量を200〜300mg/日と定めています。
チョコレートに含まれるカフェインは、一般的なミルクチョコレートでは100g当たり25〜36mgと、それほど多くはありません。
食べ過ぎなければ問題ないでしょう。
ポリフェノールが含まれている
チョコレートにはポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは、ほぼすべての植物に存在する苦味・色素成分で、ワインやお茶に含まれることで知られています。
抗炎症作用や抗酸化作用があるとされ、健康にいいと言われるポリフェノールですが、妊娠中は摂りすぎには注意しないといけません。
妊娠後期にポリフェノールをたくさん摂取すると、お腹の赤ちゃんに心不全や肺高血圧症などが起こるという報告があるためです。
具体的な上限量は設定されていませんが、過剰摂取は避けるべきです。
注意が必要なチョコレート
ここまでは、オーソドックスなミルクチョコレートについて解説しました。
ここからは、チョコレートの中でも特に注意すべきものを紹介します。
高カカオ(ハイカカオ)チョコレート
チョコレートの中には、高カカオ(ハイカカオ)チョコレートと呼ばれる種類のものがあります。
高カカオチョコレートは、カカオが70%以上含まれているものをいいます。糖質がミルクチョコレートよりも抑えられていることや、カカオ本来の苦味や香りを感じられるという特徴があります。
高カカオチョコレートは、ミルクチョコレートよりカカオの濃度が高いため、カフェインやポリフェノールも多く含まれます。
妊婦は高カカオチョコレートは避けたほうがいいでしょう。
アルコール(酒)を含むチョコレート
チョコレートの中には、香りづけとしてリキュールなどのお酒が使用されているものがあります。
妊婦によるアルコール摂取には、胎児の奇形や発育不全、胎児性アルコール症候群や流産などのリスクがあります。
影響を及ぼすアルコールの量については明確に定められている数値がなく、「この量までならアルコールを飲んでも大丈夫」ということはありません。
少量でもアルコールが含まれているチョコレートは避けるようにしましょう。
迷信?本当?妊娠とチョコレートに関する噂
妊婦とチョコレートにまつわる迷信が数多く囁かれています。
たとえば、「妊娠中にチョコレートを食べるとよく笑う赤ちゃんが生まれてくる」「妊婦がチョコレートを食べたくなると、女の子が生まれる証拠」といったものです。
これらの噂は本当なのでしょうか?
妊娠中にチョコレートを食べると子どもが笑う?
「チョコレートを食べたくなると生まれてくる赤ちゃんがよく笑う」という噂は、ヘルシンキ大学が妊婦に対して行った研究がもととなっているようです。
この研究では、妊婦に定期的にチョコレートを食べてもらったところ、生まれてきた赤ちゃんが活動的で好奇心に満ち、よく笑ったというのです。
その理由として考えられたのが、フェニルエチルアミンというチョコレートに含まれる物質。この物質が赤ちゃんに影響していたのではないかとのことでした。
しかし、これは一説であって、科学的なエビデンスとして確立されたものではありません。
妊娠中にチョコレートが食べたくなる時は赤ちゃんの性別は女の子?
妊婦とチョコレートに関する迷信には、「妊婦がチョコレートを食べたくなると女の子が生まれる」というものもあります。
これも結論から言うと、科学的なエビデンスはありません。
妊娠中は食べ物の好みが変わると言われますが、これはつわりやホルモンバランスが影響していると考えられています。「反対に辛いものを食べたくなる時は男の子」という迷信もありますが、同様に科学的な根拠はありませんよ。
チョコレートやお菓子を食べると赤ちゃんがアトピーになる?
妊娠中にチョコレートやお菓子を食べたことで、赤ちゃんがアトピーになるという科学的エビデンスはありません。
妊婦の食べた食事が赤ちゃんにどのような影響を与えるのかについては、数々の研究が行われています。
現在のところ、生まれてくる赤ちゃんのアトピーと妊婦が食べたものには関係がないと考えられています。
妊娠中はチョコレートの食べ方に注意しよう
チョコレートはカロリーや糖質が高いため、食べ過ぎに注意しましょう。
また、チョコレートに含まれるカフェインやポリフェノールの過剰摂取には、赤ちゃんへのリスクもあります。
妊婦がチョコレートを食べると赤ちゃんがよく笑ったり、女の子が生まれたり、アトピー性皮膚炎になったりするといった迷信には、科学的エビデンスはありませんよ。
- チョコレートにはカフェインやポリフェノールが含まれる
- カフェインやポリフェノールの過剰摂取は、赤ちゃんへのリスクとなる
- 特に高カカオチョコレートはカフェインの量が多いため避けたほうが安全
- 妊婦とチョコレートに関する迷信は、科学的に証明されていない
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