妊婦は生クリームを食べてもいい？妊娠中に生クリームを食べるときの注意点やメリットについて解説

生クリームは妊婦さんが食べても問題ない食材です。

しかし、「妊婦は生クリームを食べてはいけない」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

ここからは妊娠中に生クリームを食べる時の注意点について説明します。

妊娠中の生クリームについては様々な心配があるでしょう。

ここでは、実際には心配のいらないリステリア菌と乳腺炎について説明します。

名前に「生」と付く生クリームは、リステリア菌による赤ちゃんへの影響を心配して避けた方がよいと考える妊婦さんもいるようです。

リステリア菌は食品に存在し、加熱処理を受けていない生肉や生魚、冷蔵保存された惣菜、未加熱の乳製品などに多く見られ、食中毒の原因となる細菌です。

しかし、市販されている生クリームは製造段階で加熱殺菌されているため、リステリア菌に感染するリスクはありません。

甘いものや、脂質の多い食品を摂ることで乳腺炎になると聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

乳腺炎は、乳汁を分泌する乳腺が炎症を起こす病気です。

乳腺炎の主な原因は細菌感染で、高脂肪の食品を避けることが乳腺炎予防になるという医学的根拠はありません。

生クリームの乳脂肪分によって乳管が詰まることはないので安心してください。

生クリームは高カロリーなため、食べすぎには注意が必要です。

妊婦さんの体重が増加しすぎると、難産や巨大児のリスクが高まります。

また、糖分の摂りすぎは妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などのリスクを高めます。

妊娠中の間食は、1日200kcalまでを目安にしましょう。小さいショートケーキ1切れが200kcal程度です。

毎日200kcalのお菓子を食べるというよりは、200kcalを上限として、控えめにする日とお菓子を楽しむ日を設けると良いでしょう。

また、妊娠中は消化器官に不快な症状が出ることも多く、脂質の多い生クリームを食べると気持ち悪くなることもあります。

妊娠中に生クリームを食べる場合は、体調のよいときに少量を楽しむようにしてくださいね。

身体への負担を最小限に抑える食事は、母子共に健康を維持するために重要ですが、適度な息抜きも必要です。

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