里帰り出産後の家事育児分担がうまくいった方法とは?ママ・パパインタビュー!【ともに手をとる子育て】
トモニテでは、いろいろな形で子どもを育てる人たちを訪ね、その生活について伺っていきます!
第2弾は金子ファミリーにインタビュー。里帰り出産後のママ・パパの家事育児分担スタイルや、子どもを育てて初めて知った苦労、これからの社会への期待について伺いました。
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第2弾は金子ファミリーにインタビュー。里帰り出産後のママ・パパの家事育児分担スタイルや、子どもを育てて初めて知った苦労、これからの社会への期待について伺いました。
【今回お話を伺った金子家】
パパ(広告系勤務)/ママ(育休中)/長男(8ヶ月)
今回お話を伺った金子家
コロナ禍での里帰り出産
──まず最初にお子さんと初めて対面したときは、どんな気持ちでしたか。
ママ:
逆子で帝王切開で生まれたんですが、「帝王切開だから生まれる実感わかないのかな」とか思ったこともあったんですけど、元気に泣いてくれたときに自然と涙が出てきました。もう、感動しましたね。
──パパは、どのタイミングで初めて対面されたんですか?
パパ:
僕も生まれた日には対面できたんですけど、コロナだったので保育器越しかつガラス越しだけでした。それでもめちゃくちゃ感動しました。
一旦、無事生まれてよかったなっていう安心感を感じましたね。
──そのときにはパパは育休をとられていたんですか?
パパ:
そのときはまだ取っていなくて、里帰り出産だったので、産まれてからすぐは実家で育児をやってもらいました。
その後、年末年始にかぶせて12月の20日ぐらいから1月の10日ぐらいまで産後パパ育休を取って、3週間ちょっとずっと一緒にいたっていう感じです。
産後パパ育休とは?
産後パパ育休は、正式名称を「出生時育児休業」という育児休業の仕組み。
育児・介護休業法が改正されたことで、2022年10月に新設されました。
男性が、子どもの出生日から8週間以内に、最長4週間の育休をとれるようになり、2回に分割しての取得も可能になりました。
家事と育児の両立
──里帰りから帰っての育児で、何か変化はありましたか?
ママ:
家のことを少しはやらなくちゃいけなくなった中で、授乳もある時期だったので、家事育児の両立が最初は大変でしたね。2人でちょっと寝れないねみたいな日とかもあったり。
──やっぱりその時期が睡眠や生活リズム的に一番しんどいですよね。 そのときは、家事育児の分担は何か決めてやってたんですか?
パパ:
そうですね、ときに応じてっていう感じでした。
できてたかわからないんですけど、なるべく洗濯・洗い物・掃除とかの家事は率先してやるようにしてましたね。
母乳をあげるなどのできないところはお願いしなきゃいけないので、なるべく家事の負担を減らすようにしていました。
お互いが楽な時間を少しでもつくる
パパ:
夜はママが中心で頑張ってくれたので、その分日中に動いてやることを少なくして、昼寝・朝寝をしてもらったりとかしていました。
──あえてそれぞれの生活リズムをずらすようにして、担当する部分を持ってやりくりしてたんですね。
ママ:
母乳育児をしていたので、パパに夜に起きてもらったとしても、授乳は私しかできないんですね。だから夜は寝てもらってその分昼間にちょっと寝かせてもらった方が、2人にとっていいのかなと思いました。
──家事育児の分担がすごいしっかりされてるなって個人的には思うんですが、生まれる前に家事育児の仕方について相談したりすることはあったんですか?
ママ:
特にはしていないですね。子どもが生まれる前から、できる方ができることをやるみたいな感じでやっていたので、それでうまく回ってきたっていう感じです。
出産・育児で初めて知った大変さ
──妊娠してからや子育てを始めてから、初めて知った大変さってどういうことがありましたか?
ママ:
授乳が軌道に乗るまでちょっと大変だよとは聞いてたんですけど、なんだかんだすんなりいくのかなとか思ったりもしてたんですね。
それが、私の場合は搾乳とかもしながら二、三時間おきにしていたので、最初の一、二ヶ月は一日中授乳のことばかり考えている感じでした。
ミルクにしようかなと思ったりもしたんですが、でも出るんだったら母乳あげたいなと思ったり。
それが最初の一番大変なところでしたね。
──確かに、話には聞いていても自分で経験してみないとわからない大変さがありますよね。
パパ:
自分は、時間と移動がこんなに制限されるんだっていうのが驚きでしたね。
子どもがいると、この時間はここには行かないといけない、ここで昼ご飯を食べないといけない、電車で行くか車で行くかみたいなことを決めなくちゃいけなくて。
1日ただ遊びに行くにしても結構細かくスケジュール感を持って動かなきゃいけないのが大変だと思いました。
──やることが増えるとは思っていても、そこまで分刻みのタイムスケジュールなんだみたいなのは結構驚きだったっていうことですね。
パパ:
本当に一つスケジュールがずれると、授乳どこでやるんだとか、オムツどこで変えられるんだっていう問題が出てきます。電車に乗ってたら絶対できないし、車でも停めてやらなきゃいけないとか色々あって。
スケジュールがちょっとずれると、赤ちゃんの負担になっちゃうので、こんなに意識しないといけないんだっていうことにびっくりしました。
これまでの育児を振り返って
──これまでの育児経験の中で、「もっとこうできたらよかった」と思う点はありますか?
ママ:
そうですね…。ネントレはしても良かったのかなと思いますね。
今は抱っこで寝かせて下ろすみたいなのがメインなんですけど、小さいうちからベッドで寝るようにできたら良かったのかなと思います。
でも、「抱っこで寝るのもそれはそれでかわいいし」とか思うところもあります。
ネントレとは
ネントレとは、赤ちゃんが自分で眠る習慣をつけるトレーニングのこと。
抱っこせずに眠れる、起きてしまってもまた自分でまた眠りにつけるなどのメリットがある。
──ネントレなどの育児についての情報は、どうやって知ったり意識するようになったんですか?
パパ:
私の会社の先輩に本をおすすめされて、それを買って知りましたね
──何か情報収集で他に使用しているメディアやツールってありますか?
ママ:
育児雑誌を読んだりとか、あとはインスタやツイッター(X)も使いますね。個人の育児アカウントやインフルエンサーさんを見ます。
──月齢が同じぐらいのお子さんのアカウントを見たりしますか?
ママ:
はい、そうですね。自分の子より1ヶ月早い子とかだとすごい参考になるなって思います。
育児グッズとかは、同じものでも値段もピンキリだし種類もたくさんあって、どれを選んでいいかわからないときに参考にしていました。
ハッシュタグとかで検索して、使ってる人のレビューを見たりしていましたね。
これからどんな社会で子どもを育んでいくか
──子育てがスタートして大変なことがまだまだあると思いますが、どんな社会で育児をしたいと思いますか?
ママ:
国の制度など大きい話も大切ですが、1人1人の優しさで育児がしやすくなることもあると思います。
エレベーターをベビーカーで待ってる人がいたら譲ってあげようみたいな気持ちとか、とてもありがたいですよね。
あとは私達は経験がないですけど、外で泣いちゃって舌打ちされるようなこともあると聞くので、もう少し優しい世の中になるといいなと思います。
──パパはいかがですか?
パパ:
人それぞれだと思うんですけど、まだまだ男性がもっと育児に参加しやすい仕組みづくりが必要だと感じますね。
僕は今、ある程度フレキシブルに働ける環境にあるので育児に参加できています。これが毎日出社しなきゃいけない状況だったら、やれていないかもしれないと思いますし、やる人にもならなかった気がします。
コロナ禍で、出社しなくても働ける人も多いっていうのがある程度日本全体で見えてきた部分があると思います。
柔軟に働ける仕組みをどんどん社会が取り入れていって、育児に参加できるように整えていけるといいのかなと思いました。
──仕組みや制度を先に整えることで、ママパパの意識が変わることもありますよね!
今回はお話を聞かせていただきありがとうございました!
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