妊娠40週(10ヶ月)の妊婦・胎児の様子|過ごし方や気になる症状
出産予定日の週になりました。妊娠がわかってからこれまで、いろいろなことがあったでしょう。
もうすぐ赤ちゃんと会えるのが楽しみな反面、これからの育児に対する不安もあるかもしれませんね。
退院後はバタバタするので、今の時期に夫婦でゆったり過ごせるとよいですね。
もうじき出産を迎える妊娠40週の過ごし方や気になる症状を解説します。
出産予定日の週になりました。妊娠がわかってからこれまで、いろいろなことがあったでしょう。
もうすぐ赤ちゃんと会えるのが楽しみな反面、これからの育児に対する不安もあるかもしれませんね。
退院後はバタバタするので、今の時期に夫婦でゆったり過ごせるとよいですね。
もうじき出産を迎える妊娠40週の過ごし方や気になる症状を解説します。
妊娠40週目のママの様子
赤ちゃんがくると慌ただしくなるので食べたいものを食べ、したいことをしてゆったり過ごしましょう。
産後、報告する方のリストや届け出が必要な書類は揃えていますか?
ママやパートナーが所属している会社からお祝い金の制度があることも。もう一度家族と一緒に確認してみましょう。
子宮口が開いておしるしが出る
出産が近くなると、子宮口が開いておしるしが出ることがあります。おしるしは、子宮頸管から分泌された粘液に、血液が混ざったものです。
色や量には個人差があり、下着に少し付く程度の人もいれば、生理のときと同じくらい出血する人もいます。
多い人でも、生理の多い日と同じ程度の出血であれば心配はいりません。出血の量が多すぎたり、痛みがあったりする場合は、すぐに病院に連絡してくださいね。
おしるしがあると、数日以内に陣痛がはじまることが多いです。連絡先を確認したり、病院・産院に行く準備をしたりして、陣痛がはじまるのを待ちましょう。
陣痛でおなかが痛くなる
出産が近くなると、陣痛がはじまります。陣痛は、赤ちゃんを押し出そうと子宮が収縮することで起こる規則的な痛みです。
前駆陣痛はしばらくすると痛みが引いたり、痛む間隔が不規則だったりして、出産には至りません。
本陣痛は、時間が経つほど痛みが強くなり、痛む間隔も短くなっていきます。
はじめて出産する人は焦ってしまうかもしれませんが、痛む間隔が10分おきになってきたら病院・産院に連絡しましょう。
生理的に眠りが浅くなる
出産間近になると、出産後の頻繁な授乳に備えて眠りが浅くなったり、頻尿や息苦しさで眠れなくなったりすることが増えます。これは生理的なものです。
寝不足から日中に眠気を感じることも増えるでしょう。
眠気を感じたときは、横になったり昼寝をしたりして、無理をせずに休んでくださいね。
妊娠40週目の赤ちゃんの様子・エコー
妊娠40週になると赤ちゃんの体の発育は完了しており、あとは生まれるのを待つだけの状態です。
産道を通るため、頭を下にして手足を縮め、小さく丸まった状態で出産を待っています。
子宮の中に赤ちゃんが動けるスペースはなく、エコーを当てても全身が映らないほど赤ちゃんは大きくなっています。
妊娠40週目頃の赤ちゃんの大きさ
受精から:256日~262日目
頭殿長:50cm~52cm
体重:2,500g~3,600g
妊娠40週0日目
赤ちゃんの頭蓋骨の骨と骨の間はこの時期にはくっついておらず、膜で隔てられているだけです。
そのおかげで骨が動き小さくなってママの産道を通ることができるのです。
妊娠40週1日目
へその緒の長さは赤ちゃんの体長とほぼ同じ長さになっています。
多くは問題ありませんが、体に巻きついているなどして出産時に赤ちゃんに危険が及びそうな場合には急遽、帝王切開を判断することがあります。
妊娠40週2日目
産後、赤ちゃんに栄養を送っていた胎盤は役目を終えます。
子宮が収縮し、胎盤を子宮の壁から剥がすのです。この収縮の痛みが陣痛と同じくらい痛いと感じる場合もあるようです。
妊娠40週3日目
生まれてきた赤ちゃんには身体中に胎脂が白っぽく全体についています。
これは羊水の中で赤ちゃんの肌を保護していたものです。産後も強く拭き取らず自然に取れるのを待つ産院もあるようです。
妊娠40週4日目
赤ちゃんの胃はこの頃には十分に成熟していますが、はじめの数ヶ月はまだ母乳やミルクしか飲むことはできません。
胃の形や胃酸の量がまだ完全ではないためです。
妊娠40週5日目
まだ赤ちゃんに会えないと気を揉んでいるかもしれません。
出産予定日を大幅に過ぎているからといって、赤ちゃんに異常があるわけではありません。少しのんびりやの子かもしれないという気持ちで構えておきましょう。
妊娠40週6日目
赤ちゃんが育ちすぎると分娩のリスクが大きくなるため、現在では42週を超えて分娩をすることはほとんどありません。
経腟分娩でも陣痛促進剤などを使うなど、人工的に刺激を起こしてお産を始めることもあります。
妊娠40週目の過ごし方・気をつけること
出産予定日を迎える妊娠40週目。早く赤ちゃんと会いたくて、落ち着かないママ・パパもいるかもしれませんね。
妊娠40週目の過ごし方・気をつけることをお伝えします。
体調を整えてお産に備えよう
妊娠40週になると、いつお産がはじまってもおかしくありません。
おしるしが出てから陣痛がはじまることもあれば、いきなり陣痛がはじまったり、陣痛の前に破水したりすることもあります。
いつお産がはじまってもよいように、体調を整えてお産に備えましょう。
予定日が過ぎても焦らないようにしよう
出産予定日の週になりましたが、出産予定日に生まれる赤ちゃんは全体の5%もいません。
出産予定日より遅れても、あまり焦らないようにしましょう。
お産の進み方も個人差が大きいので、出産予定日が過ぎてもおしるしや陣痛が来ないからと不安にならず、ゆったりと過ごしてくださいね。
出産まで気を抜かずに体重をコントロールしよう
出産が近くなると、それまでみぞおちあたりまで上がっていた子宮の位置が下がり、胃や胸のつかえが取れます。
そのことで食欲が戻り、食事が何でもおいしく感じられるでしょう。
だからといって、食べ過ぎには注意してくださいね。この時期に食べ過ぎると赤ちゃんがおなかの中で一気に成長し、難産になることがあります。
摂取目安カロリーを守って、適正体重をキープしましょう。
妊娠40週目に気になる症状や病気
妊娠40週目の気になる症状や病気を解説します。
過期妊娠
過期妊娠は、出産予定日を2週間以上超えても赤ちゃんが生まれないことをいいます。
妊娠42週以降に赤ちゃんが生まれる過期産は、全妊娠の4%~10%程度とされており、それほど珍しいことではありません。
しかし、妊娠42週を過ぎると、出産の際にママと赤ちゃんに危険が及ぶことがあるので、分娩誘発を行うのが一般的です。
陣痛促進剤を点滴するなどの処置が必要になるので、医師の説明をよく聞いて、指示に従いましょう。
癒着胎盤
癒着胎盤は、胎盤の組織の一部が子宮の筋肉の内側に入り込んでいる状態を指します。
分娩前に癒着胎盤かどうかを知るのは難しく、赤ちゃんが生まれたあと、胎盤が子宮からはがれないことで判明することがほとんどです。
癒着胎盤だった場合、胎盤がはがれる際に大量出血をともない、出血を止めることが難しくなります。
人によっては輸血や子宮摘出が必要になることがあるので、万が一の事態に備えてパートナーや家族にも癒着胎盤について知っておいてもらいましょう。
妊娠40週目にやること・やっておいたほうがいいこと
出産間近で落ち着かないママ・パパもいると思いますが、妊娠40週目に入ったら次のことをやっておきましょう。
入院に備えて上の子へのフォローをしよう
上の子がいるママ・パパは、入院に備えて上の子のフォローをしておきましょう。
ママが1週間近く入院している間、上の子のケアをどのようにするのか家族で話し合っておくとよいですよ。
家族に子どものケアを任せるのが難しい場合、自治体によっては一時預かりサービスが利用できることもあります。
入院前にたっぷり甘えさせてあげつつ、これからお兄ちゃん・お姉ちゃんになることを子どもにわかりやすく伝えてくださいね。
病院までの交通手段を決めておこう
いつ産気づいてもよいように、病院・産院までどの交通手段で行くのか決めておくことも大切です。
外出先から行く場合、平日の場合、夜間の場合など状況にあわせて移動手段を考えておくと、急に陣痛がはじまっても慌てずに済みますよ。
陣痛タクシーなどのサービスを行っているタクシー会社もあるので、身近に利用できるサービスがないか調べてみてくださいね。
【管理栄養士監修】妊娠中のおすすめレシピ
トモニテでは管理栄養士が監修した、妊娠中におすすめのレシピもご紹介しています♪
- つわり中でも食べやすいレシピ
- 鉄分や葉酸、食物繊維が摂れるレシピ
- 忙しくても簡単に調理できるレシピ
妊娠中に嬉しい料理やおかずを動画でわかりやすく紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
レシピ記事はトモニテ編集部が作成、トモニテ管理栄養士が監修したものとなります。
本記事の監修者が関与しているものではありません。
【編集部セレクト】妊娠中に準備しておきたい育児グッズ
妊娠中のママにおすすめのグッズや、ベビーカーや哺乳瓶など、出産後に使うグッズをご紹介しています。
早いうちに、どんなものがあるのか、欲しいものはどれか、チェックしておくとよいですよ♪
商品やサービスの紹介記事は、トモニテ編集部が作成したものとなります。
本記事の監修者が関与しているものではありません。
赤ちゃんと会えるのももうすぐ!リラックスして出産を待とう
妊娠がわかってから出産予定日となる40週まで、あっという間だったと感じる人もいれば、長かったと感じる人もいるでしょう。
もうすぐ赤ちゃんと会えるのが待ち遠しいですね。
出産まであとわずか。これまでの出来事を振り返りながら、1日1日を大切に過ごしていきましょう。
- 出産予定日を過ぎても焦らないで
- おしるしや陣痛などお産の兆候を見逃さないようにしよう
- 産気づいたときの対応を家族と確認しておこう
- 上の子がいる人は、入院前のフォローを忘れずに
- 病院・産院に行く交通手段はいくつかプランを考えておくと安心
【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本記事は妊娠中の方への情報提供を目的としており、診療を目的としておりません。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
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