妊娠中に上の子を抱っこしても大丈夫?抱っこの仕方やスキンシップのポイント
妊娠中に気になるのが上の子との関わりです。
赤ちゃんへの影響が気になったり、お腹が大きくなってきて上の子を抱っこするのが難しくなったりと悩んでいるママは多いのではないでしょうか。
今回は妊娠中に上の子を抱っこしても大丈夫なのか、妊娠の経過に沿って気をつけたいポイントを解説します。
妊娠中に抱っこをするときのポイントや、上のお子さんとのスキンシップを保つ方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
妊娠中に気になるのが上の子との関わりです。
赤ちゃんへの影響が気になったり、お腹が大きくなってきて上の子を抱っこするのが難しくなったりと悩んでいるママは多いのではないでしょうか。
今回は妊娠中に上の子を抱っこしても大丈夫なのか、妊娠の経過に沿って気をつけたいポイントを解説します。
妊娠中に抱っこをするときのポイントや、上のお子さんとのスキンシップを保つ方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
妊娠中に上の子を抱っこしても大丈夫?
妊娠中に子どもを抱っこすることは禁止されていません。
妊娠の経過に問題がなく、お腹が張ったり痛かったりしなければさほど心配しなくてよいでしょう。
妊娠の経過や症状は人それぞれです。
お腹が張らなくても、つわりなどで体調が思わしくないときは抱っこを控え、休みましょう。心配な場合は医師に上の子を抱っこしていいか相談してくださいね。
妊娠中の抱っこは胎児に悪影響はない?
妊娠中の抱っこが胎児に直接悪影響を及ぼすことはありません。
ママのお腹の中で、赤ちゃんは「羊水」という水の中に浮かんでいます。
ママが転んだりお腹をぶつけたりしても、羊水がクッションの役割を果たし赤ちゃんを守るため、子どもを抱っこする程度では過度に心配しなくてもよいでしょう。
体調に問題がなく、長時間でなければ子どもを抱っこをしても問題ないでしょう。
一方で、下記のような症状があるときは抱っこを控えたほうがいいでしょう。流産や早産などにつながるケースもあるからです。
抱っこをやめた方がいいケース
お腹が張っている
妊娠初期に出血があった
医師から安静を指示されている(切迫流産・切迫早産の可能性など)
妊娠の経過に問題がある
ママの体調が悪い場合は、無理せず休むことが大切です。抱っこ以外のスキンシップで上の子と向き合ってみましょう。
【妊娠期別】上の子の抱っことの付き合い方
妊娠が進むにつれて、ママのお腹は大きくなります。
妊娠の時期によっては抱っこが負担になることがあります。妊娠期別で見る、上の子との抱っこの向き合い方を確認しましょう。
妊娠初期:基本的にはいままで通りでOK
妊娠初期(2・3・4ヶ月)は、今まで通りの生活の範囲であれば行動を大きく制限したり過度に心配したりしなくてもよいでしょう。
医師に相談したうえでお腹が張ったり出血がなければ、今まで通り上の子を抱っこしてあげましょう。
妊娠4ヶ月でも赤ちゃんはレモン1個分(約100g)ほどの大きさしかありません。お腹はほとんど出ていないので、抱っこをしてもお腹を過度に圧迫する心配はないでしょう。
妊娠中はストレス解消や体重が増えすぎるのを防ぐため、妊娠前から継続していた運動や、キツくない程度の運動は許容されることもあります。
妊娠中期:横抱きやおんぶなど体に負担がかからないように
妊娠中期(5・6・7ヶ月)は胎動を感じ、ママもお腹のふくらみが目立つようになります。
赤ちゃんの体重はどんどん増え、妊娠7ヶ月ごろには約1,000gになるのでお腹に負担がかかる前抱き抱っこは避けましょう。
お腹を圧迫しないおんぶや、負担が少ない横抱きができるような抱っこひもを活用しましょう。
ウエストベルトの抱っこひもはお腹に負担がかかるので、布製でみぞおちの高い位置に結べるタイプがおすすめです。
妊娠後期:子どもの抱っこやおんぶは避けて
妊娠後期(8・9・10ヶ月)はお腹の赤ちゃんもさらに大きくなり、出産に向けて約2ヶ月の間に赤ちゃんの体重は倍以上に成長します。
ママはお腹が前に出るので足元が見えにくくなるころです。
妊娠後期はお腹への負担や転倒のリスクが高まるので、子どもの抱っこやおんぶは避けた方がよいでしょう。
上の子が抱っこを求めてきたら、座って抱っこしたり、短時間のおんぶにしたりしましょう。無理はせずお腹が張ったらすぐ休むことを心がけましょう。
妊娠中に子どもを抱っこする時のポイント
基本的にお腹が張ったり痛むことがなければ、妊娠中もいつも通り抱っこしてあげて大丈夫です。
しかし、妊娠中はいつもと同じようにはいきません。抱っこをする際は、いつもとは方法を変えましょう。
妊娠中に上の子を抱っこするときは、腹圧がかからないように意識することが大事です。妊娠中に子どもを抱っこするときのポイントをまとめました。
妊娠中に上の子を抱っこするときのポイント
医師から止められていない限りは抱っこしてあげてOK
お腹に上の子の体重が乗らないように注意する
1回の抱っこの時間を短くする
立たずに座って抱っこする
下腹部に負担が少ない横抱きを取り入れる
腹圧がかかるとお腹の張りにつながります。抱っこやおんぶをする際は、短時間でお腹に力が入らない抱き方をするようにしましょう。
抱っこの後に、痛みがでたり、お腹の張りが続く場合はかかりつけ医に相談してくださいね。
上の子を抱っこできないときのケア・コミュニケーションのポイント
抱っこの機会が減ったり、できなくなってしまうと、上の子は「今まで抱っこしてもらっていたのに、急に抱っこしてもらえない」と、戸惑ってしまうかもしれません。
妊娠中に抱っこができない場合の上の子への声かけや対処法をご紹介します。
赤ちゃんの存在を伝えてあげる
まずは上の子に、お腹の中に赤ちゃんがいることを伝えましょう。
ママはなぜ今抱っこができないのか、知らないまま「抱っこはダメ」と言われてもお子さんも混乱してしまいます。
弟か妹がお腹の中にいること、お兄ちゃんやお姉ちゃんになることを伝えましょう。
そして、「抱っこをするとお腹の赤ちゃんが苦しくなったりするかもしれないから、抱っこができないんだよ」と、理由まで伝えてあげるといいですね。
上のお子さんの年齢にもよりますが、1度で理解するのは難しいこともあります。繰り返し伝え、「生まれてきたらいっぱい抱っこしようね」と抱っこが嫌になったわけではないことを伝えてあげましょう。
抱っこ以外のスキンシップをとる
抱っこができない場合、抱っこ以外のスキンシップをとりましょう。
子どもが抱っこしてほしいときは、ママに甘えているときが多いはず。
抱っこをせがまれたら、「ママも抱っこしてあげたいんだけど、赤ちゃんがいるからできないんだよ」と子どもの気持ちを受け止めてから、できない理由を伝えましょう。
そして「一緒に絵本を読もうか」「抱っこはできないけど、ぎゅっとしよう!」とほかのスキンシップを提案すれば、抱っこができなくても満たされることでしょう。
「抱っこはできないの!」と拒否はしない
「抱っこしてほしい!」というお子さんの気持ちを拒否はせず、受け止めてあげましょう。
家事などで忙しかったり体調が悪かったりするなかで、繰り返し抱っこをせがまれるとイライラすることもあるかもしれません。
しかし、子どもには妊娠中のママの状態をちゃんと理解するのはなかなか難しいものです。
一方的に拒否したり叱ってしまうと逆効果です。子どもが「抱っこして!」と言ってきたときは、できるできないにかかわらずまず「そうだよね。抱っこしてほしいよね」と、その気持ちを受けとめましょう。
一度受け止めることで、子どもは自分の主張を認めてもらえたと安心します。
子どもの気持ちを受け止めてから、理由や状況を説明し、遊びに誘ったりお茶を飲んだりとほかの提案ができるとよいですね。
パパや家族に甘えさせてあげる
妊娠中のママは思うように抱っこできませんが、代わりにパパや家族とのスキンシップを増やしましょう。
「ママも抱っこしてあげたいけど、赤ちゃんがお腹の中にいるからできないの」と、お子さんの思いを受け止めてあげることを忘れずに。そのあとはパパやきょうだいで公園に行ったり、おじいちゃんやおばあちゃんと遊んだりと、思い切り甘えられる環境を作ってあげましょう。
気持ちが満たされると、ママが抱っこができないことも理解してくれるはず。パパや周りの力を借りて上手に発散させてあげましょう。
上の子が甘えてきたら?抱っこ以外のスキンシップ
上のお子さんが甘えてきたときにできる、抱っこ以外のスキンシップを知っておきましょう。
甘えて自分の気持ちを表現することは、子どもの大きな成長の過程です。抱っこできない時期ですが、できる限り別の形でお子さんの要望を叶えてあげることが大切です。
抱っこという形でなくても、他のスキンシップで触れ合うことで満たされることでしょう。
子どもとのスキンシップ例
頭を撫でる・手を繋ぐ
抱きしめてあげる
おむつ替えのときは身体に触れてあげる
隣り合わせで本を読み聞かせる
一緒にお風呂に入る
スキンケアやマッサージをする
寝かしつけのときに身体をやさしくトントンする
スキンシップ以外にも、一緒に歌を歌ったり、遊んだり、散歩に行くことも効果的です。
子どもとコミュニケーションをとることで、抱っこができないモヤモヤを紛らわせてあげてくださいね。
妊娠中は上の子の「抱っこ!」と上手に向き合って
妊娠の経過に問題がなければ、上の子を抱っこしても問題ありません。
しかし、お腹が大きくなってくると、体に負担がかかったり転倒のリスクも増えます。抱っこ以外のスキンシップをとるようにしましょう。
「抱っこしてほしい!」というお子さんの気持ちを受け止めてから別のスキンシップがとれれば、抱っこができない寂しさも薄れ満たされることでしょう。
- 経過に問題がなければ妊娠中も上の子を抱っこしても大丈夫
- お腹が張ったり痛む時は抱っこは避ける
- 抱っこができない時は気持ちを受け止め別のスキンシップをとろう
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