妊娠初期はうつ伏せNG?赤ちゃんへの影響・妊娠中の楽な姿勢も解説
妊娠初期にうつ伏せになってもよいのか不安を感じるママもいます。結論からいうと、妊娠初期のうつぶせは赤ちゃんに影響を及ぼしません。
この記事では、妊娠初期のうつ伏せが問題ない理由を解説します。妊娠中におすすめの寝方や、気をつけたい姿勢も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
妊娠初期にうつ伏せになってもよいのか不安を感じるママもいます。結論からいうと、妊娠初期のうつぶせは赤ちゃんに影響を及ぼしません。
この記事では、妊娠初期のうつ伏せが問題ない理由を解説します。妊娠中におすすめの寝方や、気をつけたい姿勢も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
妊娠初期にうつ伏せで寝ても大丈夫?
妊娠初期にうつ伏せで寝ても、赤ちゃんに影響はありません。赤ちゃんは胎盤や羊水によって守られているためです。
妊娠初期(妊娠0〜15週)のママの体のなかではさまざまな変化が起こっていますが、まだおなかは大きくなっていません。そのため、うつ伏せになっても赤ちゃんが圧迫される心配がほとんどないのです。
妊娠初期は、寝姿勢をそこまで気にする必要はありませんよ。
妊娠中はいつまでうつ伏せOK?
ママのおなかが目立ち始めるのは、だいたい妊娠5ヶ月(妊娠20週)頃からです。それまではうつ伏せ姿勢を気にしなくてよいでしょう。
ただし、「この時期からうつ伏せはダメ!」という具体的な目安はありません。おなかが出てきた、うつ伏せが苦しいと感じたら、ママにとって楽な姿勢で寝るようにしましょう。
妊娠中におすすめの寝方は?
妊娠初期は、ママが楽だと感じる姿勢で寝ましょう。
一方、妊娠中期以降は、仰向けで寝ると「仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)」を引き起こしてしまうことがあります。妊娠中期に入ったら寝方を工夫しましょう。
ママにおすすめの寝姿勢が「シムス位」です。シムス位とは、左向きで横になり、少しだけおなかを下に向ける姿勢のこと。
体に無理なく自然に取れる姿勢といわれ、おなかが大きくなって寝返りが難しくなっても楽に眠れます。
クッションや抱き枕を使ってシムス位をとれば、さらに楽に寝られますよ。
妊娠初期から気をつけたい姿勢とは?
妊娠初期は、基本的にどんな姿勢をとってもOKです。
ただし、以下の姿勢はママの体に負担がかかることがあります。妊娠初期のうちから気をつけるべき姿勢として覚えておくとよいでしょう。
反り腰
おなかが大きくなると、バランスをとるためにおなかを前に突き出して上体を反らす「反り腰」の姿勢になるママが多くなります。反り腰は背中や腰に負担がかかり、肩こりや腰痛の原因になるので注意が必要です。
また、反り腰によって姿勢が不安定になると、転倒のリスクが高まる可能性もあります。
完璧な姿勢を維持する必要はありませんが、無理のない範囲で反り腰にならないように意識しましょう。
前かがみ
前かがみは腰痛の原因になるだけでなく、ママの内臓や赤ちゃんを圧迫したり、血行不良を引き起こしたりします。
洗濯物を干したり掃除機をかけたりと、ママは日常生活で前かがみになりやすい場面が多いでしょう。
しゃがむときは腰を曲げるのではなく、膝を使うよう意識し、おなかに負担をかけないようにすることが大切です。
立ちっぱなし・座りっぱなし
長時間同じ姿勢でいることは、ママにとってよくありません。
長時間立ちっぱなしだと、子宮が収縮しやすくなり、切迫流産や切迫早産のリスクが高まります。また、腰痛や下半身のむくみが発生し、下肢血栓症や妊娠高血圧症候群になりやすくなります。
一方、座りっぱなしは、体の特定の部分にのみ負担がかかることが多く、血流が滞ることも。
ママにとって楽な姿勢でも、ずっと同じ体勢を続けていると気分が悪くなりやすいです。立ちっぱなしや座りっぱなしなど、同じ姿勢を取り続けることは避けましょう。
妊娠初期から心がけたい正しい姿勢とは?
妊娠初期だからといって特別な姿勢をとる必要はありません。とはいえ、体型が変化する前からよい姿勢を意識するのはとても大切です。
ここでは、妊娠初期から心がけたい正しい姿勢を、タイプ別に紹介します。
立っているとき
正しい立ち姿勢を意識しましょう。正しい立ち姿勢は、横から見たときに耳・肩・背骨・股関節・膝・かかとをつなぐ線がまっすぐ1本になっている状態です。反り腰や猫背にならないように、なるべく背筋を伸ばします。
頭のてっぺんから上に引っ張られているようなイメージを持ち、足を肩幅に開くように意識すると、よい姿勢になりますよ。
座っているとき
座っているときも背中をまっすぐに保ち、猫背にならないように意識しましょう。
椅子に深く腰かけ、骨盤を立てます。お尻を椅子の背もたれに密着させるとよいです。背中と背もたれの間にクッションを置くのもおすすめですよ。
座っているときも、足は床にしっかりつけましょう。
妊娠初期はうつ伏せになってもOK!中期以降はシムス位がおすすめ
妊娠初期はうつ伏せで寝ても赤ちゃんに影響はありません。
妊娠中期に入り、おなかが目立ってきたら、横向き寝の姿勢を増やしていくのがおすすめです。妊娠期間全体をとおして楽に寝られるシムス位を取り入れるとよいでしょう。
正しい立ち姿勢や座り姿勢についても妊娠初期から意識できるとよいですね。
- 妊娠初期のうつぶせ姿勢は、基本的に赤ちゃんへの影響はない
- おなかが出てきた、うつ伏せが苦しいと感じたらうつぶせ寝を控えよう
- 妊娠中も楽に寝られるシムス位を取り入れるのがおすすめ
- 反り腰・前かがみ・長時間同じ姿勢は避けよう
- 妊娠初期から正しい姿勢を心がけて、妊娠トラブルを減らそう
【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本記事は妊娠中の方への情報提供を目的としており、診療を目的としておりません。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
本サイトの記事中で紹介している商品やサービスは編集部が選定しております。記事の監修者が選定・推奨したものではありません。
記事の一部では妊娠中の方から寄せられた体験談を紹介しておりますが、個人の実体験に基づいており医学的根拠があるものとは限りません。専門家の見解と異なる意見も含まれるためご注意ください。
掲載情報に基づく判断はユーザーの責任のもと行うこととし、必要に応じて適切な医療機関やかかりつけの病院などに相談・受診してください。
サイベックスベビーカー当たる!
人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪
アプリで妊娠中の体調管理&情報収集!
自分の週数に合わせて情報が出てくる!
ママの妊娠週数に応じたおすすめ記事が表示されます。
ネットなどでわざわざ調べに行かなくても、出産予定日を設定するだけで、ママの妊娠週数に応じた情報が手に入りますよ!
おなかの赤ちゃんの成長がイラストでわかる
妊娠中のママがおなかの赤ちゃんの成長をよりイメージしやすくなる新機能です。
出産予定日までの日数をカウントダウンしながら、イメージイラストで週数に合わせて赤ちゃんが成長していくようすが見れます。
イラストをタップすると、赤ちゃんからのひとことが表示され、妊娠中のママを応援してくれます!
医師監修のメッセージで週ごとの赤ちゃんとママの様子がわかる
医師監修のもと、赤ちゃんやママに関する様子や変化に関する読み物を毎日更新!
「今日の赤ちゃんのようす」では、おなかの中で赤ちゃんがどう過ごしているのかなどについて分かります。
「今週のママのようす」では妊娠中のママの体調変化、過ごし方のアドバイスなどを毎週読むことができます。
パパにママの体調を理解してもらう助けにもなりますよ。