【体験談あり】排卵日以外でも妊娠する?可能性のあるタイミングや確率を上げる方法も解説
妊活をしている人の中には「排卵日以外でも妊娠するの?」という疑問を抱えている人もいるでしょう。実は、精子の生存期間や排卵日のズレ、卵子の特性によって、排卵日以外でも妊娠する可能性は十分にあります。
本記事では、排卵日以外にも妊娠する理由を解説し、妊娠の確率を上げるためにできる方法もあわせて紹介します。妊活中の人は、ぜひチェックしてくださいね。
妊活をしている人の中には「排卵日以外でも妊娠するの?」という疑問を抱えている人もいるでしょう。実は、精子の生存期間や排卵日のズレ、卵子の特性によって、排卵日以外でも妊娠する可能性は十分にあります。
本記事では、排卵日以外にも妊娠する理由を解説し、妊娠の確率を上げるためにできる方法もあわせて紹介します。妊活中の人は、ぜひチェックしてくださいね。
この記事のポイント
- 排卵日以外に妊娠する可能性はある
- 精子と卵子の寿命や、排卵日の正確な予測が難しいことなどが関係している
- ストレスや体調不良で排卵日がズレることもある
- 妊娠の可能性を高めるために、生活習慣を整え、排卵前後に性行為を行おう
- 必要に応じて医師に相談し、必要な検査と適切な治療を受けよう
排卵日以外でも妊娠する可能性はある?
排卵日以外でも妊娠する可能性はあります。
精子は女性の体内で最大72時間生存できるため、性行為を行ったのが排卵日前だったとしても、排卵日まで生き残っていれば受精する可能性があるのです。
また、卵子の寿命は最大24時間なので、排卵日の翌日までに性行為をすれば妊娠する可能性があります。
さらに、排卵日を正確に予測するのは難しく、基礎体温や排卵予測検査薬を使用してもズレが生じることがあります。そのため、予測していた排卵日と異なる日でも妊娠の可能性があるのです。
排卵日以外に妊娠したことはある?先輩ママへのアンケート
トモニテ編集部では、妊活を経験した女性を対象に、排卵と妊娠に関するアンケートを実施しました。
排卵日以外に妊娠した経験があるかを調査したところ「はい」と回答した人は84人(42%)という結果に。4割以上の人が、排卵日以外の性行為で妊娠した経験があることがわかりました。
また、そのときの性行為の時期についても調査すると、以下のような結果となりました。
最も多かった回答は「排卵日の1〜3日前」で、回答者数は46人でした。排卵日以外に妊娠したことがある人のうち23%が、この時期に性行為をしていたようです。
次いで多かったのは、「排卵日の1〜3日後」で12人(6%)、「排卵日の4〜7日前」で11人(5.5%)でした。排卵日の1〜3日前後で妊娠した人が多いことがうかがえます。
当時の体験や心境について尋ねると、以下のコメントが寄せられました。
さやさん/20代/会社員(正社員)/関東地方在住/1児のママ
かなさん/30代/パート・アルバイト/東北地方在住/1児のママ
さくらんぼさん/20代/会社員(正社員)/中国地方在住/0児のママ
noaさん/30代/自営業/中部地方在住/3児のママ
マシュさん/30代/パート・アルバイト/関東地方在住/2児のママ
ゆんさん/30代/専業主婦/近畿地方在住/1児のママ
排卵日がズレることを考えて数日前から性行為を行っていた人、ネットの情報を見て排卵日前後に性行為をした人などが多くみられました。
排卵日当日だけでなく、その前後の日にも性行為を行ったことが妊娠成立につながっているようです。
排卵日以外でも妊娠する理由は?
排卵日以外でも妊娠する可能性がある理由は、主に3つあります。それぞれ詳しくみていきましょう。
精子が女性の体内で数日生存できるため
精子は女性の体内に入ると、卵子に出会うために子宮内や卵管内を泳いでいき、最大72時間生存することができます。
そのため、排卵日の数日前に性行為を行った場合でも、精子が生き残っていれば卵子と受精する可能性があるのです。
たとえば、排卵が性行為の2日後に起きた場合、まだ生きている精子と受精することで妊娠が成立するケースがあります。このように、精子が女性の体内でしばらく生存できることで、排卵日以外でも妊娠する可能性があるのです。
排卵から24時間程度は卵子が受精できる状態であるため
卵子は排卵から約24時間程度は受精できる状態にあります。そのため、排卵日当日だけでなく、その翌日でも妊娠の可能性があるのです。
たとえば、排卵日の当日に性行為ができなかったとしても、卵子がまだ受精可能であれば、翌日の性行為で妊娠する可能性があります。
このように、卵子も一定期間であれば受精が可能なので、排卵日以外でも妊娠できることがあるのです。
排卵日の予測がズレることがあるため
排卵日を正確に予測するのは難しく、基礎体温計や排卵予測検査薬を使用しても、実際の排卵日とズレることがあります。
基礎体温は排卵期に上昇するのが一般的です。しかし、体温が上がる数日前に排卵がある場合、体温が上がる前日に排卵がある場合、体温が上がってから排卵がある場合と、基礎体温が上がるタイミングは人によってさまざまです。そのため、基礎体温の変化だけで排卵日をピンポイントに見抜くことは難しいといえます。
また、不妊治療中の人や生理不順の人の場合、排卵予測検査薬を使っても正確に予測できないことがあります。
そのほか、ストレスや体調不良によって排卵が遅れたり早まったりすることも。このように、排卵日を完全に予測することは難しいので、性行為のタイミングが予測した排卵日と異なっても妊娠の可能性があるのです。
妊娠の確率を上げるにはどうすればいい?
妊娠の確率を上げるために、以下の方法を試してみるとよいでしょう。
排卵前後に性行為をする
排卵日の直前〜直後のタイミングで性行為を行いましょう。
精子は女性の体内で最大72時間生存し、卵子は排卵後約24時間受精可能なので、排卵がありそうな頃合いをみて性行為を行えば、精子と卵子が出会う確率が高まります。
排卵日を予測する方法には、基礎体温を記録すること、排卵予測検査薬を活用することなどが挙げられます。
基礎体温を毎日記録することで、排卵のタイミングをある程度把握することが可能です。また、排卵予測検査薬を使えば、尿中のホルモン値の変化から排卵日を予測することができます。
これらの方法でも排卵日を100%正確に予測するのは難しいですが、妊娠の確率を上げるためにもまずは試してみるとよいでしょう。
生活習慣を整える
妊娠の確率を上げるには、生活習慣を整えることも大切です。バランスの取れた食事や十分な睡眠をとって体の調子を整えることで、ホルモンバランスを維持しやすくなります。
また、ストレスによって排卵が遅れたり、生殖機能に悪影響が生じたりすることがあるため、リラックスできる時間を確保し、適度な運動を取り入れるのもおすすめです。
ヨガや散歩などの軽い運動を日常生活に取り入れ、心身ともに妊娠しやすい状態を作りましょう。
医師に相談する
妊活を始めてから半年〜1年以上経っても妊娠に至らない場合は、医師に相談しましょう。
医師に相談することで、妊娠しにくい根本的な原因を把握できるうえ、今後の妊活の進め方や治療法についてのアドバイスを受けることもできます。
妊娠のチャンスを早くつかむためにも、妊娠しない状態が長く続いたら早めに医師に相談しましょう。
妊娠しにくい原因を明らかにするため、検査は夫婦で一緒に受けてくださいね。
排卵日以外の性行為でも妊娠する可能性は十分にある
排卵日以外にも妊娠する可能性はあります。
精子は女性の体内で最大72時間、卵子は排卵から24時間程度生存できるので、排卵日当日に性行為をしなくても妊娠が成立することがあるのです。また、排卵日を完ぺきに予測するのが難しいことも、排卵日以外に妊娠する理由の一つです。
妊娠の可能性を高めるためには、生活習慣を整えたり、排卵前後に性行為を行ったりすることが大切です。
半年〜1年以上妊娠しない状態が続く場合は、医師に相談して必要な検査を受けましょう。妊娠しない根本的な原因を明らかにし、適切な治療を受けることで、妊娠できる可能性が高くなります。妊娠のチャンスをつかむためにも、まずは夫婦で一緒に検査を受けてみてください。
【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
記事の一部では妊娠中の方から寄せられた体験談を紹介しておりますが、個人の実体験に基づいており医学的根拠があるものとは限りません。専門家の見解と異なる意見も含まれるためご注意ください。
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