我慢汁でも妊娠する可能性はある？外出しのリスクや避妊の注意点も解説

「我慢汁で妊娠する可能性はあるのだろうか」と、不安や疑問を感じていませんか？外出しや途中からのコンドーム使用でも妊娠するのか心配になる方も多いでしょう。この記事では、我慢汁による妊娠の可能性と考えられる具体的なケース、正しい避妊方法、妊娠の可能性を感じたときの対応などをわかりやすく解説します。避妊や性の知識に自信がない方、正しい情報を知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。

トモニテ編集部

更新日: 2025年7月31日

公開日: 2025年7月30日

我慢汁ってなに？

我慢汁とは、性的興奮によって男性の尿道から分泌される透明な粘液のことを指します。正式には「カウパー腺液」と呼ばれ、性行為の際に潤滑作用を果たす生理現象です。一般的には精子は含まれていないとされますが、直前の射精によって尿道内に残った精子が混じる可能性もあるため、妊娠に関わるリスクについて正しく理解することが大切です。

我慢汁でも妊娠する可能性はあるの？

我慢汁だけで妊娠する可能性は非常に低いとされていますが、ゼロではありません。通常、我慢汁に精子は含まれていませんが、射精後に尿道内に残った精子が混ざることで、妊娠に至るケースがあると考えられています。「外出し」や「コンドームなし」の行為は、想定外の妊娠リスクを伴います。

我慢汁で妊娠する可能性があるケースとは？

我慢汁による妊娠は確率としては低いものの、避妊が不十分な状況では起こり得ます。特にコンドームの使用タイミングや性器同士の接触など、日常的に見落とされやすい行為にリスクが潜んでいます。以下では、妊娠の可能性がある具体的なケースについて解説します。

性行為の途中でコンドームを着けた

性行為の途中までコンドームを着けずに挿入し、その後に装着しても避妊効果は不十分です。挿入前の段階でも我慢汁が分泌されていることがあり、その中に精子が混入していれば、妊娠の可能性があります。コンドームは最初から最後まで正しく着用することが基本です。

コンドームを着けずに外出しした

外出しは一般的な避妊法として認識されていますが、射精前に分泌される我慢汁に精子が含まれていれば妊娠リスクは十分にあります。確実な避妊法とはいえません。

コンドームが破けた

コンドームが破けると、我慢汁に精子が含まれていた場合、避妊に失敗し妊娠に至ることがあります。使用前の劣化やサイズの不適合、摩擦による破損などが原因となるため、使用方法を守ることが重要です。

性器どうしが直接触れた

挿入がなくても、性器が直接触れ合うだけで我慢汁が移ることがあります。我慢汁に精子が混ざっている場合、膣内に精子が入り妊娠の可能性が生じます。「挿入していないから大丈夫」という認識は危険です。性器同士の接触にもリスクがあることを知っておきましょう。

男性器を触った手で女性器に触れた

男性器に付着した我慢汁が指に移り、その手で女性器に触れると、精子が膣内に入り込む可能性があります。たとえ量が少なくても、排卵期に近いタイミングであれば妊娠のリスクは否定できません。

望まない妊娠を防ぐための正しい避妊方法とは？

我慢汁による妊娠リスクを限りなくゼロに近づけるには、確実な避妊が欠かせません。自己判断や曖昧な知識による避妊は失敗のもとです。ここでは、正しく実践することで高い避妊効果が得られる方法について紹介します。

挿入前からコンドームを着用する

コンドームは、性行為を始める前、つまり挿入前から着用することが非常に重要です。途中からの装着では、我慢汁に含まれる精子が膣内に入るリスクがあります。また、装着時に空気を抜く、適切なサイズを選ぶ、使用期限を確認するなど、基本的な使い方を守ることで、より避妊効果が高まります。

低用量ピルを服用する

低用量ピルは、女性が毎日決まった時間に服用することで排卵を抑え、妊娠を防ぐホルモン剤です。正しく飲めば非常に高い避妊効果があり、我慢汁や外出しに頼る避妊よりも確実で安心感があります。産婦人科で処方を受け、継続的に服用することが大切です。

我慢汁で妊娠したかも…と思ったら

我慢汁による妊娠の不安がある場合は、できるだけ早く産婦人科を受診することが大切です。性交後一定時間内であれば、緊急避妊薬（アフターピル）の服用によって妊娠の可能性を大きく下げることができます。アフターピルは市販薬ではなく、医師の判断のもとで処方されるため、迷ったらまず専門医に相談しましょう。

我慢汁と妊娠についてよくある質問

我慢汁による妊娠のリスクについては、誤解や不安を抱えている人も多く、正しい情報を知ることが大切です。ここでは、よくある質問をもとに、誤解されやすいポイントをわかりやすく解説します。

我慢汁が出ないようにすることはできる？

我慢汁を抑えたり、まったく出ないようにしたりすることはできません
我慢汁は性的興奮によって無意識のうちに分泌されるもので、自分の意思で止めることはできません。また、見た目にはわかりにくく、分泌されたことに本人が気づかない場合もあります。そのため、分泌を抑えることを前提に避妊を考えるのは危険です。確実に妊娠を防ぎたい場合は、他の避妊法を併用することが必要です。

外出しで妊娠することはある？

5人に1人の確率で妊娠する可能性があるといわれています
外出しは避妊法として不確実であり、失敗率が高いことがわかっています。我慢汁に精子が含まれている場合や、射精のタイミングを誤った場合などに妊娠する可能性があり、統計的には約20%の確率で妊娠に至るとされています。望まない妊娠を防ぐためには、より確実な避妊方法を選ぶことが重要です。