
ママの姿勢が子どもに影響?家庭でできるピラティスケア
子どもの姿勢が気になるとき、まず見直したいのは“ママの姿勢”。子どもの姿勢が気になるとき、実はママ自身の姿勢が大きく影響していることがあります。私自身、保育士として現場にいた頃から、子どもたちの動きや姿勢が、周囲の大人の姿勢や動作に“空気のように”影響されていることを何度も感じてきました。特に、ママの姿勢は、子どもにとって最も身近な「動きのモデル」。言葉よりも先に、身体の使い方が伝わっているんです。
子どもの姿勢が気になるとき、まず見直したいのは“ママの姿勢”。子どもの姿勢が気になるとき、実はママ自身の姿勢が大きく影響していることがあります。私自身、保育士として現場にいた頃から、子どもたちの動きや姿勢が、周囲の大人の姿勢や動作に“空気のように”影響されていることを何度も感じてきました。特に、ママの姿勢は、子どもにとって最も身近な「動きのモデル」。言葉よりも先に、身体の使い方が伝わっているんです。
肩・腰・体幹…ママの姿勢を整える3つのピラティスケア

まずは、育児中に崩れやすい姿勢を整えるために、「スフィンクスのポーズ」を取り入れました。うつ伏せで肘をついて上体を起こすこのポーズは、腰を反らしすぎずに背骨を自然なカーブに戻し、胸を開いて呼吸を深める効果があります。授乳や抱っこで丸まりがちな胸まわりをゆるめることで、気持ちにも余裕が生まれてきます。
次に、「牛面のポーズ」で肩まわりの緊張をほぐしました。背中で手をつなぐように腕を回すことで、肩甲骨の可動域が広がり、巻き肩や猫背の改善につながります。このポーズは、育児で凝りやすい肩・首まわりにアプローチできるだけでなく、呼吸が深まり、自律神経のバランスも整いやすくなります。
さらに、「船のポーズ」で体幹の安定を育てました。座った姿勢で足を浮かせるこのポーズは、腹横筋・腸腰筋など、姿勢保持に必要な深層筋を活性化します。お腹まわりが安定すると、骨盤の位置も整いやすくなり、立ち姿や抱っこの姿勢にも変化が出てきます。
こうしたポーズを通して、ママ自身の姿勢が整うことで、子どもとの関わり方にも余裕が生まれ、安心感や信頼感が育っていくのを感じました。
視線・距離感・呼吸…ママの姿勢が親子の関係性を整える

自分の姿勢を整えることで、子どもとの関わり方にも変化がありました。ママの身体が安定すると、動作に余裕が生まれ、子どもとの距離感や視線の高さも自然に整っていきます。その結果、子どもがママの動きを真似するようになったり、呼吸が深くなって落ち着きやすくなったりする場面が増えてきました。これは、**模倣(imitation)+感覚統合(sensory integration)+固有感覚(proprioception)**が連動して育っている証でもあります。
ママの姿勢が整うことで、子どもは「安心できる身体の使い方」を自然に受け取り、心と身体の土台が育っていくのを感じています。
姿勢は“生きたお手本”。ママの一呼吸が、子どもに届いている

ママの姿勢は、子どもにとって“生きたお手本”になります。忙しい毎日の中でも、ほんの数分のピラティスケアが、親子の身体と心を整える時間になります。
まずは、自分の姿勢を見直すことから。
今日からできる一歩を、ぜひ一緒に踏み出してみてくださいね。
本記事は執筆者の知見・経験をもとにまとめられていますが、トモニテがその正確性や効果を保証するものではありません。健康や育児に関する判断は、ご自身で行い、必要に応じて医師や専門機関にご相談ください。














