
3歳からできる!反り腰・猫背・巻き肩タイプ別ピラティス
「姿勢が気になる…でも、どこがどう悪いの?」そんなママのモヤモヤから「うちの子、なんだか姿勢が気になる…」そう感じても、具体的にどこがどう崩れているのか分からないことってありますよね。保育現場や指導の中で、反り腰・猫背・巻き肩など、タイプによって子どもの動き方や気持ちに違いがあることを実感してきました。3歳頃からは、身体の使い方や模倣力が育ち、姿勢のクセが定着しやすくなる時期。だからこそ、タイプを知って、それに合ったケアをすることが大切だと感じています。
「姿勢が気になる…でも、どこがどう悪いの?」そんなママのモヤモヤから「うちの子、なんだか姿勢が気になる…」そう感じても、具体的にどこがどう崩れているのか分からないことってありますよね。保育現場や指導の中で、反り腰・猫背・巻き肩など、タイプによって子どもの動き方や気持ちに違いがあることを実感してきました。3歳頃からは、身体の使い方や模倣力が育ち、姿勢のクセが定着しやすくなる時期。だからこそ、タイプを知って、それに合ったケアをすることが大切だと感じています。
タイプ別にアプローチ!3歳からできるピラティスケア

子どもの姿勢のクセって、ひとりひとり違うから、まずは「どのタイプかな?」って観察するところから始めました。
反り腰・猫背・巻き肩、それぞれに特徴があって、使われている筋肉や骨格のバランスも変わってきます。
🟡 反り腰タイプ
→ 骨盤が前に傾き、腰に負担がかかりやすいタイプ
このタイプには、「ハーフハッピーベイビーのポーズ」を取り入れました。仰向けで片足を抱えるこのポーズは、骨盤の後傾を促しながら、股関節まわりの緊張をゆるめてくれます。「足の裏を見せてみよう〜」と声をかけると、子どもも楽しみながら取り組めます。
🟡 猫背タイプ
→ 背中が丸まり、胸が閉じて呼吸が浅くなりやすいタイプ
このタイプには、「コブラのポーズ」を使いました。うつ伏せで胸を持ち上げる動きは、胸郭を開いて呼吸を深めるのに効果的。「ヘビさんみたいに、にょろ〜って伸びてみよう!」と遊びの要素を入れると、子どもも自然と胸を開いてくれます。
🟡 巻き肩タイプ
→ 肩が前に入り、腕や首の緊張が強くなりやすいタイプ
このタイプには、「糸通しのポーズ(スレッド・ザ・ニードル)」を取り入れました。四つ這いから片腕を通してねじる動きで、肩甲骨まわりの可動域を広げ、肩の位置を整える効果があります。「お布団の下に腕を通してみよう〜」と声かけすると、リラックスしながら取り組めます。
姿勢が整うと、動きも気持ちも変わる。タイプ別の変化を実感

タイプ別に動きを取り入れることで、子どもの姿勢や動き方に、はっきりとした変化が見られます。
🔸 反り腰タイプ
骨盤の後傾を促すことで、腰まわりの緊張がゆるみ、体の軸が安定してきます。股関節の柔軟性が高まり、骨盤の位置が整いやすくなることで、座る・立つ・寝転がるといった基本動作がスムーズになり、疲れにくくなっていきます。
🔸 猫背タイプ
胸を開く動きを取り入れることで、呼吸が深まり、表情や声のトーンにも変化が出てきます。呼吸が整うと、リラックスしやすくなったり、気持ちの切り替えがスムーズになったりすることも。これは、胸郭の開放によって、自律神経のバランスが整ってくるからです。
🔸 巻き肩タイプ
肩甲骨まわりをゆるめることで、腕の動きがなめらかになり、姿勢も自然と整ってきます。肩の力が抜けることで、遊びや運動の動きが軽やかになり、表情も柔らかくなることが多いです。
こうした動きは、筋肉や骨格を整えるだけじゃなくて、「自分の身体を感じる力=固有感覚(Proprioception)」を育てることにもつながります。この感覚が育つと、「今、自分がどう動いているか」「どこに力が入っているか」が分かるようになって、姿勢だけでなく、集中力や気持ちの安定にもつながっていきます。
まずは観察から。タイプに合ったケアで、親子の姿勢を整える一歩を

子どもの姿勢のクセは、ひとりひとり違います。まずは「どのタイプかな?」と観察することから始めてみてください。3歳以上の子どもなら、遊び感覚でピラティスを取り入れることができます。タイプ別に合ったケアを通して、身体も心も整えていきましょう。親子で楽しみながら、今日からできる一歩を踏み出してみてくださいね。
本記事は執筆者の知見・経験をもとにまとめられていますが、トモニテがその正確性や効果を保証するものではありません。健康や育児に関する判断は、ご自身で行い、必要に応じて医師や専門機関にご相談ください。














