【生後4ヶ月】最近寝なくなった…！よくある原因と今すぐできる対策について

生後4ヶ月になった赤ちゃんが寝ないと悩んでいませんか？つい最近までまとまった時間眠れていたのに、急に夜中に何度も起きるようになった……そんな変化に戸惑う人も多いでしょう。また「これは異常なの？」「病院に行くべき？」と不安を抱える人もいるかもしれません。この記事では、4ヶ月の睡眠退行の正体やよくある原因、今夜からできる寝やすくなる工夫まで詳しく解説します。ママやパパが安心できるよう、わかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

トモニテ編集部

更新日: 2025年11月10日

公開日: 2025年11月9日

生後4ヶ月の赤ちゃん、どうして急に寝なくなる？

「つい最近まではよく寝ていたのに、急に夜中に何度も起きるようになった」「昼寝が短くて、すぐに起きてしまう」――こうした変化に戸惑うママやパパは少なくありません。ただし、これは成長に伴う自然な過程であることが多く、いわゆる「4ヶ月の睡眠退行」と呼ばれる現象が関係している場合もあります。

ここでは、背景やよくある変化について整理していきます。

いわゆる「4ヶ月の睡眠退行」ってなに？

生後4ヶ月頃になると、赤ちゃんの睡眠リズムが新生児期から大きく変わります。これまでは浅い眠りと深い眠りが不規則に繰り返されていましたが、大人と同じように睡眠サイクルが分かれ始めます。そのため、眠りが浅くなるタイミングで目を覚ましやすくなり、「夜中に何度も起きる」「昼寝が短い」といった状況が起こりやすくなるのです。

脳や感情の発達で眠りが浅くなることも

この時期は脳の成長が著しく、感情や認知の発達が進みます。周囲の音や光、親の姿などへの反応が敏感になるため、眠りが妨げられてしまうことがあります。

また「不安」や「寂しい」といった感情が芽生え始めることもあり、夜中に目覚めた際に泣いて親を呼ぶことも増えます。これは発達の証であり、親子の絆が深まっているサインでもあります。

昼寝が短くなる・夜に頻回起きるのは普通？

「昼寝が30分程度で終わってしまう」「夜に何度も起きる」といった変化は、この時期の赤ちゃんにはよく見られることです。睡眠サイクルが切り替わり、浅い眠りが増えるため、結果的に起きやすくなります。

親からすると「ちゃんと眠れていないのでは？」と心配になりますが、合計の睡眠時間が大きく不足していなければ、多くの場合は正常な範囲だといえるでしょう。

生後4ヶ月で夜中に何度も起きるのは異常？

成長に伴う一時的な変化であることが多く、心配はいりません。ただし、体調不良や授乳不良がある場合は受診を。
生後4ヶ月での夜間覚醒は「睡眠退行」と呼ばれる自然な発達過程の一つです。そのため、頻繁に起きてしまうからといって、異常とは限りません。ただし発熱や咳、授乳量の低下など、体調不良が疑われる場合は、自己判断せずに小児科を受診しましょう。親が過度に心配せず、赤ちゃんの体調全体を見守ることが大切です。

この時期の「寝ない」によくある原因とは？

赤ちゃんがなかなか寝てくれないと、「どうして？」と原因を探したくなるものです。生後4ヶ月頃は心身の発達が大きく進む時期であり、眠りに影響する要素も増えてきます。

ここでは、よくある原因を整理しましょう。

起きていられる時間の目安を超えている

生後4ヶ月の赤ちゃんは、1時間半ほどが起きていられる時間の目安とされています。これを過ぎると疲れすぎてしまい、かえって寝ぐずりが強くなることがあります。

眠そうなサインが見られたら早めに寝かしつけを開始することがスムーズな入眠につながります。

日中の刺激や睡眠不足が夜に響いてしまう

日中に光や音、遊びなどの刺激を多く受けすぎたり、昼寝が足りなかったりすると、夜に興奮して眠りが浅くなることがあります。赤ちゃんは「疲れたから寝る」という判断がまだできず、「疲れているのに眠れない」という状態になってしまうため、日中の過ごし方や休憩のタイミングがとても大切です。

寝かしつけの環境やタイミングが合っていない

部屋が明るすぎる、テレビの音が聞こえる、室温が快適でないといった環境要因も赤ちゃんの眠りを妨げます。また、眠気のピークを逃してしまうと、赤ちゃんはなかなか落ち着けません。

暗めの照明や静かな環境を整え、タイミングを逃さず寝かしつけを行うようにしましょう。

今夜からできる！赤ちゃんが寝やすくなる工夫

「寝てくれない夜」が続くと、ママやパパはぐったりしてしまいますよね。そこで、ちょっとした工夫を試してみることで、赤ちゃんの眠りがぐっと安定しやすくなるかもしれません。

ここでは、今夜から試せる具体的な方法を3つご紹介します。

グズり始める前に寝かしつけをスタート

赤ちゃんは疲れすぎると眠りづらくなり、かえって強いぐずりにつながります。目をこすったり、あくびをしたりといった「眠気のサイン」が見られたら、できるだけ早めに寝かしつけを始めるのがおすすめです。

気持ちが落ち着いた状態で布団に入れてあげると、スムーズに眠りやすくなります。

寝入ってから5〜10分はそっと待つ

赤ちゃんは、寝入った直後はまだ眠りが浅い状態にあります。この段階ですぐに布団に置いたり離れたりすると、背中スイッチが作動して起きてしまうことも。

そこで、深い眠りに完全に移行するまで5〜10分ほど抱っこなどを続けることで、再び起きにくくなり、寝かしつけの成功率も上がります。

暗い部屋・静かな環境で「眠る合図」

毎晩同じ環境を再現することは、赤ちゃんに「そろそろ寝る時間だよ」ということを伝えるサインになります。照明を落とし、テレビやスマホの音を避け、静かで落ち着いた雰囲気をつくりましょう。

毎回同じ流れを繰り返すことで、赤ちゃん自身が「この状況になったら眠る」と学習しやすくなります。

生後4ヶ月が睡眠のリズムが変化し睡眠退行が現れる時期

生後4ヶ月の赤ちゃんが「寝ない」のは、発達に伴う自然な変化であることが多いです。原因を知り、環境やタイミングを整えるだけでも眠りはぐっと安定しやすくなります。今は大変でも、この時期を乗り越えればまた落ち着く日がやってきます。ママやパパが自分を責めず、赤ちゃんと一緒に少しずつ前進できるよう応援しています。

生後4ヶ月の赤ちゃんは新生児期と比べて眠りのサイクルが変化してくる
光や音への反応や、感情の発達によっても眠りが妨げられることがある
生後4ヶ月で夜中に何度も起きるのは「睡眠退行」と呼ばれる発達過程の一つ
強すぎる日中の刺激や寝室環境が整っていないことも眠りづらくなる原因
眠気のサインをキャッチして寝かしつけ、深く眠ってから布団に下ろそう

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