
積み木を崩すのも成長のサイン?保育士が解説する遊び方と発達
「うちの子、積み木やブロックを崩してばかり…」と心配しているママ・パパは多いのではないでしょうか。実は崩す・並べる・積む・見立てるといった遊び方の変化には、その時期ならではの発達が隠れています。今回は保育士経験のある筆者が、遊び方の変化からわかる子どもの育ちを解説します。
「うちの子、積み木やブロックを崩してばかり…」と心配しているママ・パパは多いのではないでしょうか。実は崩す・並べる・積む・見立てるといった遊び方の変化には、その時期ならではの発達が隠れています。今回は保育士経験のある筆者が、遊び方の変化からわかる子どもの育ちを解説します。

「積み木を崩してばかり」は心配いりません

せっかく積み木を買ったのに、積まずに崩してばかり。「うちの子、大丈夫かな?」と心配になる方は少なくありません。でも実は、崩すのも立派な遊びのひとつです。
積み木の遊び方は、成長とともに「崩す→並べる→積む→見立てる」と変化していきます。それぞれの遊び方に、その時期ならではの育ちが見られます。
0〜1歳頃:崩して大喜びする時期

0〜1歳は、大人が積んだものを崩して大喜びする時期です。一見いたずらのように見えますが、「自分の手で形が変わった!」という発見を楽しんでいます。
自分の行動で変化を起こせることを知る、因果関係の理解につながる大切な経験です。何度も「もう一回!」と崩したがるのは、その発見を確かめている証拠です。
1歳後半頃〜:並べる・少しずつ積める時期

1歳の後半になると、積み木を横に並べたり、少しずつ積んだりする姿が見られるようになるでしょう。並べる遊びは、秩序を理解してきているサインでもあります。
また積む遊びには、手指のコントロールと集中力の育ちが表れています。保育の現場でも、積み木を真剣に積む子どもたちの姿に、いつも成長を感じていました。
2〜3歳頃:大人と一緒に高く積む・作る時期

2歳を過ぎると、大人と一緒に高く積んだり、何かを作ったりすることを楽しめるようになります。「もっと高くしてみたい!」と挑戦する気持ちも育ってきます。
4歳頃〜:作品づくり・ごっこ遊びへ

4歳頃からは、自分で作品を作って何かに見立てたり、ごっこ遊びに発展させたりできるようになります。見立て遊びは、想像力や、目の前にないものをイメージする力(象徴機能)の育ちと関わっています。
積み木ひとつがお家にもケーキにもなり、遊びの世界がどんどん広がっていく時期です。
積み木が崩れてしまったときの声かけ
保育園で、積み木が崩れて泣きそうになっている子には、「くずれちゃったね」とまず気持ちを受け止めて、「もう一回してみようか」と声をかけていました。失敗を責めずに気持ちへ寄り添うことを繰り返すうちに、あきらめずに挑戦する気持ちが育っていきます。
どんな遊び方も、その子の「今」の育ち
崩すのも、並べるのも、積むのも、どれもその時期ならではの大切な遊び方です。「まだ積めない」ではなく「今は崩す遊びを楽しんでいる」と見方を変えることで、子どもの遊びがもっと面白く見えてきますよ。
発達には個人差があるので、目の前のお子さんのペースを楽しみながら見守ってくださいね。遊ぶときは積み木の対象年齢を確認し、小さいうちは誤飲に気をつけて大人がそばで見守りましょう。気になることがあるときは、かかりつけ医や地域の保健センターなどに相談してみてください。
本記事は執筆者の知見・経験をもとにまとめられていますが、トモニテがその正確性や効果を保証するものではありません。健康や育児に関する判断は、ご自身で行い、必要に応じて医師や専門機関にご相談ください。














