トモニテ
1か月赤ちゃん

【小児科医監修】赤ちゃんの発育と生活 生後1か月

生後1か月になると「新生児」ではなくなります。おっぱいやミルクの飲み方、体温調節などもうまくできるようになってきます。昼間に起きている時間が長くなってきます。
生後1か月になると「新生児」ではなくなります。おっぱいやミルクの飲み方、体温調節などもうまくできるようになってきます。昼間に起きている時間が長くなってきます。

外気浴スタート。大人といっしょのお風呂も

体重が生まれたときよりも1〜2㎏増えて、ふっくらしてきます。体の動きが活発になり、手足をバタバタとさせ、ズリズリと頭のほうに上がっていってソファやベッドから落ちそうになることもあるので注意しましょう。また頭の向きも、少し自分で動かせるようになってきます。この時期は視力も少しずつ発達し、30〜40㎝ぐらいまでならじっと見つめます。この距離はちょうど抱っこしたときの赤ちゃんとママの顔の距離。抱っこをしながら、見つめていっぱい話しかけてあげましょう。「あー」「うー」などの声が少し出てきたら、ママも「うんうん。なあに」と返事をしたり、抱っこしてスキンシップを楽しみましょう。これが言葉を発する練習になります。

1か月健診では、身体測定や原始反射のチェックなど全身をこまかく診察します。1か月健診で医師からOKが出たら、外気浴や大人といっしょのお風呂に入ることができるようになります。

生後1か月の赤ちゃんの発育・発達

【身長】

男の子 50.9~59.6cm   女の子 50.0~58.4cm

【体重】

男の子 3530~5960g   女の子 3390~5540g

※1~2か月未満の身長と体重です。

【目】焦点が合うようになります

近くにあるはっきりした色味のものを見るようになります。

【声】「あー」「うー」などの 声を出します

これは言葉の始まり。甘えるように声を出すこともあります。

【手】こぶしが開くようになります

ギュッと握っていたこぶしが、少し開くようになります。

【手足】手足をバタバタ動かすようになります

布団をけとばしたり、肌着の前がはだけることもあります。

ときどき笑顔を見せてくれる

新生児のころは生理的な「新生児微笑」でしたが、1か月になるとときどき喜んで笑ったような顔をしてくれることも。赤ちゃんが「あー」と声を出したらママも返事をしてみましょう。こたえてくれる人がいることが赤ちゃんに伝わります。

ミルクを足すかどうかのポイント

吸う力が強くなり一度に飲める量が増えるので、授乳間隔があき、母乳不足が心配になるかもしれません。体重の増え方、機嫌やおしっこの回数、うんちなど、全身の状態を見てみましょう。機嫌がよく、おしっこも多く出ていて、体重が少しずつ増えているのなら、ミルクを足さなくても大丈夫。心配なら生活リズム(授乳、ねんね、うんちの時間や回数)をメモして、1か月健診のときに医師に相談してみましょう。

生後1か月の生活

目覚めている時間が増え昼夜逆転も

昼間に目覚めている時間が少しずつ増えてきますが、昼夜の区別がつくのはまだ先のこと。昼夜逆転になり、夜中にぐずりだすことも。授乳したり、抱っこしてゆらゆらと揺らしたりして気分を変えてあげて。

小児科Dr.アドバイス 体重をメモしておく

泣きやまないのは母乳が足りていないから?と心配になるママも多いでしょう。そんなときは体重をチェックしてみましょう。測り方は、赤ちゃんを抱っこして測った後、赤ちゃんをおろしてママだけ体重を測り、その差を赤ちゃんの体重とします。目安としてメモしておきましょう。
赤ちゃんの体重をメモに残しておくと、健診のときなど、医師に伝えやすいです。

赤ちゃんの体重をメモに残しておくと、健診のときなど、医師に伝えやすいです。

この時期のママの様子、赤ちゃんとの接し方

ママの体もチェックする1か月健診

1か月健診は、赤ちゃんのためだけでなく、産後のママの体の状態(産後の肥立ち)をチェックするためのものでもあります。尿や血圧、血液検査、子宮の状態の確認、悪露のチェックなどを行います。育児に関する悩みや疑問なども相談して。

この時期のパパががんばりたいこと

パパがサポートする時期

ママの体調は少しずつ戻ってきていますが、まだまだ慣れない育児に奮闘しているところ。買い物や家事、入浴、ミルクをあげるなど、積極的にサポートしましょう。日中の育児をがんばるママに感謝の言葉をかけてあげましょう。

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写真提供:ゲッティイメージズ

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