【小児科医監修】赤ちゃんの発育・発達と生活 生後1歳3か月
感情が豊かになってかんしゃくを起こすことも
「マンマ(ごはん)」「ブーブー(車)」など意味のある言葉を話すようになります。でも、まだまだ言葉は未発達なので、わかってもらえないとイラ立ったり、かんしゃくを起こします。これらは自我や感情が豊かに育っているしるしでもあります。しかしいけないことは「ダメ」とはっきり伝えることが大切です。親としての「ダメ」の基準を決め、必要なときは伝えましょう。
一度かんしゃくを起こすとなかなか言うことを聞いてくれないことも。治まるまで見守り、お散歩などで気分を切り替えてあげましょう。普段からたくさん「すごいね」とほめてあげれば、ダメも受け入れられるようになります。
一人歩きが上手にできる子も増えてきます。後ずさりしたり、高いところによじのぼったり、走ったりジャンプしたり、手にボールを持ってバランスよく歩いたり、いろいろな動きを通じて、生きるうえで必要な運動の基礎動作を習得していきます。全身を動かし、できることが増えていくと、それが自信につながります。
生後1歳3か月の赤ちゃんの発育・発達
【身長】
男の子 73.0~84.8cm 女の子 71.1~83.2cm
【体重】
男の子 8190g~12.23kg 女の子 7610g~11.55kg
※1歳3か月~1歳6か月未満の身長と体重です。
【表情】感情表現はより豊かに、複雑に
まねっこもより上手になります。同世代の子どもに興味を持ち始めます。
【口】前歯が生えそろいます
前歯が生えそろい、奥歯が見えてくる子もいます。
【手】手先がさらに器用になります
積み木を積んだり、シールを貼ったりはがしたりもできるようになります。
【足腰】安定して上手に歩けます
手にボールを持って、バランスよく歩けるようになります。小走りや後ずさりなどができる子も。
言葉の理解がどんどん進みます
「ワンワン」「ニャンニャン」など、指さしをしながらものを言葉で表現するようになります。大人の言葉の意味も理解するようになります。「マンマにしようね」と話しかけると、ちゃんと自分でテーブルに向かったり、「ダメ」といえば手を引っ込めたりもします。言葉の発達には個人差があるので、言葉がなかなか出てこなくても心配ありません。言葉をし っかり理解していればOKです。
スプーンを上手に握って持ちます
食への関心がますます高まる時期。これまで以上に自分でスプーンを使って食べたがるようになります。「おいしい」とわかる感性が身につき、食べることの楽しさを学んでいきます。子どもが握りやすいサイズのスプーンと、縁に立ち上がりのある皿にすると、すくいやすく食べることができます。
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写真提供:ゲッティイメージズ
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