【小児科医監修】赤ちゃんの発育・発達と生活 生後1歳6か月
臼歯も生えていよいよ幼児食へ
歩行がしっかりして、幼児の体型になります。手をつなぐと階段を上ったり、小さな段差の上からジャンプするなど、運動機能が着実に発達しています。この時期は自転車やベビーカーよりも、なるべく歩く機会を増やしましょう。いろいろなものを持ったり、重ねたり、上手に動かしたりすることができるようになります。スプーンでは、すくう動きもできます。
大人の行動をよく観察して記憶し、ママが料理をしたり、お片づけしている様子などをまねすることも大好きです。これは3歳以降に始まるおままごと遊びへと発展していきます。
歯は20本の乳歯のうち、12本くらいまでが生えそろいます。食事もいよいよ離乳食を卒業して幼児食に変わります。歯は、食べるためだけのものではありません。表情筋を鍛えて表情を作る、発音を助ける、体の姿勢やバランスを保つ、かむことで脳に刺激を与えるなど、成長するうえで大切な役割を担っています。ケアはきちんとしていきましょう。
生後1歳6か月の赤ちゃんの発育・発達
【身長】
男の子 75.6~90.7cm 女の子 73.9~89.4cm
【体重】
男の子 8700g~13.69kg 女の子 8050g~12.90kg
※1歳6か月~2歳未満の身長と体重です。
【表情】まねっこが上手に
大人が教えなくても、上手にまねっこをします。今後のままごとなどのごっこ遊びにつながります。
【口】歯の本数は12本くらい生えます
臼歯が生え始めます。二語文を話せる子も。
【手】ボールを投げたり、クレヨンでお絵描きができます
手先がよりいっそう器用に。クレヨンで線を引いたり、積み木などを重ねたり積んだりが上達します。
【足腰】ほとんどの子が歩けるように
小走りしたり、ジャンプしたり、片足で立ったりと、運動能力が発達します。
2つの単語をつなげる二語文でお話し
言葉は「マンマ」などの単語から、「パパ、きた」などの二語文も出るようになり、語彙が急増します。マンマなどのもの以外に「おおきいね」「あかいね」といった大きさや色などの意味も理解するようになります。「イヤ」などの意思表示を言葉ではっきり表現できるようになります。自分の気がすまないとかんしゃくを起こすイヤイヤが始まります。
大人と同じかたさの白いごはんが食べられるように
生えてきた臼歯で、形のある食べ物をかみつぶして食べることができるようになるので、大人と同じかたさの白いごはんが食べられるようになります。取り分けができることが増え、食事がグンとらくに。味つけは、引き続き薄めを心がけます。
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写真提供:ゲッティイメージズ
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