【小児科医監修】生後1歳6か月の気がかりQ&A
歩けるのに甘えて抱っこをせがみます
存分に抱っこをしてあげましょう
子どもは抱っこが大好きです。できる限り抱っこをしてあげましょう。ひと昔前は、抱きグセがつくのでよくないなどと考えられていましたが、最近では、抱っこをすることで子どもの心が安定すると言われています。自分で歩けるのに抱っこをすると、周囲から甘やかしていると思われるのではと心配をする人もいますが、抱っこができるのは今のうちだけ。存分に抱っこをして、親子のスキンシップをはかりましょう。
歩くことは体にいいことなので、どんどん歩いてもらいたいものです。そこで、歩くことを「楽しいこと」と思わせるような工夫をするといいでしょう。ママやパパと競走したり、「あれなにかな?行ってみよう」など、子どもが自分から歩くように声をかけ、誘ってみましょう。
言葉がまだ出ないのですが
理解していれば、心配ありません
言葉の発達は発語と理解の2面から評価します。発語がない場合も、大人の言うことを理解できていれば知能や聴力に問題ありません。ママが言ったものを指さすことができるのであれば大丈夫です。ゆっくり見守っていきましょう。
赤ちゃんにたくさん話しかけてあげましょう。今は、言葉を聞いてその意味や内容を考えているのかもしれません。そのうちあふれるように話しだすようになります。
靴をはくのをいやがります
子どもの足に合っているか確認を
まだ、慣れない靴の感覚にとまどっているのかもしれません。あるいは靴のサイズが合っていなくて、歩きにくく感じている可能性もあります。靴選びのポイントを参考にサイズチェックしてみましょう。
「靴をはくと、お外で遊べて、楽しい」という経験をくり返しましょう。この流れを理解するようになれば、靴をはくのをいやがらないようになります。
お友だちと遊びません
それぞれの遊びに夢中になる時期です
自我の確立のために行われていた一人遊びから、新たに並行遊びが始まります。並行遊びとは、同じ場所にいながら子どもたち同士ではいっしょに遊ばず、それぞれ自分の遊びに夢中になること。これが3歳くらいまで続きます。今はお友だちと遊ばない時期と考えて、心配する必要はありません。
子どもそれぞれが遊びに夢中になっているので、けがをすることがないように、大人が注意深く見守りましょう。
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