一時保育とは?どんなときに預ける?利用方法や保育施設について
休む暇もなくなるほど、赤ちゃんのお世話は24時間待ったなし……。
でも、急な用事や少し息抜きしたいときもありますよね。
そんな時に利用したいサービスの一つが一時保育です。
自治体など、どんな公共サービスがあるのでしょうか?
休む暇もなくなるほど、赤ちゃんのお世話は24時間待ったなし……。
でも、急な用事や少し息抜きしたいときもありますよね。
そんな時に利用したいサービスの一つが一時保育です。
自治体など、どんな公共サービスがあるのでしょうか?
一時保育とは?
保育が必要な子どもを一時的に預けられる制度
「一時保育」とは、普段は保育園などを利用していない子どもを、一時的に預けられる制度のことをいいます。「一時預かり」、「一時預かり事業」ともいいます。
突発的な事情によって家庭での保育が困難となる場合や、育児疲れによる保護者の心理的・身体的負担を減らすことなどに配慮し、安心して子育てができる環境を整えることを目的としています。
保育園、認定こども園やファミリーサポート事業、ベビーシッターなど、公的サービスから民間のサービスまで多くの種類があります。
いつどんなときに預ける?一時保育が利用されるケースとは
非定型(的)保育
非定型保育とは、保護者の仕事や職業訓練、就学などの理由で、家庭での育児が一時的に困難になる場合に利用できる一時保育です。
緊急保育
緊急保育とは、名前の通り、緊急事態に利用できる一時保育のことです。
保護者の病気やけが、出産、家族の看護・介護、冠婚葬祭、学校行事など、やむを得ない事情により家庭での育児が一時的に困難となる場合に利用できます。
リフレッシュ保育
リフレッシュ保育とは、育児などを行う保護者が自分の心理的・身体的負担を解消する目的で利用できる一時保育です。
保護者は買い物に行ったり、家で休息したりして、心身の疲れを取ることができます。
一時保育の利用対象は?
主に保育園などに入所していない子ども
自治体が運営するサービスを利用する場合、一時保育を利用できるのは、保育園などに入園していない子どもです。
一時保育を行う自治体やその近隣に住所があることも求められます。
例えば、大阪市で一時保育を利用するには、基本的に大阪市民でなければいけません。
民間のサービスを利用する場合はこの限りではありません。
預けられる年齢は施設によって異なる
一時保育で預けられる子どもは就学前の子どもなので、年齢の上限は6歳です。
下限に関しては、施設や自治体ごとに異なります。
例えば、私立の認可保育園には生後2ヶ月から対応しているところもあれば、1歳6ヶ月以上などとしている公営の保育園もあります。
詳しくはそれぞれの施設や自治体に確認してみましょう。
一時保育を行っている施設やサービスは?
認可保育園や認定こども園
認可保育園や認定こども園では、通常の保育とは別に一時保育室を運営しているケースと、定員に欠員がある場合に利用できるケースがあります。
公営の施設は比較的料金が安いのがメリットです。
ただし、人気があり混んでいることが多いので予約が取りにくい場合もあります。
認可保育園以外の施設
認可外保育園は、認可保育園のサービスに近いところから、24時間保育を行うところなど、さまざまです。
認可保育園に比べると料金は高くなるものの、土曜保育や休日保育に対応した施設が多いなど、認可外保育園特有のメリットがあります。
ファミリーサポート事業
「ファミリーサポート事業」とは、子どもの送迎や預かりなど、地域住民がサポートし合う仕組みのことです。
就労や買い物、外出、冠婚葬祭、学校行事など、さまざまな理由による子どもの預かりに対応しています。保育園での一時保育と似たようなイメージで活用できます。
地域で差がありますが、地域の施設で子どもを預かる場合と、自宅で保育を行う場合があります。
ベビーシッター
ベビーシッターは自宅で赤ちゃんや子どもの世話をしてくれるサービスです。
利用できるできる年齢、時間帯はそれぞれの会社によって違いがあります。
きょうだいにも対応できたり、前日に予約をできたりするなど、柔軟に対応してくれることも特徴です。
いざというときのために登録しておくのも一つです。
認可保育園や認可外保育園など、詳しい施設の違いについては以下の記事も参考にしてください。
一時保育の利用方法は?
事前に登録と予約が必要
一時保育を利用するには、事前に登録と予約を行う必要があります。
手続きは利用する施設に直接行います。
利用時間や回数に制限があることも
利用時間や回数は、施設の状況や保育のタイプなどによって制限があります。
一例ですが、自治体のサービスを利用する場合、非定型保育で1週間あたり3日程度(もしくは月120時間以内)、緊急保育で保育を必要とする理由ごとに14日以内、リフレッシュ保育で1ヶ月あたり7日以内(もしくは1回の申し込みにつき1回)などと決まっています。
民間の施設では、このような制限がないこともあります。
詳しくはそれぞれの施設に確認してみましょう。
料金は自治体や施設によって異なる
一時保育の料金は、自治体や施設によって異なります。
例えば、横浜市の場合、3歳未満なら日額2,400円、3歳以上なら日額1,300円となっています。
神戸市の場合は、非定型保育と緊急保育が日額2,400円、リフレッシュ保育が日額3,600円です。
神戸市には、0〜2歳の子どもは、扶養順で第2子の場合は料金が半額、第3子の場合は無料になるという仕組みもあります。
同じ自治体でも制度やサービスによって料金や補助が異なる場合があります。施設ごとに確認するのがよさそうです。
一時保育の持ち物は?
一般的には以下のような持ち物をイメージしておくとよいでしょう。
・着替え一式
・おむつ
・食事用エプロン
・哺乳瓶、粉ミルク
・離乳食
・タオル
・コップ、水筒
・おやつ
・保険証のコピー
・お昼寝用タオルケット
・ビニール袋
持ち物すべてに名前を書いておくのを忘れないようにしましょう。
施設のサービスによって持ち物が異なるので、事前に確認しておくと安心です。
一時保育、土日や祝日は利用できる?
認可保育園は一部で土曜保育に対応
認可保育園での一時保育が利用できるのは、基本的に月曜日から金曜日までです。
一部には土曜日の一時保育に対応している認可保育園もあります。
それぞれの認可保育園の利用可能な曜日や時間は、自治体のホームページで確認できる場合が多いです。
認可外保育園には日・祝日の保育に対応する施設も
認可外保育園の場合も、基本的に利用できるのは月曜日から金曜日までです。
ただし、施設によっては、日曜日や祝日に一時保育を利用することも可能です。
一時保育が利用できないときはファミリーサポート事業やベビーシッターを利用しても
施設での一時保育が利用できない場合、ファミリーサポート事業やベビーシッターを活用してみましょう。
ファミリーサポート事業は、一時保育でいうところの緊急保育やリフレッシュ保育のイメージで活用できます。
一般企業が運営するベビーシッターは、土日祝日にも対応しているところが多く、こちらも一時保育が利用できないときに便利です。
一時保育を育児に有効活用しよう
ママやパパは初めての一時保育に不安があるかもしれません。
ですがいつもと異なる環境で過ごす一時保育は、子どもにとって貴重な体験となるはずです。
数時間でも仕事に打ち込んだりリフレッシュをするために、一時保育を利用してはみてはいかがでしょうか。
- 保護者が何らかの理由で育児ができないときに子どもを預かってくれる仕組み
- 仕事の都合や傷病、冠婚葬祭など、さまざまな理由や状況で利用できる
- 認可保育園や認可外保育園、ファミリーサポート事業などで行われている
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