【管理栄養士監修】離乳食のいんげん|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
カリウムや鉄、ビタミンなどを含む食材ですが、筋が多いため赤ちゃんに与える際には与え方には工夫が必要です。
今回は離乳食のいんげんはいつから与えられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
カリウムや鉄、ビタミンなどを含む食材ですが、筋が多いため赤ちゃんに与える際には与え方には工夫が必要です。
今回は離乳食のいんげんはいつから与えられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
いんげんはいつから食べられる?
離乳食中期からがおすすめ。筋をのぞいてペースト状に
いんげんには筋があり、裏ごしなどもしにくい食材です。
急いで与える食材ではありませんが、生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から与えられます。
ヘタと筋をとりのぞき、しっかりとやわらかくゆでて、約3〜5mm角のみじん切りにしてから与えます。
最初粒が気になるときは、少しすったり、押しつぶしなどがおすすめです。
生後9〜11ヶ月頃の離乳食後期には、やわらかくゆでたものを、約5〜8mm角にカットして与えます。
料理に入れると色どりもよくなります。
どのくらいの量を食べさせたらよい?
子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。
初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。
離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。
いんげんの固さや大きさの目安
子どもの成長に合わせて、大きさや固さを変えます。
いんげんの時期別の大きさ・固さの目安
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
・筋をとりのぞき、両端は取り除く
・1本のまま、または2等分位にきり、やわらかくゆでる
調理方法
時期ごとに調理方法をご紹介します。
過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!
初期(5~6ヶ月頃)
この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。
中期(7~8ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
後期(9〜11ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
完了期(1~1歳6ヶ月頃)
・生のまま使用するときは1㎝位に切って、ほかの材料と合わせて、煮たりする。
・添えに使用したり、料理の中に入れるときは、ゆでてから細かく刻んだり、約1㎝の長さに切ったり斜め切りにしたりして、そのまま使用する。
食物アレルギーについて
いんげんは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。
また、万が一アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診出来る時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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