【管理栄養士監修】離乳食のとうもろこし|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
甘みがあるため好む赤ちゃんが多い野菜ですが、実の一つひとつに薄皮がついているため、下ごしらえが必要です。今回は離乳食のとうもろこしはいつから与えられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
甘みがあるため好む赤ちゃんが多い野菜ですが、実の一つひとつに薄皮がついているため、下ごしらえが必要です。今回は離乳食のとうもろこしはいつから与えられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
とうもろこしはいつから食べられる?
とうもろこしは離乳食初期からOK!下ごしらえはしっかりと
とうもろこしの黄色い薄皮部分は食物繊維でできています。
薄皮部分を取り除き、中身だけを調理することで離乳食初期から食べることができます。
離乳食初期の生後5〜6ヶ月頃は、ゆでて薄皮をむき、裏ごしをして与えます。
離乳食中期の生後7〜8ヶ月頃からは薄皮も食べられますが、細かく刻んでから与えましょう。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
とうもろこしの缶詰を利用する場合は、クリームタイプなら離乳食初期から与えられます。
裏ごしをして、皮の部分は取り除きましょう。
ホールの缶詰は塩分無添加もありますが、塩分を含む場合も、お湯でさっとゆでてから使用しましょう。
どのくらいの量を食べさせたらいい?
子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきます。
初めて食べさせる場合は、少量を、ほかの食材と混ぜずに与えます。
離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。
とうもろこしの固さや大きさの目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。
とうもろこしの時期別の大きさ・固さの目安
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
・生のとうもろこしはやわらかくゆでたあと、皮をむく
・ホール缶のとうもろこしは水気を切り、お湯で少しゆでる。最初は皮をむいて調理する
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
離乳食初期はペースト状が目安ですが、とうもろこしをゆでてから身をこそげると時間がかかります。
生のとうもろこしをすりおろしてゆでれば、工程が少なくて済みますよ。
離乳食中期になると固めのペースト状でも食べられるようになりますが、裏ごしして皮を取るのを忘れないようにしましょう。
調理方法
時期ごとに調理方法をご紹介します。
過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!
初期(生後5〜6ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
中期(生後7〜8ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
後期(生後9〜11ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
完了期(生後1歳〜1歳6ヶ月頃)
ゆでてあるものをそのまま使用してもOK。
(まるのみしてしまい、まだ大きそうな時は1/2の大きさに)
シチューに入れたり、パンケーキに入れたり、そのまま手づかみ食べもできます。
食物アレルギーについて
とうもろこしは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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